1分で読める小さなお寺の法話集

子育て、人材育成に関する法話を実話と歴史から紐解いて書いております。

【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 今年も信仰に振り回された人達が何人も相談にこられましたね。人は教えられても身に付かん。人は気付かんと身に付かん。

2024-12-09 06:14:31 | 法話

【12月10日投稿分】


読者の若者が「住職(拙僧の事)さん、両親がここ数ヶ月、おかしな事ばかり言うので『何か、あったのか』と尋ねると、また、聞いた事のない信仰にのめり込んでるみたいで。お金も『祈願料、供養料』の名目で、結構に高額を出しているらしく『今度は、何をそんなに心配しているの』と尋ねると、両親共がいっちまった目で、鼻息荒く言うには、どうも、そのお参り所の僧侶(拝み屋)から『7代前の先祖がとんでもない事をしている。そのせいで、今後、夫婦の間に亀裂が入り、何もかもが、上手くいかなくなる。この先祖の供養をしっかりしないと、いつまで経っても夫婦の仲は、良くならない』と、まるで、その先祖がどんな生活をしてきたかを、見てきたかの様に言ったそうで。徳川15代で、270年でしょ。という事は、7代前って事は、およそ130年前の先祖って事ですよね。そう古(いにしえ)でもなく、かと言って、そう近くもなく、丁度良い、微妙な時期の先祖を持ち出してきましたよね。この僧侶は、この手の人間(私の両親)の扱いに慣れとるわ」と。


続けて、この読者若者が拙僧に「私の両親の夫婦仲が悪いのは、今に始まったことではなく、お互いに自分勝手な事をしてきたからであって、第三者のせいでも何でもないですよ。その僧侶の前で、夫婦で罵り合う姿でも見せたんでしょうね。そんなのを見せられたら、何とでも理由付けが出来ますがな。そりゃ、その僧侶にしてみたら『よし、よし、カモが、ネギ背負ってやって来たわい』ってなもんでしょ。両親の様子を見ていて『これは、あかん』と思い、両親と一緒に、そのお参り所へ行きましたがな。その僧侶に会った印象を一口で言うならば『胡散臭い』としか、表現の仕様がなかったですね」と。


続けて、読者の若者が「私、その僧侶に『私の家の7代前の先祖が浮かばれてない、と言うからには、あなた(その僧侶)の認識では、まず、向こう岸(彼岸)には、あの世も、地獄も極楽も、存在している、と確信している、という事ですよね』と問うと『その通りです』と自信満々で即答を。『なるほど。で、その7代前の先祖が、私の両親にちょっかいを出している、という認識でいいんですよね』と問うと『その通りです』とまた、自信満々に。『その7代前の先祖が、あなた(その僧侶)に、俺の供養をしないと、いつまで経っても、夫婦仲は良くならないぞ、と言ってる、という事なんですよね』『そういう事です』と。『そこまで私の家の先祖と意思の疎通が出来てるんなら、あなた(その僧侶)から、私の家の、その7代前の先祖とやらに、こう言ってやってくれませんか。あんたのやらかした事の後始末だが、俺達(子孫)にどうせいっちゅうんじゃ。あんた(7代前の先祖)がやらかしたツケを、子孫(私達)に払わせる前に、あんたの目の前に閻魔大王がおらっしゃるんじゃろ。自分がやらかした事なんだから、自分でそのツケを閻魔さんに払いないや』とその様に、私の先祖とやらに言うてやってくだっせ』と私、その僧侶に言いました」と。


更に、この若者は拙僧に「続けてですね、この僧侶(拝み屋)に『私の両親があなた(その僧侶)のお参り所に行き出して、もう1年近くになりますが、その間、供養料として、相当な額を渡していると思いますが、両親の自分勝手は一向に治っておらず、毎日くだらん喧嘩を、飽きもせずに続けておりますが、これは、何ですか、あなたの供養力じゃ、私の先祖は永遠に浮かばれない、という事ですか。その間、永遠に高額供養料を払え、という事ですか』と問い詰めると、その僧侶は無言に。更に、私『あなた(その僧侶)があると確信している地獄極楽ですが、地獄に行くというは当然、この世で悪さしたからでしょ。その悪さした人がまた、あの世からこの世に里帰りして来て、また悪さをしてるという事ですか。閻魔はんはそれを《おう、やれ、やれ》と注意もせずに、只々見てるって事ですか。そうだったら、閻魔はんの存在価値なんてないでしょ。これ、あなた(その僧侶)は、どう思いますか』と問い掛けると、全く無言になりまして」と。


更に続けて拙僧に、この若者が「その後はこの僧侶とは、全く会話にならなくなったので、両親を連れて帰りました。これで両親も少しは、目が覚めたんじゃないかな、と思います。というか、目が覚めたと思いたいですね。これまでに幾つ、信仰の梯子(はしご)をしてきた事やら、このお2人(両親)さんは。住職の法話を引用して、そのままその僧侶にぶつけましたが、勝手に使って(引用して)すいませんでした」と、この読者若者が。対し拙僧「いやいや、お役に立てたのなら、それはそれでよかったです。信仰は特別な物じゃないですもんね。特別な物にしている者がいるだけで。責任を自分で背負えない者に限って『カモが来た』と、紛いもの(拝み屋さん)の餌食になっていきますわな。この様な相談ですが、拙僧も過去に、相当数受けてきましたよ」と、この読者の若者に。


最後に拙僧、この若者に「ある高僧がですね、拙僧が若い頃に、こんな事を言われたんだよね。『信仰(団体)の起こりは全て初めは、見えた、聞こえた、付いた、祟った、病気になるぞ、死ぬぞ、の脅し信仰、おかげ信仰から始まる。そこから徐々に教理、経典が確立されていき、教育を受ける事によって、不思議信仰が段々と薄れていき、責任は全て自分にあり、の自業自得(自分がやってきた事が、今ここにある結果)、諸行無常の人の道を説く、まともな信仰に変わっていく。が、この教理、経典が確立されてないところは、いつまで経っても、見えた、聞こえた、付いた、祟ったの脅し信仰はなくならない』とその様にその高僧が言われてたよね。まあ、でも、奇抜な信仰がなくなる事はないかな。一定数(責任を取りたくない、責任転嫁人)は、そんな信仰(お金を出せば、努力せずとも幸せになれる)が好きな人達が未来永劫、存在し続けるだろうからね」と。


今年も信仰に振り回された人達が、何人も相談に来られました。人は教えられても身に付かん。人は気付かんと身に付かん、ですもんな。気付く為には、それ相当の失敗(痛い経験)を繰り返さないと、ですな。如何に数多の知識を持っておろうとも、それに経験が伴ってなければ、ただの『物知りさん』に過ぎん。ただの『物知りさん』では、実戦の時に何かしらの支障が。昨今は、この様な人が少なからず、かな。何せ、何でもかんでも『スマホピコピコ』で検索し、それを正解と信じる時代ですもんね。洗脳しようと思えば、スマホを利用すれば、簡単に人を洗脳できまっせ。


【付録】

拙僧はこれまでに法話の本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳。これより先の残された時間を、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、12月15日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 不倫、浮気は、当人と相手、家族の問題。仕事を止める必要などない。働いてもらいましょう、玉木さんには。

2024-12-06 12:30:32 | 法話

【臨時法話】  昨日投稿した法話の付け足し。


拙僧法話の読者女性が「住職、国民民主党の玉木代表が不倫処分で3ヶ月の役職停止ですって。住職が以前の法話で、この玉木代表の問題を『浮気、不倫問題は、当人と不倫相手と家族の問題であって、他人は関係ない。そんな事でいちいち仕事をストップさせてどうする。世の中には、なんぼ程、不倫してる男性がおると思っとる。そんな男性を皆々吊し上げて足を止めようもんなら、日本の動き(経済)が止まってしまうわい』と。ほんと、そう思いますよね。世の中には、男性と女性しかいないんだから、何かしら起こりますがな。それに、不倫、浮気は、男性1人だけじゃ出来ないんだけどな」と。


更にこの女性が「仕事の出来る男性は、魅力があるから、女性がほっとかないでしょ。男性だけを責めるは、違う様な気がする。この玉木代表もそうだけど、最も辛い思いをしている奥様が、怒りを飲み込んで支えようとされているのに、第三者が騒ぐ問題かい。それに、浮気、不倫は、犯罪と違う。罪の償いするは、当事者さん達だけでよか。政治の仕事をストップさせる事じゃないでしょ。清廉潔白で真面目でも、政治の仕事が出来ない政治家など国民にとっては何の益もない。第一、政治家さんに清廉潔白を求めている国民なんているの」と。


更に続けて、この女性が「ググッてもらえたらわかりますが『不倫をした事があるか、不倫をしたいと思った事があるか』のアンケートが方々で取られ、統計結果が公表されていますが、男女共に少ない数じゃないですよ。勿論、不倫、浮気がいいとは言いませんが、国民の文句を止める為だけに、形だけ取り繕う処分は必要ない。働け、ですよ。不倫問題に限らず、昨今は、何にでも噛みついて、あっちこっちで世の中の流れを止めて、自分達で自分達の住む世界を窮屈にして、何が楽しいんだろう。そう思わない、住職」と。「御意です。拙僧が喋る事は、何もございません」と。


【付録】

拙僧はこれまでに、約10年間でSNSに3000話の長短法話、また、法話の本を3冊、世に出させて頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで。尚、檀家は千葉県にも)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳です。父親の他界年齢を基準にすれば、あと僅かに10年。これより先の残された時間は、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


下記で拙僧の過去の法話を読む事が出来ます。興味がございましたら、是非。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

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【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、12月10日です。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 京都の大原にある寂光院は、平清盛公の娘さん、壇ノ浦で入水された安徳天皇の母君、である建礼門院徳子様所縁のお寺。

2024-12-04 20:07:06 | 法話

【12月5日投稿分】


京都へ仕事で伺った折、時間が許しましたので、久し振りに家内と大原の寂光院(聖徳太子が父君用明天皇の菩提を弔う為に建てられたお寺)に参拝しました。このお寺は、平成12年(2000年)5月の夜中、放火(油が検出)によって、見るも無惨に全焼。今だに犯人は捕まっていないとの事ですもんね。このお寺は天台宗の尼寺で、平清盛公の娘である建礼門院徳子さん所縁のお寺。壇ノ浦でご子息安徳天皇と共に入水自殺を。が、徳子さんは敵(源氏側)に助けられて一命を。その後は、安徳天皇と平家一門を弔いながら、余生をこの寂光院で過ごされたとの事。だが、何の恨みかは知らないが、平家物語にも登場するこの名刹に火を。そうあってほしいの願いだが「よくもわが娘のお寺に、火を付けおったな」と既に、平清盛公からその犯人、鉄槌を喰らっておるんじゃないのかな。人の目は誤魔化せても、自分の心を誤魔化す事は、出来ないですもんね。悪い事をした、という心は生涯付き纏う事になる。それこそが、清盛公の鉄槌かな。


罰(バチ)といえば、こんな話がありますよね。弟子が師匠の山岡鉄舟に「神仏の罰(バチ)とは、本当にあるのですか」と尋ねた。「何でか」と問い返すと「罰(バチ)というは、本当に当たるものなのかなと、この1年間、神社の鳥居に小便を掛け続けましたが、一向に罰(バチ)など当たりませんでした」と答えると、山岡鉄舟が弟子に「もう既に、お前には罰(バチ)が当たっておるわ」と。「えっ、どんな」と聞き返すと「そんな事(鳥居に小便掛け)をしても、恥ずかしいと思わない心になっておるが、既に、神仏の罰(バチ)が当たっておる、という証拠だ」と。拙僧も含め、この言葉(そんな事をしても、恥ずかしいと思わない心)に当てはまる、身に覚えがある人って、結構に多いでしょうね。


家内と寂光院の本堂に座り『祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響き、盛者必衰の理』をしみじみ味わっておりますと、そこに60代ぐらいかな、観光客らしきご夫婦が参拝して来て、本堂に足を踏み入れるや否や、旦那さんの方が「何だ、この寺の回廊は。落ちたらどうするんだ、大怪我するぞ。手すり(欄干)ぐらい付けておけよ」と、やや大きめの声で文句を。すると、奥様の方が旦那さんを白けた目で睨み「落ちない様に気を付ければ済む事でしょ。文句を言えば、何でも対応してくれると思いなさんな。こんなに長い間、回廊に手すりが付いてないという事は、誰も落ちてない、という事なんじゃないの。危険だと思えば皆、それなりに気を付けるわよ」と小さな声で一喝された。この奥様の言葉は、言いたい放題文句を言う、今の日本の縮図を、見せ付けられている様な気がしましたね。


この奥様の言葉を聞きながら拙僧、ある事を思い出しました。子供に見せたくない番組(8時だよ全員集合、ロンハー、クレヨンしんちゃん、など)というランク付けを定期的に、今も昔も飽きずにやっておりますが、見せたくないという親の言い分が「真似をしたら、どうするんですか」というものらしい。いやいや「親は子供達に、真似をさせないでくださいね」で済む話にて。世の中(社会)に出れば、子供に見せたくないものなんて、それこそ山ほどありまっせ。テレビ番組だけを規制しても、どうにもならんですばい。子供が世の中で染み付けてきたものを、家庭が濾過出来る場所でありさえすれば、然程問題ではない。まず、考え違いをしてはならないは、子供が生まれて初めて、人間の醜さ、人間の欲深さ、汚さ、嘘、二枚舌、悪口を目に耳にするは、両親の姿から、なんだけどな。世の中に文句を言う前に、親は、まず、自分の姿勢を正す事の方が、先ではないですかね。


さて、一昨日は、仙台で檀家82歳男性の葬儀をさせてもらいました。仙台のどこかのお寺さんに頼むという手もあるのに、わが寺が菩提寺という事で、わざわざ北九州の拙僧を呼んでくれました。ほんと、有難い事ですよね。葬儀の後、奥様に「夫婦位牌(めおといはい)にしましょうね」と持ちかけると「え〜、死んだ先まで、横に並ばないといけないの」と心にもない事を。「気心がわかってるから、楽でしょ。未来永劫の話なんだから。ご主人の戒名は、名前の『好(このむ)』を貰ったよ。ご主人のご両親は恐らく、命名する際に『魅力的な人間に育ってくれる様に』との思いで、この『好』という漢字を選ばれたんではないかな、と。実際、そんな人間に成長し、人情に厚い人生を過ごされましたもんね、ご主人さんは。そういう意味合いから『淳』の漢字を使い『〇〇院〇〇好淳居士位』と授戒させてもらいました。先で奥様が他界した時は、お2人の遺骨を粉砕機にかけて粉状態にしましょうね。1つの骨壷に十分納まるから、寂しくない様に、その様にしましょう」と言うと、また「え〜」と嬉しそうに、心にもない声を。


【付録】

拙僧はこれまでに、約10年間でSNSに3000話の長短法話、また、法話の本を3冊、世に出させて頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで。尚、檀家は千葉県にも)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳です。父親の他界年齢を基準にすれば、あと僅かに10年。これより先の残された時間は、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


下記で拙僧の過去の法話を読む事が出来ます。興味がございましたら、是非。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

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                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

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【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、12月10日になります。添付写真は、大原の寂光院。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽しい人生に】 お通夜、葬儀は、残った人間の為に行うもの。お世話になった故人への、最後の御礼報謝の心向けにて。

2024-12-02 11:04:01 | 法話

【臨時法話】  お通夜、葬式とは。


10年前、息子さんの仕事の関係で、北九州から仙台に移り住んだ檀家夫婦が。その82歳ご主人が10日程前(11月23日)から危篤状態に。12月1日(日曜日)にわが寺では、1年の納めの御礼報謝の法要が。が、他界の知らせが来れば、拙僧は即、仙台の方へ。現地のお寺を頼めば済む事を、わが寺が菩提寺とはいえ、わざわざ北九州の拙僧を呼んでくれるとは、何とも有難い事にて。11月29日に奥様から電話があり「医師から『今晩が』と言われました、との報告が。息子2人に拙僧「そうなれば、父さん抜きで法要を勤めろ」と。ところが12月1日にも訃報の連絡はなく、法要後の法話で「拙僧はこれまでに1000人以上の葬式を勤めてまいりましたが、超偶然だとは思いますが、拙僧がお寺にいない時に、どうしても時間が取れない時に、通夜、葬式になった事が1度もないんですよね。遠方に長期間出かけている時も、必ず戻ってから旅立って逝かれます。拙僧がお寺に帰ってくるを、待ってくれているかの様に。この度も、法要が終わった途端に、連絡があるんじゃないですかね」と、法要の参列者さん達に、そんな話を。


すると、何と法要終了1時間後に、奥様(仙台)から「主人が今、旅立ちました」との連絡が入りました。間違いなく偶然だとは思いますが、ほんとに毎回、驚かされますね。旅立とうとされている人達は、何ですか、魂かなんかで飛んできて、拙僧の動きを監視でもしてんのかな、と思える程です。別に、オカルトめいた話をしている訳じゃないですよ。そういう風に思える、というだけの話です。今現在、拙僧は息子と2人で仙台に向かっております。今晩(2日)19時からがお通夜で、明日(3日)9時からがお葬式です。火葬後は、初七日の取り上げ法事をしてから、北九州に戻るように予定をしております。


こんな話を投稿しますと、法話の読者さん達から「北九州から仙台まで、葬儀に行かれるんですか」と驚かれますが「檀家さんですからね、そりゃ、当然、行きますばい」と拙僧。10年前、北九州を離れる時、このご夫婦から「宮城県(仙台)の方で菩提寺(先祖を弔うお寺)が見つからなかったら、どうすればいいですか」と問われた時に拙僧「心配せんでよかばい。仙台はすぐそこだから。拙僧は、怖いから飛行機には乗れんが、小倉駅を10時半に出れば、仙台駅に18時10分には着きます。19時のお通夜なんて、余裕ですよ」と。親の代からの檀家さんですもんね。数多にある寺院の中から、わが寺を菩提寺として選んでくれたんですもんな。しっかりと見送る責任が、住職にはあります。お通夜、葬式は、故人の『人間卒業式』にて。家族、親族、縁者さん達、故人にお世話になった人達は、みんなで「お疲れ様でした」と、御礼報謝の法要を勤めないといけないですよね。


【付録】

拙僧はこれまでに、約10年間でSNSに3000話の長短法話、また、法話の本を3冊、世に出させて頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、デイサービス、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで。尚、檀家は千葉県にも)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳です。父親の他界年齢を基準にすれば、あと僅かに10年。これより先の残された時間は、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


下記で拙僧の過去の法話を読む事が出来ます。興味がございましたら、是非。


金剛寺ブログ    :https://blog.goo.ne.jp/junko-0808

金剛寺ツイッター  :https://twitter.com/kongouji093

金剛寺フェイスブック:https://www.facebook.com/天徳山-金剛寺-1543297575974719/

                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

金剛寺インスタグラム:https://www.instagram.com/tentokuzan_kongouji/?


【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、12月5日になります。





【住職の法話。考え方を少し変えるだけで、苦しい人生が、楽し人生に】 昨日から、1年の御礼報謝で高野山の奥之院へ参拝に。宿泊は常に、別格本山大圓院さまへ。

2024-11-26 08:49:20 | 法話

【臨時法話】


コロナが猛威を振るい始めた初期の頃は、流石に人間同士(国家間も)の争いも影を潜めていましたが、その数年後には、ロシアがウクライナに侵攻、その他の国々もまた、遅れちゃならんとばかりに、他国にちょっかいを掛け始める事に。石川五右衛門さんが言ったとされる時世『浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ』は、残念ながら、真理の中の真理ですかね。新生児の誕生と同時に、1つの欲もまた、誕生してきますもんね、未来永劫に渡って、この繰り返しが人間社会です。日本の国内でも、コロナ以前とは少し雰囲気(犯罪など)が違ってきたかな、と感じているのは、拙僧だけでしょうかね。昨今ではSNSで、犯罪のアルバイトを募る様になり、普通の子がその泥沼に。


英国に住む甥(英国人に嫁いだ拙僧妻妹の息子達、英国人ながら日本語ベラベラ)が以前、こんな事を言っておりました。「叔父さん(拙僧)、日本に行った時、僕が小倉駅で降りた折、新幹線の中に財布とスマホを忘れたでしょ。あの時、東京駅に電話したら『届けられてますよ』と。ほんと、びっくり、驚いたよ、完全に諦めてたのに。ロンドンだったら、絶対に戻ってくる事はない。ロンドンでは16時以降になると、街の雰囲気もガラッと変わり、危険を感じる様になる。何故、こうなったかというと、やっぱり、移民制度の影響が大きいかな。世界の国々で移民制度で成功している国はないでしょ。日本は移民制度は取ってないけど、外国人労働者をこれだけ受け入れたらね。僕、調べたんだけど、2025年の日本の外国人労働者は210万人以上になると。労働力人口に対する割合では4%になり、イギリスを上回る比率になるんだってね。2070年には、10%を超えてくるんでしょ。移民制度を行なっているのと、そう大差ないよ。日本も近い内に色んな面で、治安が悪くなっていくだろうね。若い人達が、結婚はしないわ、子供はいらないわ、では、外国人労働者を受け入れるしかないもんね」と、この甥が。


対し、拙僧「君は、結構調べてるな」と返すと「だって、マミーは日本人だもん。そんな話をよくするよ」「そうだな、そう遠くない内に『日本も数十年前までは、平和な国だったらしいよ』という声が、当たり前の如く、飛び交う様になってくるかもな。だけどな、そんな環境になっていく中でも、今度、アメリカに続いて2カ国目の『ウーバーイーツロボット配達』が大阪で試験的に実施されるんだってよ」「へえ、それは凄いね。だけど、途中で盗まれて、永久に依頼者に届かない、なんて事にはならないの。• •  •  そっか、日本ではそんな事にはならないか」「今現在では、ちゃんと依頼者に届くんじゃないかな」と。


昨日から、年の納めの御礼報謝で、高野山に来ております。宿泊は常に別格本山、大圓院様に。毎年、この折に、ご住職の藤田先生と会話するが楽しみでなりません。高野山に着いたら即、その足で奥之院へ。一橋から奥之院までの2キロの参道に、20万墓以上のお墓、供養塔が所狭しと建ち並び、一橋から足を踏み入れたすぐ横には、鶴田浩二さんのお墓が。足を進めていくと、大岡越前公、武田信玄公、上杉謙信公、徳川吉宗公、明智光秀公、石田三成公、豊臣秀吉公、織田信長公など、名だたる戦国武将の供養塔が数多に。また、法然さん、親鸞さんなどの高僧、名僧の供養塔も。供養塔の大半は、五輪の塔(下から、地、水、火、風、空)の形で建てられていて、いつの時代に建てられたのかを確認するには、下から数えて3番目の『火』の形を見れば、よくわかります。四方の先端がなだらかであれば、穏やかな時代であった事を表し、四方の先端が鋭く反(そ)り立っておれば、戦火激しき戦国の世に作られた物と判断を。これから先、日本はまた、この様な四方が鋭く反り立つお墓を、建てにゃならん時代(戦争)が来るのかな。


【付録】

拙僧はこれまでに法話の本を3冊、世に出して頂きました。そのご縁がきっかけとなり、テレビ(約半年、週1回)、ラジオ、新聞、雑誌などや、教育委員会、学校、幼稚園、病院、老人ホーム、町内会老人の集い、倫理法人会、他宗寺院、葬儀斎場、社員研修などへの講演(北九州在住の拙僧が、遠方では九州南部、関西、関東、北陸、東北まで)にも呼んで頂き、方々で法話交流を。あらゆる話とまでは言えませんが、様々なジャンルである程度(仏教仏事系の他にも、癒し系、漫談系、人生系、目から鱗系、子育て系など)の話が出来ると思いますので、何かのお役に立ちそうでしたら、時間調整の許す限り、集いの大小問わず(参加者数人でも)足を運ばせて頂きますので、お気軽に、facebook、X、Instagram のメール(コメント欄)で、お声を掛けてくださいませ。勿論、この様なお話でいいなら、でございますが。拙僧も今年で62歳。これより先の残された時間を、1人でも多くの人のお役に立てれば、との思いです。『今、自分に出来る事を、今やる』ですね。


約10年間でSNSに投稿した3000話の長短法話を下記で読む事が出来ます。


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                   拙僧が持つグループ「出会うは運命、出会ってからは努力、最後は感謝」

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【追伸】尚「法話が長い」と不快感を示されておられる方々には、大変心苦しく申し訳ないので、拙僧の法話が目に入らない様に『ブロック』をさせてもらっております。楽しみにされている方々もおられますので、ご理解頂きまして、それでどうか、ご容赦くださいませ。


次回の投稿法話は、12月1日になります。