次の様な相談を偶にお受けする事が。特に、この年末時期に。超進学校に合格した安心からか、俺は勉強が出来るんだ、からか、1年、2年と勉強を怠け、深刻な進級問題に。そうなったのは、自分の責任以外に何もないのに、親に当たり散らかして、不貞腐れるというパターン。何故か拙僧の所へ来るは、全て男子生徒。
【追伸】
こんな子供達には、殆ど同じアドバイスを。「親でも、助けられる事と、助けられん事がある。親に当たり散らかして、どうにかなる問題ではない。親に当たり散らかしても、勉強するんなら、よか。ストレス解消も必要だからね。が、当たり散らかすだけで、何もしないでは、話にならん。先生が親(保護者)と生徒を学校に呼び出し、この時期に厳しく指導するは、最後通告だよ。今の段階で君が勉強に付いていく事は無理、は、先生達は百も承知。つまり、最後のチャンスを与えて、君のやる気(3年生に上げても、大丈夫かどうかの判断)を見てるんだ。授業中は寝る、提出物は出さん、遅刻はする、と。それでは『やる気がないんだな』と先生達もサジを投げるわな。仮に、留年したとしても、君の友人達の何割かは、大学浪人するはず。高校でもう1年勉強するか、予備校でもう1年勉強するか、の違いだけ。超進学校の先生と予備校の先生、質に変わりはない。気持ち的に『下級生と勉強をするは、恥ずかしい』というプライドを捨て切るかどうかだ。なかなか入る事の出来ない高校に入ってるんだ。やれば、出来るはず。これから先の長い人生と、留年する1年とを、天秤に掛けてごらん。自ずと答えは出るはずだ。自分でやらかした事だ。自分でけじめを付けるしかない。人間の人生は全て『そうすれば、そうなる。そうなったのに、まだ、そうするか』だよ」と、相談に来られた生徒さんと保護者には、この様な話をじっくりと。
教育問題に限らずこの国は、どうも、防衛を含む諸問題に対しても、何か妙な自信があるのか、新しい事に踏み込むのが面倒臭いのか、行き着くところまで、行かないと、本腰を入れる気にならないのかな。人は教えられても身に付かん、人は気付かにゃ身に付かん、ですもんね。どれもこれも、世の中に充満している平和ボケの弊害が出てるのかな。