檀家高校生が「どうして日本は、周囲は危険国だらけでやばい状態なのに、こんな悠長に、住職」と。「基本的に『起こってほしくない事は、起こらない』と変な自信があるんだろ。人は交通事故を起こしても、自分は起こさない。人は死んでも、自分は死なない。世界で戦争が起こっても、日本では起こらない、とね」と。

【追伸】
この高校生が呆れた顔で無言に。対し拙僧「俄には信じられん、という顔をしてるな。少しでも危険を感じているなら、この国は、もっと前に何かしらの方策を講じてるよ」「何かしらって」「喧嘩を売ったら、即、反撃してくる力のある者に、喧嘩を売る者などいないでしょ。世界情勢は次々に変化(トップ交代の度)を。変化する度にそれに合わせ、慌てて対策を練ってたんでは、間に合わんだろ。戦争を本気で避けたいなら、喧嘩を売ってこれない、何が来ても対応出来る、強い国力を持つしかないよね。常に『真実は小説よりも奇なり』だよ。拙僧は今年、還暦。今ここで死のうが、20年先に死のうが、そう大差はない。問題は、君達の時代だよ。今、この国を背負ってる大人の責任は大きいと思うよ。丸裸(無防備)のこの国を、将来の子供達に『ほれ、やる。あとは良しなに』と死んでいくは、あまりにも無責任だと思うがな」と。
