【臨時法話】
檀家の爺様が「住職よ、あの国はまた、何かやったな。デパートで子供がお母さんに『買って、買って』と、駄々捏ねてるのと同じだよ」と。「 無視されるのも嫌、という事なの」「生活が出来んようになるだろ、援助がなきゃ。ロケットにしたって、他国に撃ち込むなんて勇気はないよ。やったもんなら、終わる、を彼は知ってるよ。頭脳は明晰なんだろ。こんな狭い地球の中で、もっと仲良く出来んもんかな」と。「個人対個人、会社対会社、国対国にしても、喧嘩は全て、限りある物の奪い合いだもんね。同じ手に入れるなら、奪い合うより、分かち合う方がいいと思うが。そこは人間の欲、そうはいかんのかな。石川五右衛門さんが辞世で「浜の真砂は尽きるとも、世に盗人の種は尽きまじ」と。これは、真理だね。1人の人間の誕生と同時に、1つの欲もまた、誕生してくるもんね、未来永劫に。
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