”屋根より高いこいのぼり”との歌のように、以前はいくつものこいのぼり
が5月の空を威勢よく泳いでいましたが、今ではわたしの地区では1,2軒の
みです。
大都市はもとより地方ではますます少子化で、わたしの組20数軒でも、子ど
ものある家庭がどんどん少なくなり、2~3軒だけです。
老人家庭が多く、その子供達は遠くに職を持ち、たまに帰ってくるくらいです。
しかし今日はこどもの日で、家の横の空き地や地区の運動場にはにぎや
かな子どもの声がしました。連休で里帰りのこども数人が運動場にあるブラ
ンコや滑り台、その他の遊具で遊んだり、草原ではクローバーの中から、四葉
を探したりしていました。
3,4軒離れた家には3人の子どもが居てそれぞれ小学校3年、2年、保育
所生です。毎朝家の前を通って通学ですから、よく声を掛け話をします。
最初ははにかんでいましたが、最近では遠足のことや、学校のこと等話して
きます。
被災地の子供達の中には、いろいろ離れて暮らしていたり、両親をなくし
た子どももいますが、明るい子供達の顔にほっとしますが、日が経つにつれ
悲しみが心にどのように影響するか切ない気持ちになります。
健やかに懸命に頑張って生きている姿に感動もします。今はこの子達の
上に幸あれと願います。