夕映えに

陽が落ちるまで輝きたい、くさぐさの記録(日々の出来事、読書、スポーツ、友だち)

映画「沈まぬ太陽」 上映の3時間22分超大作

2009-11-16 18:24:09 | Weblog

   1年余りを要して制作された映画「沈まぬ太陽」を観てきました。
   社会派作家の山崎豊子さんの原作で10年近く前に5巻発刊され,
   当時 読んで感銘を受けた本でした。
              
      映画化はとても難しいだろうと思っていましたが、3時間22分と言う
   長時間、まれに見る大作の映画となりま した。(上映に当たっては
   途中で10分間の休憩が入る)

    キャストも主人公 恩地を渡辺 謙さん準主役 行天を三浦友和
  さん
 共演者も豪華な顔ぶれでした。
         

       ストーリー

   国民航空の職場の待遇改善を求め企業と争った労働組合委員長
   恩地は左遷人事とし カラチテヘランナイロビ支店に8年間のたら
   い回しの勤務をさせられる。左遷の苦悩や家族との葛藤などあるが、現
   地での人間関係も後のナレーションとして浮かぶ。
            

   一方友であり、共に労組の副委員長であった行天は幹部に取り
    入り出世街道へと、駆け上る。(最後は地検の捜査を受けるが)

   帰った直後に起きた御巣鷹山遭難事故で救援隊として、現地で惨劇
   
目の辺り にし、被害者家族への気持ちをこめた折衝をする。
          御巣鷹山 
       
   1985年8月12日墜落のボーイング747   516の遺体が並ぶ   
     

   幹部のアメリカのホテル買収などの汚職を思わせる事件も絡み、時
    の総理は、紡績会社から国見(石坂浩二)を会長として迎え、恩地は
    会長の下で右腕となるが、またしても組織の陰謀で会長は職を追われ
    る。

   そして恩地は再びナイロビへと、しかし以前とは異なる気持ちでアフ
    リカの悠大な土地に目を向ける。

   巨大な象が、シマウマ・キリンが、ライオンが、水牛の群れが駆け
    るアフリカ、サファリをジープで走る恩地の姿があった。
        そこは赤道直下まさに「沈まぬ 太陽」 を目の当たりにして・・・・
    それでも「明日はやってくる」 と・・・・・

   3時間30分が長く感じないで見終わりました。主人公恩地元の
    人間性(最後まで遭難者家族を思う心)は、作者山崎豊子氏に通じ
    るものでしょう。

    「沈まぬ太陽」を見て家に帰ったら、陽は沈んでいました。

   



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5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
読みましたよ (ふくちゃん)
2009-11-16 22:02:02
貴方が読んだ後、本を買ってきて読みましたよ。映画もよかったみたいね。
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ふくちゃんへ (純子)
2009-11-16 22:25:31
読み応えのある本だったでしょう。本の方が
描写は詳しいけれど映像はスケールの大きさに感激ですよ。特にアフリカの様子や、日航機遭難現場などすごい迫力でした。

 最後のサファリ、まさにいつまでも沈まぬ太陽は圧巻でした。機会があったら映画もお勧めします
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ありがとう (ふくちゃん)
2009-11-17 01:21:52
映画を見に行きます。時間があればですよ・
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感動 (おけいはん)
2009-11-17 06:35:12
本も読んで、映画も見てって
すごい感動したでしょう。

上野にも来ているけど、
忙しくていけませんでした。
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おけいはんへ (純子)
2009-11-17 06:47:21
いい映画でしたよ。ストーリーはわたしなりに書いたので、大体はお分かりでしょう。

 上野はまだやっていませんか?
 またいい映画があれば見たいですよ。1年に2~3回ですがね。
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