朝日新聞 2009年5月18日18時31分
新型の豚インフルエンザの感染が確認された人は増え続け、18日午後6時現在、兵庫県と大阪府で累計135人(成田空港の検疫で判明した4人を含む)になった。感染者が集中する複数の高校と接点が見当たらない人も相次いで判明し、社会活動への影響も広がりつつある。
17日までに判明した感染者は、兵庫県内の複数の高校と大阪府茨木市の私立関西大倉高校・中学の生徒が中心だった。各校の生徒や家族の感染者がさらに増えたほか、新たに大阪府立の春日丘高校(茨木市)と柴島(くにじま)高校(大阪市)の生徒なども感染が確認された。関西大倉では17日現在、発熱などを訴える生徒が感染者以外に62人いるという。
18日午前に神戸市が発表した新たな感染者25人のうち、最年少は5歳男児、最年長は60歳の男性。兵庫、大阪両府県で10歳未満と60代以上の感染者判明は初めてだ。
感染者のなかに社会人が含まれていることも相次いで明らかになった。
三菱東京UFJ銀行は18日、三宮支店(神戸市中央区)の20代の女性行員が感染したと発表。15日は窓口で通常の仕事をしていた。同支店と三宮支社に勤務する70人のうち幹部以外の約60人を18日から自宅待機とし、代替行員を派遣して営業するという。
ジェイアール西日本デイリーサービスネットは18日、JR三ノ宮駅構内のコンビニエンスストア「デイリーイン三ノ宮2号店」の50代の女性店員が感染したと発表した。17日午前、のどの痛みと頭痛があったが、マスク着用で接客していたという。接触したおそれのある従業員を自宅待機とし、8店舗を休業にした。
近畿地方整備局によると、豊岡河川国道事務所(兵庫県豊岡市)の30代の男性委託職員の感染が確認された。業務に影響はないという。
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