先月の新車売上げ(軽自動車を除く)のTOPにホンダのインサイトが入り、トヨタのプリウスが一度もTOPに成れなかった事態をハイブリッド車で初めて打破した。
今、私が乗っているのがホンダのシビックなので、私はインサイトに乗り換えるつもりであるが、今年の車検にするか次回の車検にするかはまだ決めていない。
と言うのは、今乗っているシビックもミレニアム・モデルチェンジ(2000年)の直後に購入したのであるが、様々なパーツで「改善キャンペーン」と称して交換キャンペーンを実施し、確か3回くらい「ドック入り」した経験があるからである。
その最後は何とエンジンを全部交換と言う心臓部の「不適合」(ISO9001的表現)であった。
これらは、全部無償交換であったが、改善キャンペーンと言うよりはリコールに近いものではなかったのか?と今でも思っている。
従って、インサイトも今回最初の「市販車」(プロトタイプ的なものは数年前の自動車ショーやホンダのWebサイトで出ていたが)と言うことで、多くのユーザーが使用する中で、様々な「不適合」が見つかってゆくものと思う。
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さて、朝日新聞が以下の記事を掲載しているので引用する。
プリウスvs.インサイト HV車対決は乗り比べが人気(朝日新聞) - goo ニュース
2009年5月24日0時19分
新型プリウスの発売から最初の週末を迎え、
商談を進める販売店=東京都世田谷区
ホンダのハイブリッド車、インサイト。
=神奈川県大和市
トヨタ自動車がハイブリッド車(HV)、3代目となる新型プリウスを発売してから最初の週末となった23日。ホンダのインサイトとの攻防が本格化し始めた。乗り比べの試乗会も開いて攻勢をしかけるトヨタ。これに対し、ホンダは「より小型の車ならではの運転のしやすさ」で応戦する。HVは自動車不況の救世主になれるのか。
神奈川県内のトヨタ系3販売会社が、横浜市内で23日始めた新型プリウスの試乗会。週末2日間で設けた計320組の枠は、昼には予約でいっぱいになった。
約5キロのコースを走る試乗の目玉は「乗り比べ」。計15台の新旧プリウスとともに、用意したのは7台のインサイトだった。ガソリンエンジンと電気モーターを併用して走るHVのなかでも、プリウスはモーターだけでも走れるのが特徴。担当者は「実際に乗ればプリウスの強みがわかってもらえる」と話す。23日の来場者の過半がインサイトと乗り比べたという。
国内の新車市場は1~4月で前年同期より2割以上縮んだ。歴史的な販売不振の「救世主」(渡辺捷昭社長)として、トヨタが投入した新型プリウス。最も安いモデルは205万円と旧型よりも約30万円価格を引き下げた。燃費も7%向上させ、ガソリン1リットルで38キロ走れるようにした。
東京トヨペット成城店では23日午前、前週の土曜日より5割近く多い商談が舞い込んだ。販売店によると、注文してから実際に手元に届くまで4カ月半かかる。
一方、プリウスを迎え撃つ形になったホンダのインサイト。プリウスを更に下回る最低189万円という手頃な価格を武器に、4月の国内新車ランキング(登録車)で、HVとして初の首位の座に立った。発売3カ月で約2万台が売れた。
だが、ホンダカーズ中央神奈川の相沢賢二会長は「トヨタとホンダとでは販売力が違う」と気を緩めない。プリウス発売当日の18日には、全社員が分散してトヨタの販売店を「敵陣視察」した。
プリウス対抗策として強調するのは、小回りの良さ。5ナンバーのインサイトが、3ナンバーのプリウスよりも小さいことによる運転のしやすさだ。インサイトの納期は約2カ月。相沢会長は「プリウスの納期を待てない顧客をうちに取り込めるチャンス」と分析する。
激しい競争は、値引き合戦につながるのかどうか。両社とも今のところ「景気を良くするきっかけになりそうなHVを、互いにつぶし合ってはならない」(ホンダの小林浩日本営業本部長)と否定的。
むしろ、自動車業界は政策による実質「値引き」効果に期待を寄せる。東京トヨペットによると、プリウスの下取り車のうち、政府の買い替え補助金の上限(25万円)の対象となる13年以上前に買った車の比率が上がってきているといい、「エコカー減税と合わせた政策支援の効果が出始めた」(井上博巳新車部長)との見方も出ている。(大日向寛文)