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盧武鉉氏の自殺? 韓国に衝撃!

2009-05-23 20:37:35 | 国際関係
2009年5月23日(土)

 韓国の政治民主化の立役者の一人で前大統領の盧武鉉氏が自殺したと言う。

 メディアは「飛び降り自殺」と表現しているようだが、日本でも政治家や高級官僚の汚職などの事件で、その部下や秘書が自殺と称して口封じされてきた経緯があるので、盧武鉉氏の“自殺”も予断をもって決めてしまうのはどうかと思う。

 遺書のでっち上げもこういう世界では当たり前に行われていることである。

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韓国【聯合ニュース】の記事から幾つか引用する。

  盧前大統領逝去、元秘書室長「遺書残し飛び降りた」 

           2009年5月23日(土)12:00
【ソウル23日聯合ニュース】文在寅(ムン・ジェイン)元青瓦台(大統領府)秘書室長は23日、「盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領は(自宅がある)慶尚南道金海市・ポンハ集落の裏山から飛び降り午前9時半ごろ亡くなった」と伝えた。遺体が安置された金海市梁山の釜山大学病院で会見したもの。家族に宛て簡単な遺書を残したという。
 文元秘書室長によると、盧前大統領は午前5時45分ごろに自宅を出て集落内の山に登り、午前6時40分ごろ岩から飛び降りたものとみられる。警護員1人が随行していたという。盧前大統領は午後8時13分ごろ病院に移送されたが、9時30分ごろ逝去した。
(聯合ニュース)  


  <盧前大統領逝去>政界に衝撃、各党は緊急会議召集 

          2009年5月23日(土)13:50
【ソウル23日聯合ニュース】朴淵次(パク・ヨンチャ)前泰光実業会長のロビー事件で検察捜査を受けていた盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領が逝去したことが確認されるや、政界に衝撃が走った。ハンナラ党と民主党、自由先進党など各党は23日、「起こってはならないことが起こった」と悲痛感を隠せないようすで緊急対策会議に赴いた。
 与党ハンナラ党は、盧前大統領の逝去が今後の政界に与える影響に神経を尖らせながらも、まだ状況把握が十分でないだけに具体的な言及は控えている。同党は午後3時に党本部で緊急最高委員会を開く予定だ。豪州を訪問中の朴ヒ太(パク・ヒテ)代表も、残りの日程をキャンセルし24日に急きょ帰国することを決めた。趙允旋(チョ・ユンソン)報道官は口頭論評を出し「大きな衝撃であり、言い表せないほどの深い哀悼の意を表明する。遺族にも深い弔意を示す」と伝えた。

 民主党は盧前大統領の突然の逝去が伝えられるや、大きな衝撃に包まれた。特に、李明博(イ・ミョンバク)政権の無理な前政権捜査がこうした不幸な事態を招いたと批判している。同党は午前11時に党本部で緊急最高委員会議を開き、正確な状況を把握するとともに対応策を話し合ったとされる。丁世均(チョン・セギュン)代表は聯合ニュースの電話取材に対し、「信じられない」と述べ、ひとまず状況を把握中だと短く答えた。

 自由先進党も口頭論評を出し、衝撃を伝えるとともに「最近は朴会長の事件で国民を失望させたが、大韓民国第16代大統領として意味のある役割を果たした」と述べた。民主労働党や進歩新党も哀悼の意を示す口頭論評などを出した。
(聯合ニュース) 


<盧前大統領逝去>「つらかった」家族に遺書残す 

             2009年5月23日(土)14:00
【金海23日聯合ニュース】23日午前に逝去した盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領は、家族に宛てた遺書に検察の捜査以降のつらい心境をつづっていたようだ。
 盧前大統領の側近らによると、遺書には「これまで非常につらかった。これまで非常に多くの人々をつらくさせた。本を読むこともできない」と記されていた。また、「恨まないでほしい。生と死はひとつではないか」と複雑な心境を明かした。遺体は火葬し、自宅集落の周辺に小さな碑石を立ててほしいとの言葉も残している。

 遺書の原本は、文在寅(ムン・ジェイン)元青瓦台(大統領府)秘書室長が保管中とされる。警察は遺書の公開有無を遺族と協議中だ。
(聯合ニュース)  


<盧前大統領逝去>遺書全文 

             2009年5月23日(土)15:30

【ソウル23日聯合ニュース】23日午前、登山中に岩から飛び降り亡くなった盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領は、慶尚南道金海市・ポンハ集落の自宅を出る30分ほど前にパソコンに遺書を残していた。最終保存日時は23日午前5時21分となっている。以下はその全文。

非常に多くの人に面倒をかけた。

わたしにより多くの人々が受けた苦痛は非常に大きい。この先、受ける苦痛も察することができない。

余生も他人に荷物となることしかない。

健康状態が良くなく、何もできない。本を読むことも、文字を書くこともできない。

あまり悲しむな。生と死はすべて自然のひとかけらではないか。

申し訳なく思うな。だれも恨むな。運命だ。

火葬してほしい。そして家の近くにごく小さい碑石をひとつだけ残せ。昔から考えていたことだ。


(聯合ニュース) 






 
盧氏の自殺「疑惑批判に耐えきれなかった」との見方も(読売新聞) - goo ニュース