JUNSKY blog 2015

私の時事評論等です
文化関係の記事は、
【観劇レビュー&旅行記】(ブックマークのTOP)
で書いています

「クジ引き」で選任は ウソ! 【裁判員制度】 は 憲法違反

2009-05-20 19:00:06 | 司法・裁判
2009年5月20日(水)

明日から『裁判員制度』というトンデモナイ 冤罪量産システム が始動する。

 昨日の記事 にも書いたが、藤里町の事件では『争点整理』なるものが導入された。
   (正確には「公判前整理手続き」というらしい)


 裁判員制度では、そのような手続き(『争点整理』も含む)が大手を振ってまかり通るから、先の 裁判員制度特別ドラマ 【家族】 で谷口みな子(大塚寧々)が奮闘したように、積極的な発言を裁判員が行うことは実際には難しい。

 結局、裁判員制度というのは、冤罪判決の責任を裁判所と職業裁判官では無く、一方的に国家から選任された一般国民に転嫁するものでしかない。

 日弁連が、このような問題点を知りつつも、未だに 「裁判員制度」を推進する立場 に立っているのは理解に苦しむところである。

 なお、マスコミの殆どが、
裁判員を「籤引きで選ばれる」と表現している が、これは誤誘導である。
 
 宝くじでも、LOTOでも、福引きでも、「籤引き」と称するものには、その籤引きに 参加する という意志 が伴う。

 宝くじやLOTOは、それを購入することによって参加する意志表明となる。
 商店街の福引きなどの場合は、ガラガラを回すということで参加し、また箱の中から籤を取り出すという行為で参加する。
 参加する意志に対して、一等賞が当たるかハズレが当たるかは確率と運の問題である。

 ここで最も重要なことは、「籤引き」に参加するかどうかは当事者自らが決めることであり、参加しない自由 が「籤引き」には有ることである。

 しかし、裁判員制度は、裁判員になりたいという意志表明をする機会も与えられないまま、国家権力が“無作為”抽出により国民に義務を課する のである。
 裁判員への就任を希望するどころかお仕着せであり、基本的には拒否することは許されない。 こんなものは、『籤引き』とは言えない。
 拒否するには、さまざまな『合理的理由』を開示しなければならず、プライバシーに反することも少なくない。
 例えば、通常は他人に知られたくない「家庭の事情」や、前科(犯罪歴)等
 
 何の罪もない国民の意志に反する苦役を課するのは憲法違反である。
 これを「籤引き」と称して軽く扱うのは国家権力の横暴である。

 裁判員制度を導入するなら、「参加の意志表明(登録)をした人々」からの「籤引き」とし、政治家の汚職事件や選挙違反事件など、間違っても死刑判決など出る余地がなく、かつ 政治家の『矜持』を糺すことに役立つ裁判から導入するべき である。

*******************************************
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ  (左のアイコンをクリックして
              もらえたら嬉しいです)
*******************************************


新型インフル国内感染236人

2009-05-20 13:18:11 | 医療・福祉
2009年5月20日(水)

 今朝のニュースでは、 196人 ということで、このブログでも紹介したが、午後のWebニュースを見ると 236人 に感染が拡大していた。

 これで、感染地域は 大阪府、兵庫県、滋賀県 の三府県となったが、これに挟まれている観光地・京都にも広がっているかも知れない。
 
 ただ、今のところ感染拡大は近畿地方北部が中心であり、大阪府下も含めて南部までは拡大が確認されていない。

********************************************
【カナダ de 日本語】 さんからのトラバを見ると、
  日本の感染者数は世界で第4位だとか… (以下、引用します)

感染者数世界第1位から第5位まで:

1位 米国   5123人
2位 メキシコ 3648人
3位 カナダ   496人
4位 日本    159人 (国内の最新ニュースによると、236名)
5位 スペイン  103人

*******************************************
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ  (左のアイコンをクリックして
              もらえたら嬉しいです)
*******************************************


 新型インフル国内感染236人…滋賀でも1人確認 


             読売新聞 2009年5月20日(水)11:55

 滋賀県は20日、大津市の男子大学生(23)が新型インフルエンザに感染していることが確認されたと発表した。
兵庫、大阪両府県以外での感染者は初めて。神戸市や大阪市でも感染者はさらに増え、国内の感染者数(自治体発表分)は成田空港の検疫で判明した4人を合わせ、3府県計236人となった。

 滋賀県によると、男性は15日から神戸市内に滞在し、18日朝に大津市に戻ったという。17日夜に発熱し、19日に大津市内の発熱外来を受診。タミフルの投与を受けて自宅療養中で、現在は平熱に戻っているという。

 また、神戸市内の感染者には、同市立医療センター中央市民病院の女性事務補助員(25)も含まれていた。医師会との連絡などを担当しており、同病院は閉鎖などの措置は取らないとしている。 


196人に-新型インフル 滋賀で初の感染確認

2009-05-20 10:46:38 | 医療・福祉

     goo ニュースの【新型インフルエンザ特集サイト】

***************************

 発生拡大が報道されて4日で二百人に迫ろうとする勢いで感染が拡大している。
これを速いとみるか遅いと見るかは対応する職種によっても異なるだろう。

 映画「アウトブレイク」や「感染列島」などのウイルスパニック映画を見れば、感染速度はもっと圧倒的に速い。
 数日で全土に感染が拡大していることを想定したシナリオになっている。

 昨日のマスコミ・ニュースでは(このブログにも指摘したが)濃厚接触者の数は2千人を超える規模であることが報道された。

 但し、パニックに陥らないようにしなければならないので、敢えて言えば、感染者数二百人は、その地域の人口(1千万人と仮にして)と比べれば、0.002%であり、極一部に留まっているとも考えられる。

 感染防止の対応はしなければならないが、決してパニックにならないように冷静な対応が求められている。

 昨日、政府が初めて(今頃?!)招集した医学者も含む専門家の会議では、「今回のインフルエンザは、“毒性”が弱く、通常の季節性インフルエンザと同じような対応で充分であり、自宅で静養していれば自然に治癒する」との話もあった。
 糖尿病などの持病を持っている方や、体力の弱い方(幼児も含む)でない限り、自宅で自然治癒を待つことが感染拡大を防ぐ対策の重要なポイントであるとの話であった。(その学者の見解が「正しい」ものかどうかは不明だが…)
 一方で、通常の季節性インフルエンザでも、毎年多くの方が亡くなっていることも確かである。

 なかなか、判断の難しい問題だが、この秋から冬に掛けて感染が広がる可能性があると言われている“強毒性”の鳥インフルエンザへの対応の演習としても、今回の実地“訓練”で発見された欠陥や問題点を早急に解決して行く具体的な手立てと行動が必要である。

 専門家会議では、そういう効果的な行動計画を策定して頂きたいものである。

*******************************************
にほんブログ村 政治ブログ 政治・社会問題へ  (左のアイコンをクリックして
              もらえたら嬉しいです)
*******************************************


     (上の図は、関連ニュースの記事数で、感染者の数ではない)

滋賀で初の感染確認=3府県目、計196人に-新型インフル(時事通信) - goo ニュース

新型インフル、遠方でも警戒=早期察知へ、監視強化-関西滞在歴や欠席生徒数(時事通信) - goo ニュース

世界の感染者1万人突破=新型インフル、発生1カ月弱(時事通信) - goo ニュース

感染者1万人を超える(朝日新聞) - goo ニュース