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裁判員制度開始 本日起訴分より適用 当ブログは絶対反対!

2009-05-21 18:40:14 | 司法・裁判
2009年5月21日(木)

今日から制度としての「裁判員制度」が始まった。
裁判員が同席した裁判が実際に行われるのは2ヶ月ほど先のようだ。
NHKのニュース解説では、
「裁判員制度は必要ない」が25%で、前回より増えている反面
「必要性を認める」意見は58%で、前回より減っていると言う。
国民意識は“既成事実”を押し付けてゆく中で益々離れて行っている。

裁判員をやってみたいという積極派は極僅かで、やりたくないは、どのアンケートでも7割前後となっている。
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当ブログは、現状のままで「裁判員制度」を開始するのには絶対反対である。

その理由は過去にさまざま書いてきたので以下のリンクに譲るが、欧米の制度に比べても問題が大きい。

数多くの問題があり、これまでにも書いているが、今日はその中の幾つかに重点を置いて書く。

① 何故、殺人や強盗や放火などの重罪だけを裁判員制度の対象にするのか?
  「死刑」や「無期懲役」などの重い判決を下さなくても済む
   もっと身近な事件が数多くある。
  最近の事例では、痴漢事件での冤罪やツツモタセ的な犯行も多く
  この種の事件も市民の良識を反映できる事件であろう。
  それとこれまで何度も書いた政治家に関する事件である。
   贈収賄、選挙違反、政治資金規正法違反なども市民の考えは貴重だ。

② 何故裁判員が「死刑」も含む判決をくださなければならないのか?
  欧州では「死刑」そのものが多くの国で廃止されており、
  「死刑判決」そのものがあり得ない。
  アメリカ合衆国では州によっては「死刑」が残っているが、陪審員は
  映画でよく見られるように“Guilty”or“Not Guilty”を判断する
  すなわち「有罪か無罪か」を判断するだけであり、量刑は裁判官の
  所管事項である。
  何故、日本では「死刑判決」まで裁判員に責任を押し付けるのか?

③ 裁判を受けることが国民の権利であるように、裁判に参加することも
  国家権力の横暴を防ぐための国民の大切な権利であるはずだ。
  いつの間に「国民の義務」にされてしまったのか?
  権利である以上、その権利をどの場面で行使するかは主権者国民に
  委ねられているはずだ。
  強制的に振り当てられる制度は、権利を行使することを保証する制度
  ではなくて、義務として苦役を課すものである。

今日の指摘はこれだけに留めておくが、これだけでも「裁判員制度」の実施
を中止するに充分過ぎるほどの問題点である。

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以下、【裁判員制度関連記事】当ブログの過去記事から

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裁判員制度開始まで いよいよ あと1年 2008-05-21 23:48:14
  これ以前に書いた主な記事のリンク付き
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「クジ引き」で選任は ウソ! 【裁判員制度】 は 憲法違反 2009-05-20 19:00:06

藤里事件 畠山被告の上告取り下げで無期懲役確定 2009-05-19 23:27:55

足利事件 犯人とされた受刑者のDNA型不一致 
2009-05-08 19:29:26

確たる物証は無い 本人は一貫して否認 ⇒ 最高裁も死刑 2009-04-21 21:49:59

サンデープロジェクト(4/19)裁判員制度直前、証拠隠しの実態 2009-04-19 12:10:18

新聞協会、裁判員に取材協力呼びかけ 2009-02-26 23:16:35

通知受け裁判員候補者 2008-11-29 23:51:39

裁判員制度、実施延期を 2008-08-07 18:48:47  

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  裁判員制度、21日スタート=刑事事件審理に国民参加-7月にも第1号

           時事通信 2009年5月21日(木)01:30
 裁判員法が21日施行され、国民が刑事事件を裁判官とともに審理し、判決を出す裁判員制度が始まった。司法に対する社会常識の反映と信頼向上が最大の目的で、同日以降に起訴され、殺人や強盗致死傷など同法が規定した重大事件の一審が対象だ。第1号の裁判員裁判は、公判前の争点整理や選任手続きを経て、早ければ7月下旬に開かれる見通し。

 裁判員に選任されれば、参加は法律上の義務となる。制度に対する反対意見や死刑選択、守秘義務への懸念といった裁判員を取り巻く課題がある中、国民参加をうたった司法制度改革の「本丸」が動きだす。

 対象事件は起訴後、裁判官と検察官、弁護人の三者による公判前手続きで争点が整理される。第1号の裁判は起訴事実に争いがなく、争点が量刑に絞られた事件となりそうだ。

 今年の裁判員候補者は全国で約29万5000人。審理日程が決まれば、地裁は候補者名簿からくじで選んだ候補者に、初公判の6週間前までに呼出状を発送する。候補者数はケースにより異なるが、1事件50人から100人程度。裁判長の面談とくじで裁判員が選ばれ、初公判に臨む。

 裁判員裁判は原則、裁判官3人、裁判員6人で審理。初公判から判決までは連日開廷される。最高裁によると、これまでの統計から7割の事件は3日以内で終結するとしている。

 有罪か無罪か、有罪の場合の量刑については、裁判官との評議を通じ、過半数の意見で決まるが、結論は裁判官、裁判員双方の意見を含むことが必要。裁判官が全員無罪とした場合、有罪が過半数でも無罪となる。 



[傍聴席から 「裁判員」を前に 上]せめぎ合う感情 「公平に判断できるか」(西日本新聞) - goo ニュース =2009/05/19付 西日本新聞朝刊=
[傍聴席から 「裁判員」を前に 中] 2時間半で判決 「議論は尽くせるのか」(西日本新聞) - goo ニュース =2009/05/20付 西日本新聞朝刊=
[傍聴席から 「裁判員」を前に 下]直接証拠は無く 「もしも冤罪だったら」(西日本新聞) - goo ニュース =2009/05/21付 西日本新聞朝刊=

新型インフル 感染者 関東にも発生 感染者は計264人に!

2009-05-21 00:57:03 | 医療・福祉
2009年5月21日(木)

 成田空港の機内で発見された方は別として、海外渡航経験のない高校生などから感染が広がった昨日までの関西地方に加えて、今度は関東でも感染者が発見された。
 こちらは、アメリカ・ニューヨークへの短期渡航経験のある高校生だ。

 やはり若い世代だけに感染が広がっている。

 過去に幾つかの季節性インフルエンザに罹っている壮年・中年・高年齢者には感染しないのだろうか?

 このほか、大阪府などでも新たな感染者が確認され、
国内での感染者は計264人 となった。(5月20日午後10時現在)

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  新型インフル、東京・川崎の女子高生2人感染 NY帰り

         朝日新聞 2009年5月21日0時4分

 東京都と川崎市は20日夜、それぞれ1人ずつ新型の豚インフルエンザの感染者が確認されたと発表した。関係者によると、2人は川崎市内にある洗足学園高校の女子生徒で、ともに米国ニューヨークの行事に参加、19日に帰国した。1人は八王子市内の東京医大八王子医療センターに、もう1人は川崎市内の市立川崎病院に入院している。都と同市は、2人と接触した人たちの健康調査を行う。

 都などによると、感染した1人は八王子市在住の女子生徒(16)。ニューヨークで開かれた「模擬国連」に出席するため、今月11日に渡米。19日に帰国した。20日午前の時点で約39度の熱があり、せき、のどの痛みなどの症状があるが、症状は安定しているという。

 女子生徒は帰国の飛行機中で39度の熱があったが、成田空港での簡易検査は陰性だったため、検疫官の指示でマスクをして空港からバスと電車で帰宅。しかし翌20日、熱が40度を超えたため、八王子市内の感染症指定医療機関を受診した。簡易検査でインフルエンザA型の陽性反応が確認されたため、東京都健康安全研究センターがウイルスの遺伝子を調べていた。

 感染したもう1人は川崎市在住の女子生徒(16)。20日現在、約38度の熱やのどの痛みなどを訴えているが、症状は安定しているという。

 川崎市などによると、この女子生徒は八王子市内の女子生徒と行動をともにして渡米し、米国のホテルでは同室だった。

 川崎市の女子生徒も帰国の機中で発熱などの症状があったが、空港の検疫所の簡易検査では陰性だったため、帰宅。20日になって約38度の熱などの症状が出たため発熱外来を受診したところ、簡易検査でA型の陽性反応が出たという。その後、川崎市衛生研究所でウイルスの遺伝子を調べていた。
              朝日新聞 2009年5月21日0時4分
 

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感染女子高生2人の接触範囲が焦点…東京・川崎(読売新聞) - goo ニュース 2009年5月20日(水)23:35

東京で初の感染確認=八王子の女子高生-19日に米国から帰国・新型インフル(時事通信) - goo ニュース 2009年5月20日(水)22:30