タペヤラ

タペヤラは、白亜紀前期に生息していた翼開長1.5mほどの翼竜です。（画：黒川光広）ブラジルの化石
発掘地サンタナ層で見つかりました。頭にヨットの帆のような大きなトサカを持っていました。歯はなく、
海上を飛んでは魚を捕らえていたと考えられています。
このトサカはすごいですねー。飛ぶのにじゃまにならないのかな？と、思っちゃいます。
ところで昨日、産卵直前の翼竜化石が発見されたという新聞記事を読みました。中国浙江省ジュラ紀の
地層で翼竜のメスの化石が発掘され、骨盤のすぐ後ろから長さ約3㎝のタマゴが確認されたそうです。
タマゴの大きさは恐竜の子孫の鳥と比べた場合、同程度の体重では半分から3分の1と小さく、この
比率はトカゲやヘビと共通しているそうです。タマゴは柔らかく、産卵後タマゴを地中に埋め、土から
水分を吸収していた可能性があるそうです。今回見つかった翼竜の同種の化石からはオスの化石も
見つかっており、こちらはメスにはない、大きなトサカを頭に持っていたそうです。
大きなトサカは、オスがメスを引き付けるディスプレイのやくめをしていたという説が有力です。