ティラノの頭骨

ジャーン！ティラノサウルス頭骨の正面からの画像です。これは「スー」です。がっしりとしていて
すごい迫力です。けっこう幅がありますね。おとといのカルカロドントサウルスの頭骨画像と見比
べてください。さてさて皆さん、2015年も応援ありがとうございました。今年もいろんなことがあり
ました。●1月：柏市のハックルベリーブックスでのかるた展。●3月：「恐竜とあそぼう！」（小峰書
店）の発刊。●栃木県大田原図書館で講演。●5月：静岡県伊東図書館でワークショップ。●6月：
「恐竜トリケラトプスとテリジノサウルス」（小峰書店）発刊。●7月：各地で推薦図書に選ばれる。
●8月：丸善日本橋店で原画展を開催。●11月：山形市立図書館で講演。●12月：茨城県筑西市
立図書館で講演。皆さん、これからもおもしろい絵本を作ります。2016年もよろしくお願いします。

カルカロドントの頭骨

これはカルカロドントサウルスの頭骨を正面から見た画像です。おおっ幅がうすいです。ティ
ラノサウルスの頭骨と比べると3分の2以下の幅です。歯も薄いですね。あれ？後ろに見え
るのはギガノトサウルスの頭骨です。カルカロドントとギガノトは近い仲間です。

カルカロドントサウルスの頭骨

これは、カルカロドントサウルスの頭骨です。全長1.6メートルもあります。画像は国立科学博物館
で撮影したものです。科博には３大肉食恐竜（ティラノサウルス、ギガノトサウルス、カルカロドン
トサウルス）の頭骨が展示されています。確かにこの頭骨はティラノサウルス、タルボサウルスの
頭骨とはずいぶん形が違いますね。皆さん、どこがどう違うのか、見比べてください。

ティラノサウルスの頭骨

ジャーン！これは御所浦白亜紀資料館のティラノサウルスの頭骨です。おお、りっぱな歯ですね。
（あれ、口の向こうにはパキケファロサウルスの頭骨がありますよ。その前にあるのはステゴサ
ウルスの頭骨ですね。）さてさて、タルボサウルスとティラノサウルスの頭骨の違いについて調べ
ました。「タルボサウルスは上あごの骨(上顎骨)が目の穴(眼窩)の前の開口部(前眼窩窓)を形成
する部分にうねが発達している。また、下顎の骨(歯骨と角骨)の関節の仕方がティラノサウルス
と異なる。これは採食行動の違いを示していると考えられる。」ということだそうです。確かにタル
ボサウルス頭骨の写真を見ると、鼻の上の後部には連続した突起、畝（うね）がありますね。
（前回記事の写真参照願います。）なるほど。

タルボサウルスの頭骨

画像はタルボサウルスの頭骨です。おお、がっしりとしていて立派です。ティラノサウルスと
そっくりですね。でもティラノサウルスの頭骨とは部分的な違いがあるということです。どこが
どのように異なっているのか、私には判りません。ティラノサウルスとは獲物にしていた植物
食恐竜の種類が違うので、それに合わせて頭骨の形態も異なっているのでは？とも考えら
れています。

タルボサウルス

タルボサウルスは白亜紀後期に、現在のモンゴル、中国に生息したティラノサウルス類です。全長は
9～12メートル、北アメリカに生息したティラノサウルスとほぼ同じ大きさです。タルボとは、「恐れを
抱かせる」という意味で、その名のとおり、この時代の植物食恐竜からは大いに恐れられたことで
しょう。とてもティラノサウルスに似ているので、当時陸続きだった北アメリカからアジアに渡ってき
たティラノサウルスの仲間とも考えられています。画像は「恐竜図解新事典」（小峰書店）のタルボサ
ウルスです。ところで昨日毎日新聞で「米国ハリウッド俳優ニコラス・ケイジ氏がオークションでタル
ボサルス・バタールの頭骨化石（約3300万円）を購入したところ密輸品と断定された。」という記事を
読みました。この頭骨化石の購入にあたってはケイジ氏とレオナルド・ディカプリオ氏が競ったそう
です。うーん、すごいですね！

ゴリラ親子

現在来年の年賀状を作成しています。来年は申年、どんな図柄にしようかな？いろいろなおサルの
写真を見てアイデアを考えました。ふとゴリラ親子の写真が目にとまりました。なんだかゴリラは平和
な感じがして大すきです。「よし、親子ゴリラの図柄にしよう！」さてさてどんな年賀状になるかな？
皆さん楽しみにお待ちくださいね。

しんかいたんけんマリンスノー

先日、友人の絵本作家「山本孝」さんが新作絵本を発刊しました。「しんかいたんけんマリンスノー」
です。出版社（小峰書店）に頼んで我が家に送っていただきました。さっそく見ると、おお、深海の不
思議な世界が見事に描かれています！シーラカンス、メガマウス、ダイオウイカ、リュウグウノツカイ
などなど、「え、こんな生物もいるの？」驚くことばかりです。皆さん、主人公の兄弟とともに深海を
探検してください。

アンモナイト館

御所浦島と、となりの牧島は橋でつながっています。牧島には「アンモナイト館」があります。
ちょっとかわいい数人入るといっぱいの博物館です。ガラスを覗くと、おおっ、8500万年前の
岩に埋まったままのアンモナイトが見えます。ユーパキディスカスという種類で、直径60㎝
（でかい！）だそうです。

肉食恐竜の歯

白亜紀の壁からは日本最大級の肉食恐竜の歯が見つかっています。（画像は御所浦島白亜紀資料
館で撮影。）この歯は欠損部を含めると約10㎝もあります。（断面を見るとティラノサウルス類特有の
D字型ではないため、ティラノサウルス類以外の肉食恐竜と考えられるそうです。）生態系の頂点に
立つ大型肉食恐竜の存在が確認されたことにより、白亜紀のこの辺りは緑豊かな自然が広がり、
草食恐竜などもたくさんいたと考えられています。

白亜紀の壁

昨日は「ジオパークへ行こう！」御所浦島を紹介しましたが、御所浦島には「白亜紀の壁」がありま
す。（画像は海からの撮影です。）おお、白い壁が見えています。ここからはアンモナイト、トリゴニ
ア化石が大量に採掘されています。また日本最大級の肉食恐竜の歯も見つかっています。

ジオパークへ行こう！

「気になる本」の紹介です。今回は「ジオパークへ行こう！」です。ジオパークの、ジオとは「地球の」
あるいは「大地の」という意味で、地球のなりたちがわかる公園という意味です。この本の第2章で
天草ジオパーク御所浦島（別名恐竜島）が紹介されています。（パラサウロロフスのモニュメント、
かっこいいですね。）2011年の11月にこの島を訪れました。（ブログ記事をご覧ください。）この本
では御所浦島と白亜紀資料館のことがしっかりと紹介されています。また海岸に埋まっている巨
大アンモナイトを覗けるアンモナイト館も紹介されています。（この建物は数人るのがやっとで、
世界最小クラスの科学博物館ではないでしょうか？）「ジオパークへ行こう！」（林信太郎著：小峰
書店：￥1500＋税）は12月25日の発売です。この本を読むと地球のエネルギーを感じることができ
ますよ。

草食恐竜の群れ

現在パズル・クイズ・まちがいさがし絵本「もっと恐竜とあそぼう！」の制作を進めています。画像は
草食恐竜の群れの見開きページです。いろんな草食恐竜がいますよ。イグアノドンはどれかな？
ランベオサウルスはいるかな？探してみてください。「恐竜とあそぼう！」（小峰書店）は、2016年3
月頃の発刊です。皆さん、楽しみにお待ちください。

ジュラ紀の海の中

現在パズル・クイズ・まちがいさがし絵本「もっと恐竜とあそぼう！」の制作を進めています。
（昨日印刷所に入稿しました。）　画像は「ジュラ紀の海の中まちがいさがし」のページです。
大きな魚竜がいます。おや、もぐっている人がいます。遠くには通天閣のような建物があ
ります。金魚とタイ焼もいますよ。ちょっとさがしてみてください。「もっと恐竜とあそぼう！」
（小峰書店￥1000+税）は、2016年3月頃に全国発売されます。皆さん楽しみにお待ちくださ
い！

アルバートサウルスの歯

1988年カナダアルバータ州ドラムヘラーの化石ショップでアルバートサウルスの歯を購入
しました。（たしか当時の価格で250カナダドルだったような記憶があります。）長さは５㎝
余り、持ってみるとずっしりとした重さがあって、両側にはステーキナイフのようなギザギザ
がついています。「ひょっとしてこの歯にかかって命を落とした草食恐竜がいるのかも？」
などと、いろんなことを想像しています。