毎日がHappy気分♪

映画大好き!山が大好き!ビーズもバラも好き!!
そんな私の日常を気ままに綴った日記です。

お兄ちゃん

2011年01月21日 | お兄ちゃん(長男)

何をどうやって書いたらいいのか・・・

夢ならいいのにって毎日思って

もうこんなに時間が経ってしまいました

 

2010年12月3日 

長男が亡くなりました

通勤途中の事故でした

26歳  昨年の2月に結婚したばかりです

なのに なのに

何でこんな風になっちゃったんだろう

 

私の何が悪かったんだろう

今まで与えられた試練を 

私は私なりに頑張って乗り越えてきたつもりだったけど

まだまだそれでは足りなかったのかな

神様はどれだけ私に罰を与えれば気が済むのかな

もう勘弁してほしいです

  

周りの人たちが 全て敵に見えた時がありました

私たちがこんなに悲しいのに

何故あなたは笑ってるの?

 

でも そうなんだ

私がすごく幸せだった時

世界のあちこちに こうやって泣いてる人がいることを

私は全然知ろうとしなかった

泣いても笑っても過ぎる時間が同じなら

やっぱり笑って過ごしたい

 

ただ 余りに突然で

そして夢にも思っていないことだったから

少しの間 私の思考回路は傷ついてしまっていました

 

お嫁さんのショックは大きく それをどう支えてあげればいいのか

私は途方に暮れました

 お嫁さんのMちゃんは 再婚でKちゃんという子供がいます

最初お兄ちゃんからその話を聞いた時、正直とまどいがありました

義母はこの結婚に反対でした

だから少し様子を見ることにしたのですが

二人が知り合ってからの5年間 3人は本当に仲良しでした

そしてやっぱりどうしても一緒になりたいって言ってきた時

家族の中に反対する人は誰もいませんでした

MちゃんとKちゃんとお兄ちゃん・・・

3人はこれからいっぱい幸せな思い出を作っていくはずでした

・・・ 無念です 本当に無念です

どんな言葉を並べても この無念さは消せません

 

このブログにも書きましたが 10月に皆で房総に旅行に行きました

それが私がお兄ちゃんに会った最後です

ただ電話やメールは頻繁にやっていたし

クリスマスも我が家で一緒に過ごすことになっていました

今も私の携帯には お兄ちゃんとのやりとりがそのまま残っています

写真にも笑顔のお兄ちゃんが写っています

メールや写真を見るたびに ああ どうしてなんだろう って

やっぱりそう思ってしまいます

 

悲しい毎日が続いていても 時間はいつもと同じように過ぎていく

時間て 癒しにもなるけれど 残酷でもありますね

今は平気な時とそうでないときの差が大きくて 気持ちを立て直すのが大変だけど

いずれ津波から小さい波へと少しずつ凪いでいくんだと思います

そういう意味では やはり時間ほど効く薬はないのかもしれません

 

私たち夫婦は 息子が結婚した ということで

親の責任の一つを終えたと思っています

これからは3人の幸せを 少し離れた場所から見守っていく立場でした

だけどMちゃんとKちゃんはこれからだった

これからいっぱい幸せにならなくちゃいけなかった

だからMちゃんの気持ちを考えると 本当に胸が苦しくなってしまうんです

私の周りだけ酸素が薄くなったみたいになってしまうんです

どんなに寂しい思いをしているだろう

二人だけでご飯を食べてるところを想像するだけで

胸の鼓動が速くなってくるんです

 

彼女から泣きながら電話がかかってきたことがありました

「寂しい 彼に会いたい」 って泣いてる彼女の声を聞いて

私は彼女がお兄ちゃんの後を追ってしまうんじゃないかと思って

「Mちゃん、変なこと考えないで! これから皆でKちゃんを育てていくんだよ! それが私たちの務めなんだよ!」

って 二人でオイオイ泣きました。

そして とにかく四十九日まで頑張ろうって励まし合ってきました

しっかりお兄ちゃんが天国に行けるように・・

 

そして なんとか無事に四十九日の法要を終えました

これで本当にお兄ちゃんはあちらに行ってしまったんだなぁ・・

これからは お兄ちゃんの分まで元気に生きていかなければいけない

それはよくわかっているんだけど

寂しいです  とってもとっても寂しいです

もう二度と会えないという事実を どうにもこうにも受け止められない自分がいます

 

今後の事を心配して私を気遣ってくれる人がいます

それはMちゃんとKちゃんの事

Kちゃんはお兄ちゃんと血のつながりがないから・・

だけど血のつながりって何でしょう

今は血がつながっている本当の親子でさえ希薄な関係が多いじゃないですか

親の面倒を放棄したり 我が子を虐待で死なせたり

血なんて全然関係ないんです

私たちの息子であるお兄ちゃんが幸せにするはずだったMちゃんとKちゃんを

代わって私たちが守っていくのは当然のことなんです

私はええかっこしいの人間だけど

これは本当に心の底から思ってることなんです

Mちゃんは私たちの娘であり Kちゃんは私たちの孫です

だからずっとずっと 私たちが彼女たちを守っていきます

誰が何と言っても守っていきます

だけど いっぱい時が経って もし私たちの代わりに彼女たちを守ってくれる人が現れたら

その時は迷わずその人に託します

彼女はそれを望んではいないかもしれないけれど 先のことはわからない

とにかく今は 全身全霊で彼女たちを守りたいと強く強く思っています

 

今は毎日MちゃんとKちゃんと電話で話をしています

その日の出来事をお互いに報告し合っています

それは短い時間ではあるけれど 

私が  「ああ、今日も無事に終わった」 と

安心できる時間でもあるんです

この短い時間を 積み重ねていくことが 今は私たちにとって一番大切なことであり

お兄ちゃんはきっとそんな私たちをドキドキしながら見ていると思います

 本当はこっちでみんな一緒に住めればいいんだけど

Mちゃんの仕事やKちゃんの学校の事を考えるとなかなか難しいし

これからいい方法を考えていこうと思っています 

 

 今回 本当にたくさんの方たちにご心配をおかけしました

こんなブログでも 更新がないからと連絡をくださったり

状況を知ってお手紙や御供物等を送ってくださったり

優しいお悔やみの言葉をかけていただいて どんなに助けられたことでしょう

PCはずっと閉じたままだったので メールのお返事が大変遅くなってしまったこと

また 携帯の方に送っていただいた方にもいろいろな連絡事項と重なって

全ての方にお返事ができなかったこと

ここにお詫びいたします ごめんなさい

 

高校時代の友人は 息子の死を知って3日間東京から通って一緒に泣いてくれました

療育関係のお母さんは 自分が乗り越えてきた人生を便箋何枚にも渡って書いてくれました

他にも 賀状を欠礼したお詫びの葉書を読んだ友人知人が 次々に電話や手紙をくれて 

 「子供を失う」 ってことの重大さを 改めて痛感した私です

友人の一人がくれた手紙に  「訃報を聞いて自分の日頃の不平不満が吹っ飛びました」 

と書いてあるのを読んで 私は思いました

不平不満が言えるって 毎日平凡に暮らすって

 ものすごく幸せなことなんじゃないかと

 

私にはもう一人息子がいます

 彼は御存知の通り 発達障害を持っています

お兄ちゃんはよく 「パパとママがいなくなった後 あいつの面倒はちゃんと俺が見るから」 って言ってくれていました

でも そのお兄ちゃんがいなくなった今 私たち夫婦は彼の将来をしっかりと考えていかなくてなりません

今までどんなにお兄ちゃんに頼っていたかを 今 身に染みて感じています  

二男の自立・・・ そして横浜に住んでいる私の母と 同居している義母・・・ 

この二人の母の面倒をしっかりと見ること

これが今後の私たちの生きる目的であり課題だと思っています

MちゃんとKちゃんのことと重ねて 頑張っていこうと思います

 

先日 妹と電話で話していました

昔のビデオを見つけて観ていたら そこにお兄ちゃんが出てきたそうです

皆でディズニーランドに行った時のや 横浜の実家で過ごした時の映像・・・

あの頃はよかったね・・・って

そんな話をしながら 妹と電話口でまた泣きました

こうやって日常のあちこちにお兄ちゃんの面影を見つけながら これからも生きていくんだと思います

お兄ちゃんと行った場所や お兄ちゃんが好きだった食べ物・・

MちゃんやKちゃんと お兄ちゃんの話をいっぱいしながら生きていこうと思います

 

今は一日一回以上泣いて 一回以上笑えるようになりました

二男の卒業に向けて 役員の仕事が慌ただしくなってきました

少しずつ 私の日常が戻ってきています

 

『毎日がHappy気分』 

どんなに小さくてもいいから 毎日幸せを見つけて元気に暮らしていくって意味で付けたこのブログのタイトルです

しばらくはスローペースでいきますが ちょっとずつまた 〝平凡な幸せ″ を綴っていこうと思います

色々とありがとうございました

そして

これからも どうぞよろしくお願いいたします

 

 

 


コメント (44)    この記事についてブログを書く
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44 コメント

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Unknown (スロー人)
2011-01-21 21:25:12
思いの丈をいっぱい綴った更新に胸が痛みます。
読んでいて思わず胸が詰まりました。
こんな不公平なことが何で起こるのか憤りを感じます。
一定期間が経って、徐々に気持ちが落ち着いてきて
ご自分がやらなければならないことを確実に考えて
いるジュリアさんを確認できて安心しました。
このことは絶対に忘れることは出来ないでしょうが
このことを踏み越えて今までの前向きなジュリアさん
に早く戻ってください。
今後とも今まで通り宜しくお願いします。
返信する
お帰りなさい (静岡のK)
2011-01-22 08:27:13
毎朝、PCを立ち上げると真っ先にこちらに来ていました。
何かただならぬ事態が起きたのでは…と思いながら

昨夜、「やっと引っ越しの整理がつきました。ブログ再開します」と、こちらのブログが更新されている夢をみました。
今朝、いつもより少し期待を込めてやってきてお兄ちゃんのこと知りました。

大きな驚きと心の痛みを感じながら、一字一句を追いました。

お兄ちゃんのご冥福を心からお祈りいたします。

子供を失うという想像を絶する悲しみに包まれながらも、
ジュリアさんが徐々に日常を取り戻しつつあること、
そして何よりもブログを復活させてくれたことがうれしくて
「ありがとう、お帰りなさい」の言葉を贈ります。

これからもよろしくお願いします。
弱足ママさんにもよろしくお伝えください。
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ジュリアさんへ。 (ひいパンダ)
2011-01-22 09:25:53
パソコンを開くたび、ジュリアさん(ママさん)どうしたのかな…?いつここでお会いできるかな…?と気にかかっていました。

そして今日記事を拝見し驚きの気持ちでいっぱいで、語られているひとつひとつの言葉に様々な気持ちが込められていて…何とも言えない思いにかられています。

どこにいても、何をしてても、家族は家族。
愛おしい家族は、いつもしっかり繋がっているのですね。大好きな山の、その先の青空の、その先の穏やかなところまで。
一歩前に歩きだす、そんな姿もきっと伝わっていることでしょう。

ポレポレでいいので、日常を歩きだしているジュリアさん(ママさん)と、ここでこれからもお会いしたいです。

ジュリアさん(ママさん)をはじめ、ご家族皆様におかれましては、どうかお体にお気をつけくださいまして、お疲れのでませんように。。。
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おかえり (かわみん)
2011-01-22 10:38:05
いろんなことわかっているにもかかわらず
読んでいて涙が止まりませんでした。

ジュリアちゃん、お帰り♪
これから小さなHappyを見つけて行こうね。
どうか身体にはくれぐれも気をつけて
ご家族みんなに笑顔が戻る日が早くきますように。
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おかえりなさい… (夢眠)
2011-01-22 12:56:38
前向きな内容にホッとした反面、
読んでいると心が圧迫されました。

まだまだ乗り越えなきゃ駄目な思いもあると
思いますが、ジュリアさんをはじめご家族に
少しでも笑顔が戻りますように…と祈るばかりです。



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Unknown (はいび)
2011-01-22 19:49:19
よく四十九日まで
よくブログの更新まで
頑張られましたね。

これからも応援しています。
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おかえりなさい (華菜)
2011-01-22 22:07:19
そんなお辛いことがあっただなんて、
想像もつきませんでした。
読み終わった後も涙が止まりません。

お兄ちゃんのご冥福を心から
お祈り申しあげます。

ご家族が仲良く力強く生きていかれる様子を
お兄ちゃんは、きっと見守っておられるでしょう。

どうか、皆様、お身体をお大事に。
ジュリアちゃんもご無理のないように!
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Unknown ()
2011-01-22 23:28:22
こうして更新できたのは
ほんの少し前に進めたことだと思うよ。

これから一緒に1つ1つ受け止めていこう。
乗り越えなくてもいい、
でも生きていかなくちゃいけない。
Tの分まで「生」を全うしよう。
一緒に頑張っていこう。


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Unknown (アルウェン)
2011-01-23 01:04:20
ジュリアちゃん・・・
毎日、ジュリアちゃんの苦しみを思って
何も力になれないことに悩んでいました。
今も、ジュリアちゃんの気持ち、
お兄ちゃんの無念を思うと胸が苦しくなります。
遠くでジュリアちゃんの事、思ってる友達が
いるからね!!
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Unknown (cyu2)
2011-01-23 21:58:10
ただただ驚きました。
読んでいて胸が締め付けられました。
こうして辛い出来事をブログに書くことかできるジュリアさん・・・大きいです。
私には何も出来なくてホント、ごめんなさい。

>私は思いました
不平不満が言えるって 毎日平凡に暮らすって
ものすごく幸せなことなんじゃないかと

ジュリアさんのこの言葉をしっかり自分に言い聞かせて、
これから生きていこうと思います。

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