昨日は土曜日でしたがパパは出勤で息子はお休みでした。
朝の家事を終えて2階で英語の宿題をやっていた私・・
そろそろ買いものに行こうと10時過ぎに下におりると息子がいません。
靴もなかったので、どこかへ出かけた様子・・・
しかも鍵を持っていない!
これじゃあ出かけられないじゃん!
何でだまって出て行くかねぇ!
と一人でだんだん怒りのテンションがあがってきました。
え・・おばあちゃんがいるでしょ?
と 思うかもしれませんが、耳が遠くなってきたところへ
すごい大きな音でラジオを聞いているのでチャイムが鳴っても聞こえない
もし聞こえたとしても、慌ててこの段差の家で転んだりしたら大変。
「お義母さん、私、買い物行って来るね。〇〇(息子の名前)鍵持たないでどっか行っちゃってるけど
私が帰ってくるまで外で待たせておけばいいから。何も言わないで行っちゃうのが悪いんだから」
と伝えて家を出ました。
結局、私の方が早く帰ってきたので彼は外で待たずに済んだのですが
顔を見るなりお説教してしまいました。
そんなことで怒らなくても、と思うかもしれませんが、
コミュニケーションとソーシャルスキルが欠けている彼には
小さなことでも一つ一つ教えていかないとダメなわけで・・・
そもそも彼は友人と呼べる人が一人もいません。
だから友人とどこかに一緒に出掛けたり、待ち合わせをしたり、
という経験が26年間 一度もないわけです。
人は小さい頃から自然とそのような経験を繰り返し、少しずつ社会性を学んでいくはずですが
対人希薄で他人と関わらない彼は、いつも自分だけの世界の中で生きている。
だから教えないと学べないのです。
先日、パパと私が出かけた日、家のことを色々やっておいてくれた、と書きましたが
あれはものすごい成長でした。
今まで、『言ったことに対してはやってくれたけれど、言ってないことはやらない』彼だったのが
あの日は言ってないこともやってくれてあったので
パパと成長したねぇ~、すごいね~ 嬉しいね~ と喜んだものです。
26歳の我が子の行動にこんな風に一喜一憂してる親がいます。
今後の彼の人生を思うとどんな困難が待ち受けているのか想像もつきません。
私たちは先にいなくなるので、それまでに一つでも彼の経験を増やしながら
褒めたり叱ったりを繰り返すことが私の務めだと思っています。