今日のシネマ
2014年 タイ
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たまっている映画レビューを消化しています。
これは今年4月に観ました。
田舎の小さな小学校に赴任した青年教師と前任者の女性教師が、
日記を通じて交流する姿を描いたタイ映画。
都会から遠く離れ、山々に囲まれた小学校に赴任したソーンは、
職員室で前任者の女性教師エーンが残した日記を見つけ、
読むうちに面識もないエーンを身近に感じるようになる。
1年後、ソーンと入れ違いで再びエーンが赴任してくる。
ソーンは同じように日記を残しており、今度はエーンがソーンの日記を読み始める。(映画com.より抜粋)
タイの映画って、初めてかもしれません。
プカプカ浮かぶ水上の学校が なんとも言えない雰囲気。
そこに赴任してきたソーン先生が、前任のエーン先生が残した日記を見つけ
元気付けられているうちに まだ見ぬ彼女に恋しちゃいます。
そして、今度はその逆に、ソーン先生が異動になり、エーン先生が戻ってきて
今度はソーン先生が書いた日記をエーン先生が読み始め・・・
って、ソーンとエーン(笑) のやきもきする恋の話と、
あとは子どもたちですね~
過酷な状態でも明るく過ごす様子は ついつい笑顔になっちゃいます。
でも、そこに通っている子どもたちは 裕福ではありません。
親の漁を手伝って 学校どころじゃない子だっています。
台風が来れば 学校自体が危機にさらされるし
先生の記す日記には、日々の困難や、
それにうまく対応できないやるせない想いがたくさん綴られているのです。
実際に経験しなければわからない環境の中、
お互いの日記を読むことで共感し、元気をもらい、乗り切ることができる・・
”同士” から恋へと変化するのは 自然の流れなのかもしれません。
主役の二人、全く知らない俳優さんたちですが、とても良かったです。
特に ソーン役の スクリット・ウィセートケーオ は
爽やかさを絵に画いたような人で、私は大好きです。
日本の俳優さんで言うと、ちょっと妻夫木君みたいな・・?
タイはバカンスを過ごすには日本でも人気の国の一つですが
観光地だけでなく、人々の生活や文化、教育等
日常をもっと知ると、違った関わり方ができるかもしれません。