2008年 日本
観てきました。
出先で時間がポコンと空いた時、やっぱり向かうは映画館。
最近は 大きなスクリーンに酔っちゃう私ですが 頑張りました。
『マンマ・ミーア』 にしようか、 『ベンジャミン・バトン』 にしようか
迷ってたんですが う~ん・・・・オスカー取っちゃったもんなぁ。
やっぱり 今回はこれ、『Departures』 に決定。
DVD化も決まり それを待ってても良かったんだけど・・・
やっぱり早く観たかったから。
・・・・私、大泣きしてしまいました。
泣いてるのを周りの人たちに気付かれたくなかったので 涙、鼻水、垂れ流し状態。
終わってトイレに駆け込んで化粧直し。
これってけっこう大変なのよね。 (~_~;)
観ながら4年前に亡くなった父のこと、
それより前に亡くなった1つ年上の従姉のことが重なって・・・
つまり自分が映画の中の遺族の一人になっちゃうわけです。
寂しさだけじゃなくて その人が生きてきた人生を辿ったり
旅立つ人と共有した時間を思い返して懐かしむわけです。
納棺士の優しい動きが その懐かしむ時間を邪魔することなく安らかなものにしてくれる・・。
父の時、こういうきちんとした儀式はなかったけれど
葬儀屋さんの担当の方が本当に良い方で
それだけでも私たち残された家族は癒されたものでした。
こういう時の優しさって 人を救ってくれる船みたいなものだなぁ・・・。
山崎努、秀逸。
彼の魅力がこの映画を際立たせていた・・・と私は思います。
それと・・・峰岸徹さんにオスカー像見せてあげたかったな・・
なんて思いながらまた涙。
実はモッくんの実家がある市の小さな映画館で観たのですが
平日だというのに満席でした。
そして・・・会場で私が一番若いんじゃないかってくらい年配の方が多かった。
それもご夫婦で観に来てる方が。
誰にでも平等に、そして絶対に訪れる死。
その時がそれほど遠い未来ではないと感じる人ほど
この映画に寄せる想いが大きいのかなって感じました。
人に薦められる良い作品だと思いますが、映画の良し悪しってことよりも
外国の人たちがこの映画に目を向けてくれたことが
日本人としてなんだかとてもうれしかった。
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ごめんなさい。
感動してレビュー書いた後ですが ちょっと付け加えさせてもらいます。
映画観る時くらいは携帯をマナーモードにしてください。
飲んだり食ったりは勝手だけど 大きな音を立てないでください。
上映中、感想をいちいち声に出して言わないでください。
エンドクレジットが流れるのと同時におしゃべりしたり
立ったりするの やめてください。
心の中にとどめておけなくて書いちゃった。
だったら映画館なんて来るなよ、って言われそう。
おっしゃるとおり。
やっぱり映画は家で一人で集中して観るのが一番・・・だな。