城台山日記

 城台山の麓で生まれ、毎日この山に登り、野菜・花づくり、読書、山登りをこよなく愛する年寄りの感動と失敗の生活日記です。

恵那山 20.9.27

2020-09-28 06:28:26 | 山登り
 恵那山(2191m)は岐阜県の東端にあるが、西濃地方からでも比較的容易に見ることができる。そして、登山路はかつては岐阜県側の中津川市川上(かわうえ)地区黒井沢、神坂峠からがメインであったが、岐阜県人としては残念なことに今やほとんどの登山者は園原IC経由の広河原から恵那山を目指す。この恵那山の歴史は古く、天照大神の胞衣から胞衣山(えなさん)と古くは呼んでいたとの伝説があるほか、別名も多くある。また、古くから修験道の霊山として登られていた。記録を見るとこの山には昭和56年5月に黒井沢から仲間4人で登っている。この時の印象はあまり強くなく(むしろ悪い方、展望がない、小屋もボロボロ等々)、岐阜の山なのにこれ一回きりとなっていた。

 さて、当初この日は岐阜と富山の県境にある人形山に登るつもりであったが、日本海側の天気が悪いとの予報があったので、天気が良さそうな恵那山に金曜日に変更した。最近山の天気は「てんきとくらす」の行楽地の天気予報を参考にすることが多い。自宅を5時少し前に出発し、まずEさんをピックアップし、羽島インター付近でYさんを拾う。(おじさんの今の車は荷物があると3人しか乗ることができない(どうでも良いことだが))。中津川付近では工事中で対面で走った。昔、恵那山トンネルが一本だったとき、はやり対面で40km制限、通過に20分以上要した。園原インターで降り、本谷川をさかのぼり、広河原登山口の手前の駐車場に車を駐車、すでに沢山の車で満杯状態だった。

 林道歩き出発点 トイレがあった

 まずは峰越林道を30分ほど歩く。古いガイド本(岐阜の山旅100コース)には小さなトンネルのすぐ先の登山口付近に車を停めてなっているが、おそらく百名山ブームにより増加した登山者に対応して、ずっと手前に駐車場が設けられたものと考えられる。登山口と書かれたところから一旦河原に降りるとそこに木橋がかかっている。そこを渡ると本格的な登りとなるが、よく整備されていて歩きやすい。登山口から300mごとに1/10から9/10の行程をしめす指導標がある。4/10を過ぎると笹原の多い斜面の緩やかな登りとなる。ここからが結構長かった。早朝に出発したのかそれともトレランなのか下ってくる登山者が大勢いる。さらに加えて、何組かのパーティには先を行ってもらう。

 林道終点 広河原登山口 標高1253m

 本谷川を渡る 帰りに撮影





 4/10 標高1710m 9:25

 笹の中を登る 9:39

 同上 9:49

 山頂方面を望む 10:10

 岩の多いところ  10:16

 山頂の近くのドウダンは紅葉が始まっていた。

山頂には既に多くの登山者が昼食をとっていた。





 恵那山神社本社とある 祭神はいざなぎ、いざなみ 付近には多くのこのような小社があるようだ

今回恵那山初めてのYさんは空身で避難小屋のある最高地点まで出かけた。残りの二人はゆっくりと昼食、運転手のおじさんはノンアルコール。最近これで十分満足できるようになった。展望台に登っても展望は利かないようだ。そのうち駐車場で一緒だった小学生3人連れの二家族が登ってきた、子どもは疲れた顔さえしていない。登りは景色を十分楽しむこともできなかったが、まわりを見ると唐松が少し色づいている、さらに白樺が結構あったこと、伊那谷は良く見えているが、その対岸の南アルプスは厚い雲に覆われていた。ゆっくりと下ったせいか、意外と時間がかかり、駐車場の車は随分少なくなっていた。向かいのワゴン車の隣にはテントが二つ張られ、食事の準備中のようであった。ナンバーは多摩、明日恵那山に登るという(この人たちも百名山を目指しているようだ)。

 伊那谷を望む 南アルプスは雲の中

 「小さい秋みつけた!」

コースタイム 駐車地7:50→登山口8:10→山頂11:13~12:15→駐車地15:05



 

コメント
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