IWJ(インターネットメディア)の定期会員になっている。下記のものが
今日の書き出しでした。2014.12.11、午前11.30転載しました。
おはようございます。IWJ・Web班の伊藤です。
昨日、“稀代の悪法”特定秘密保護法が施行されましたが、こんな日でしたので、
10日の大手新聞各社の特定秘密保護法に関する社説を比較してみることにしました。
タイトルを並べるだけでも、各社の姿勢が出ていて、とても分かりやすいです。
読売新聞 『秘密保護法施行 他国との情報共有に不可欠だ』
朝日新聞 『衆院選 秘密法施行 「不特定」の危うさ』
毎日新聞 『秘密保護法施行 息苦しい社会にするな』
日経新聞 『民主主義の土台たる「知る権利」を守れ』
産経新聞 なし
東京新聞 『特定秘密保護法施行 権力が暴走しないか』
さすがの読売ですが、産経には恐れ入りました。
産経新聞の10日社説は、衆院選関連と『野球ソフト復活へ 東京で新たな五輪像示せ』
でした?? こういった産経や読売の記事が、日本で断然のアクセス数を誇るニュース
サイトである『Yahooニュース』のトップに度々登場するのですから、国民を眠らせて
おくのは簡単なことなのかもしれません。
事実、『Yahooニュース』のアクセスランキング(10日19時頃調べ)のトップ20には、
秘密保護法の「秘」の字もなく、1位は『ボウリング場女性従業員が土下座 女子高生
「めっちゃおもろいわー」とツイッターに写真投稿』でした。
これも確かにひどい話だけど、今日の1位じゃなくても・・・と思わず突っ込みを入れ
たくなります。
しかし、そんな危機感のない世相の中、官邸前では若い学生や女性たちが抗議の声を
あげ続けました。
特定秘密保護法廃止を求める若者がいることを大手メディアは報道しない。メディアが
報道しないとそのような現実はなくなってしまう。国民の力となることがない。私もささ
やかながら、特定秘密保護法廃止の意思表明をしたい。
今日のYahooニュースを読むと来年の日本社会に暗澹たる思いがつのります。
衆議院選中盤の情勢について、現時点では(1)自民は単独で300議席を上回る勢い
で、公明とあわせて定数の3分の2(317議席)を確保しそう(2)民主は100議席
には届かないものの、70議席台に増やす公算が大きい(3)維新は30議席を割り込む
可能性が高く、次世代も1ケタに激減する見通し(4)共産は倍増する勢い――となって
いる。このように朝日新聞社は、報じている。
いよいよ自民党の日本国憲法改正案が国会を通る可能性が出てきた。阿部政権は日本を
取り戻すことができるかもしれない。取り戻す日本とはいつの日本のことをいうのかとい
うと大日本帝国憲法下の日本のことを言っているようだ。いよいよ徴兵制を復活する日本
になるのだろうか。自転車置屋の親爺が言っていた。徴兵制が復活するよと。若者の仕事
がなくなり、兵隊に応募する以外に生きる道がないような日本にしようということかもし
れない。これを経済徴兵制というようだ。アメリカではこうなっているという。
自民党憲法案は恐ろしい。憲法に夫婦相和すことが書かれている。この憲法を国民は守
れと言っている。夫婦喧嘩をすると憲法順守義務違反になる。取締りの対象になるのかし
ら。そうなったら警察は忙しい。場合によってはすべての既婚者が憲法違反者となる危険
性がでてきそうだ。こんな奇想天外な憲法案を自民党は出している。このような政党が30
0を超える議席を獲得する勢いであるという。
共産党が三倍増するようなことが起きなければ来年の日本は今よりさらに厳しい社会に
なりそうだ。
IWJとネットで検索すると大手メディアが報じない現実がそこにはある。ぜひ検索し
てみてはいかが。