孫崎享氏の2014.12.17のツイッターから
総選挙協力功労賞:すしでご馳走します。17日首相動静、夜すし店しまだ、
時事・田崎論説委、朝日・曽我編集委員、毎日・山田編集委員、読売小田論説
主幹、日経石川常務、NHK島田解説委員、日テレ粕谷解説委員長。米国ではま
ずない現象。恥ずかしげもなく鮨食いに行く、安倍に飼われる隷属軍団。
数年前に私は四十数年取っていた朝日新聞をやめた。新聞販売店の社長が、
翌月、また朝日新聞を取ってくれないかとプロモーションにきた。私は言った。
「朝日新聞を止めて、読売新聞をとるわけではないんです。どの新聞も取るの
をやめることにしたんです」。このように話した。一度、私は朝日新聞の消費
税増税を報道した記事について質問をしたことがあった。これは政府広報と変
わることがないのじゃないですかと、問うた。その回答が政府の言うことと同
じであった。翌日、私は新聞販売店に行き、政府広報を読むためにお金を出す
必要はないと新聞購読をやめた。「安倍に飼われる隷属軍団」の記者たちの書
く記事にお金を支払って読むつもりはない。「NHK島田解説委員」が司会する
NHK政治討論会を聞くためにお金を支払う必要があるのだろうか。島田解説委員
さん、いい歳をして鮨を金を払わず食べて、ジャーナリストだと胸をはれるの
ですか。朝日新聞の曽我編集委員さん、安倍総理に鮨をご馳走になり、政府を
批判する記事が書けるのですか。
朝日新聞が読売、産経からバッシングを受けたとき、朝日を応援する人々が
朝日新聞が政府にすり寄っていかないよう、朝日を購読して応援しようという
話を聞いた。そんな人々の気持ちを逆なでするようなことをして曽我さん、恥
ずかしくないのですか。
今回の選挙では大手メディアの政治記者たちのなりふり構わずの応援、それ
は投票率を下げる企みだった。それは成果を上げた。59%の投票率から52%に下
げ、自民党に貢献した。だから安倍首相は鮨をご馳走したのだろう。こうした
大手メディアの貢献にもかかわらず自民党は前回選挙での当選者数を超えるこ
とはできなかった。4議席減、総得票数も100票減った。
「安倍に飼われる隷属軍団」たちよ。君たちが失墜する日が来ることを願う
のみだ。