醸楽庵(じょうらくあん)だより 

主に芭蕉の俳句、紀行文の鑑賞、お酒、蔵元の話、政治、社会問題、短編小説、文学批評など

醸楽庵だより  969号   白井一道

2019-01-16 12:56:51 | 随筆・小説



  コリグジットとは韓国が米日韓の同盟から抜け出ること



侘助 昨日、TBSの「報道1930」を視聴した。初めて聞く言葉を知った。
呑助 誰が出ていたんですか。
侘助 ゲストは河井克行(自民党総裁外交特別補佐、衆議院議員)。木宮正史(東京大学大学院教授)渡辺 靖(慶應義塾大学教授)金井辰樹(東京新聞編集局次長)らであった。中心は河井氏のようだった。
呑助 河井議員とは、あまり聞かない議員さんですね。
侘助 私もテレビでは初めて見る政治家だった。実力者のような風貌と話しぶりが印象に残った。落ち着いた態度、間合いの取り方、抑制の効いた話に力のある政治家なのかなという印象を持った。
呑助 どんな言葉が印象に残ったんですか。
侘助 「ブレグジット(Brexit)イギリスのEU離脱のことを言いますよね。韓国が米日韓の同盟、自由主義陣営から抜け出ることをコリグジット(Korexit)という言葉をアメリカ政府首脳、軍事戦略研究所の一部の方々から聞きました。誰が言ったかということは言えないですけど」と河井氏は述べていた。
呑助 コリグジットですか。
侘助 初めて聞く言葉だった。ネットで調べてみると「囁かれ出した「Korea's Brexit」説」にヒットした。日経ビジネス、アメリカ現代政治研究所に高濱賛氏が書いていた。
呑助 韓国が北朝鮮、中国側に靡いていくということなんですか。
侘助 河井氏は次のようなことも言っていた。「朝鮮半島を南北に分ける北緯38度線が対馬海峡まで南下する日」という文章を私は書いているとね。
呑助 韓国内では日本の支配層と仲良くして自分の富を肥やした保守層に対して厳しい対応を現韓国大統領文在寅氏はしているということなんですかね。
侘助 木宮東大大学院教授はコリグジットのようなことはないと考えている。文韓国大統領もそこまではしないだろうということを述べていた。木宮氏は初め河井氏に対して「河井さんと述べ、訂正し河井君と言った」。河井氏は木宮氏の教え子なのかなと私は思った。その後木宮氏は河井氏に対して「河井さん」と言うようになり、最後は「河井先生」というようになった。
呑助 東大の先生というのはそういう所があるんですね。自分と比べて相手が高いのか、低いのかということを気にしている。結構、俗っぽいところがある人がいるということなんですか。
侘助 保守的な人には座る位置というのを気にする人は多いように感じるな。木宮氏は初め河井氏がメインの椅子に座っているのを気にしていたのかもしれないな。河井氏の発言に対して東大教授として自分は違うという意見を最後に述べたのかもしれないな。
呑助 その報道番組のテーマは何だったんですか。
侘助 「首相の側近が語る“安倍外交”の行方」だった。
呑助 「外交の安倍」という言葉を新聞やテレビでよく聞きますね。実際、どうなんでしようかね。
侘助 you tubeでデモクラシーtvの「世界経済の危機的状況、安倍政治の終わり」を視聴した。この中で元慶応大学の金子勝教授が述べていた。安倍総理の外交はすべて失敗だと熱く語っていた。安倍総理は原発のセールスをしていたがどこも失敗だ。買ってくれるところはどこもない状況だと述べていたよ。
呑助 経団連の会長さんは国民が反対する原発はできない。民主主義に反すると言ったらしいですね。
侘助 年頭所感で述べた。日立の会長が言った意味は重いよね。原発を売っていた日立だからね。
呑助 徴用工問題についてはどうなるんですかね。
侘助 世界的に見るなら日本の主張を支持するものは少数、韓国の主張が正当というのが多数じゃないかと金子氏は言う。