out of curiosity #3

ブログを始めて14年目。
カメラを抱えて世界中の山に出没したい~!

黄葉の鳳凰三山へ

2019-10-31 09:37:59 | 山登り in 山梨県
2019年10月27日(日)
鳳凰小屋に向かうトレイルより地蔵岳を望む
 
 10月27日(日)~28日(月)にて今シーズン3度目の鳳凰山を訪ねてきた。 前週は台風後の情報が得やすかった奥日光に紅葉を見に出かけたが、同様に台風後早急に登山道を復旧し、小屋の整備も万全、紅葉も見ごろだという情報を流し続けていたのが鳳凰小屋だった。 しかし私の所からは中央高速が復旧開通しなければ韮崎まではとても行けない。 それも19日には開通になったことを知ったが、既に高い山に登る気力も自信もないような状態だった。
 この週もどこかそこそこの高さの山で歩ければ充分と思っていたのだが。。。週末の天気予報がだんだん良くなってくるのを見ると、この週に登らなければ来年まで黄葉の鳳凰山は拝めない。 今年は既に紅葉を逃している中、黄葉まで逃したら、来年だって台風やら何やらで見に行ける機会を持てるかどうかわからない。 と思ったら「登れる気力や自信がない」などと言っている場合ではない気がしてきた。
 
 
 この週、都合が合えば一緒に山に行きましょうと言っていたトレッキングさんに声を掛けると 「是非!」と言うお返事だったので、27日朝7時の集合で御座石鉱泉からゆっくり鳳凰小屋を目指した。 駐車場が心配だったが7時ごろに到着で残り数台の中に入れた。 普段人気がある青木鉱泉からドンドコ沢を登り中道を下るコースは、ドンドコ沢のトレイル崩壊で現在は登れない。 今後ドンドコ沢が復旧しないと、御座石鉱泉の駐車場はより混むことになるかもしれない。
 
 通行可能な燕頭山へ向かうコースへ向かう。 麓から既に黄葉がきれいだ。
 
あまり撮りたいと思わなかったこの斜面も、向こうの黄葉がきれいだ。 
 
 フジアザミかな。
 
 これは美味しそうだけど?
 
 たくさんのコアジサイの黄葉の中を登る。
 
 振り返るとまたきれい。
 
 割とあちこちにこのようなリンドウが。
 
 見晴らしのきく斜面からは美しい黄葉が見えた。
カラマツかと思ったが、この辺りはカンバの黄葉が最盛期。
 
 4時間かかると覚悟して登った燕頭山にはやはり4時間近くかかった。
なまった身体にはきつい、つらい。
 
 が、曇っていた空が予報通り晴れてきた!
 
 ここでお昼ご飯休憩をして記念撮影。
 
photo by トレッキングさん
この日は自撮りではなく撮っていただく。 
 
 休憩後燕頭山をいったん下る。
そのトレイルからは木々越しに迫力ある甲斐駒ヶ岳が見えた。
 
 が、見晴らしのきくところまで来ると雲の中。 ほんの数分なのに残念。
けれど手前尾根の紅葉、黄葉が見事!
 
 あのくらいの高さの山に登れば十分きれいだったろうが、上から眺めるのも良い。
 
 夏には花で楽しんだトレイルは苔と紅葉でしっとりと。
 
朝には見えなかった八ヶ岳もすべて見えていた。
 
ここは階段が崩落してしまった。 
鳳凰小屋スタッフがロープを張り、トレイルを作ってくれた場所。
 
燕頭山を振り返る。 まさに黄葉だ。 
 
 苔の橋の所に来た。 そこを過ぎると。。。
 
 少し行ったところで展望が開け、地蔵岳と甲斐駒ヶ岳も姿を現していた。
 
あともうひと頑張りで小屋に到着と言う辺り。
いくつか橋がかけられている場所もあるが、橋は一本流されている場所があった。
このような場所も要注意。 
 
 富士見岩まで来ると冠雪の富士山が見えた! 良かったなぁ~!
 
 ここまでくれば小屋は目前。
黄葉のカラマツと地蔵岳のオベリスクが見える。
 
小屋周辺のカラマツ黄葉は終わったかと思っていたが、
まだまだ奇麗で良かった。 
 
 
 14:30ごろ鳳凰小屋到着。 少し休んでトレイルの偵察に出かける。 小屋の前には小さな沢と、その向こうにドンドコ沢の上流になる大きめの沢があるのだが、台風の時にはこの小さめの方の沢からも大岩がゴロゴロ流れてきたそうで、ご覧の通り観音岳へ向かうトレイルは大きくえぐれてしまった。 ドンドコ沢にはきっとさらに激しく大岩が流れて行ったに違いない。 来年はドンドコ沢を滝を楽しみながら登ってみたいと思っていたが、どうなるのかな。
 地蔵岳直登への登り口もこの小さな沢を越えるので、以前とは形が大きく変わった。 翌日登ってわかったことは、両コースともこの部分の損傷が一番激しく、その後の部分樹林帯や稜線はそれ程ひどく変わったようには思えなかった。 が、地蔵岳の砂斜面部分は大きな亀裂のような水跡が残り、以前も歩きにくかったものがなお更歩きにくくなっている。 亀裂が斜面縦方向に大きく入っているため、つづら折れのように登ってゆけないので、直登しなければならない状況だ。
 この日もこの沢の部分の補修で小屋の若者スタッフたちがスコップを持って働いていた。
 
夕食までは温かい衣類を着て、コタツに入って皆さんとお喋り。 もうすっかり寒い。 
5時からの夕食はいつものカレー。 美味しくいただきました。
なのに、またこの後具合が悪くなる。。。
 
 食後に天体望遠鏡で星を見せていただいた。
とてもきれいな星空だったので、機材もないのにカメラを外テーブルに乗せ適当に撮った星空。
まぁ、雰囲気だけ。。。
 
早朝から動く人が多いこの小屋は、7時ごろになるとほとんどの人が床に就く。
私も早めに布団に入った。
 
コメント
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