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2019年11月9日(土)
編笠山山頂から八ヶ岳山塊を望む
この週末、天気が良さそうなのでどこか見晴らしの良さそうな山に登りたいと思った。 以前より訪ねてみたいと思っていた八ヶ岳の編笠山と権現岳。 このふたつの山を来季グリーンシーズン前に見ておくことができたら、と言うより、その登山口である観音平駐車場と富士見高原スキー場の駐車場がどのようなものか見てみたかった。
八ヶ岳は桜平駐車場、美濃戸の駐車場を利用したことがあるが、どちらもシーズン中は大人気で確保が難しいだけでなく、なかなかのラフロードで数多くすすんで行きたいとは思い難い。 観音平や富士見高原は八ヶ岳の中でも中央高速道路からのアクセスが良さそうで、特に富士見高原スキー場の駐車場は広いという話も聞いている。 編笠山から権現岳も花が多いということなので、大きな期待を持ってのロケハンだ。 ただし、登山のコースタイムを調べると私の脚では編笠山までが限度。 たくさんの人が編笠山~権現岳~三ツ頭を周回しているレポを拝見しているが、私には無理そうだ。
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今回観音平駐車場がいっぱいなら富士見高原スキー場の駐車場へ向かおうと思ったが、朝6時半ごろの到着で奥の駐車場にはまだ余裕があった。 グリーンシーズンの土曜日ならこうはいかないだろう。 けれど高速道路から駐車場までのアクセスはとても良く、全て舗装道路。 利用できればとても良い駐車場だ。 50台くらい駐車可と読んでいる。 ここまでの林道は11月下旬~4月下旬まで冬季閉鎖になるようだ。 実は黄葉にも遅い時期だろうと思って出かけたが、駐車場の周囲にはまだカンバの黄葉が見られた。
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駐車場からは「雲海」を目指して登るが、2ルートあるうちの尾根沿いを登る。
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茶色くなった葉も見えるが、朝の光にまだ黄葉がきれいだ。
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カラマツも予期せずまだまだとてもきれいで感激!
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登山道には徐々に岩の露出が見えてくる。
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「雲海」に到着。 ここで軽く一休み。
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周囲は立ち木で見晴らしは良くないが、富士山の方向が少し開けている。
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「快晴」予報なのだが、雲海と言うより霞の上に浮いたような富士山。
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雲海からの登りは更に岩が多くなり登りにくい。
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押手川に到着。 ここから編笠山山頂を目指すコースと山頂を巻いて青年小屋へ向かうコースに分かれる。
私は編笠山山頂に向かう。 が、編笠山だけならここを巻いて青年小屋から山頂に向かった方が良かったのかもしれない。
なぜなら、編笠山山頂~青年小屋間にある大岩渡りの斜面は下りより登りの方が良いかも、と言う気がしたから。
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けれど、押手川から山頂に向かうトレイルも、涸れ沢の中を歩くような岩渡り部分が続く。
あまり調子も良くなかったので、バランスも悪くヒヤヒヤしたが、振り返ればこの景色。
巻き道を行かず朝のうちにこの景色を見るのも悪くはない。
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ハシゴ一か所。
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登ると富士山まで開けた。
南アルプスは目の前。 今季は何度か向こうからこちらを眺めたが、
今日はこちらからそちらを眺める。
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富士山左手前は茅ヶ岳あたり。
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ようやく山頂に出そうだ。
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編笠山山頂。
小さめのゴロゴロの岩が敷き詰められたような山頂。
気を付けて歩かないと足を載せた瞬間にゴロッと動く岩もある。
八ケ岳の最南端ともいえる場所なので、北の方角に向けてズラッと八ヶ岳の山々が並ぶ。
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同じように単独で登ってきた方と写真を撮り合う。
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青空の中ゆっくりとレンズを向ける。
右端が権現岳。 左の鋭い岩峰はギボシ。 これを越えて権現岳に向かうのだから、絶対に一日では無理だと思う。
鞍部に権現小屋が見える。 あそこに泊りで行ってみたいなぁ。
写真左の方、ギボシの樹林帯から砂れきのような斜面をつづら折りのトレイルが見える。
そこを歩いている人が4名いるのだが、雲海辺りで見かけた若者4人だ。
ギボシの山頂にも3名の人が立っている。
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左に振ると、右端が赤岳。 左奥に見えるのが横岳。 左端が阿弥陀岳。
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中央の阿弥陀岳左奥に見えているのは天狗岳などだそう。
さらに左奥が北八ヶ岳。 蓼科山の山頂が雲に覆われている。
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もう少し左、北西方向には隣の西岳。 西岳の奥には車山、霧ケ峰が見える。
その左奥が諏訪湖。 諏訪湖奥右側に穂高連峰、槍ヶ岳の白い峰々。
諏訪湖奥左には乗鞍岳。 さらに左雲が掛かっているのが御嶽山。
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南には南アルプスの山々。
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そして富士山。
霞がかってはいるが良い眺めだった。
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北アルプスの方向をもう少し寄せる。 車山の右後ろには美ヶ原。その背後には白馬方面の山々。
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諏訪湖、穂高連峰、槍ヶ岳
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乗鞍岳から穂高連峰
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中央奥に御嶽山。 その左方向に高いのが木曽駒ケ岳や空木岳あたり。
手前の山には入笠山のスキー場も見える。
八ヶ岳山麓のカラマツが見事だ。
結局動画も撮った。
編笠山山頂から
動画では風の音が強く聞こえるが、そこまで強かった印象はない。 が、さすがに写真を撮り続けていると寒くなり、レインウェアの下にダウンも着てハイマツの脇でお昼ご飯を食べた。 この後青年小屋の方向へ編笠山を下りてゆき、巻き道を通って観音平駐車場に戻る。 続く。