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2020年3月9日(月)
編笠山山頂から八ヶ岳主峰赤岳方面を望む
先日高尾山でお花を見ながら割と長距離歩けたのは良かったのだが、登る筋肉と体力がすぐに衰える年齢なので高い所にも登りに行かねば、と雪の残る編笠山に登ることにした。 何より、花粉に汚染された下界から逃げ出したかったのが本音だ。 違うウイルスにも要注意だが、この日も平日月曜日なのでそうそう人に会うことはないだろう。 実際この日会った人は駐車場で1組のご夫婦。 その方たちは西岳に向かって行き、編笠山に登っていたのはわたしひとり? 誰にも会うことはなかった。
前日8日はあちこちで雨だった。 高い山では雪が降っただろう。 自宅を出てからしばらくは雲が多かったが八ヶ岳の天気は「快晴」の予報。 中央高速笹子トンネルを抜け勝沼に下り始める場所からは素晴らしい白峰三山他の山並み。 釈迦堂PAに入って写真を撮ろうかと思ったが、早く到着したい気持ちで休憩は八ヶ岳PAに決め走り続けた。 すると、なんと釈迦堂PA付近から前方がモヤモヤ。 釈迦堂PA出口付近では一気に前方が見えにくい程に真っ白になった。 霧? 曇り? そのうちにフロントガラスにポツポツと雨粒まで見えてきた。 「これは完全に予報が外れた?」 しかし更に走っているうちにまた急にモヤモヤが晴れ。。。
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八ケ岳PAではこの青空!\(^o^)/
なんと甲府盆地一帯が非常に濃い霧の海に沈みこんでいたようだ。
海の上はこの青空、という現象。 本当にこういう事があるんだよねぇ。
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鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳もこの通り。
中央付近にチョコンと真っ白な頭を出しているのは北岳だろう。
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出発 7:50くらい。
前回編笠岳に登った時は11月、観音平からだったが、冬季観音平までの林道は閉鎖。
なので今回は富士見高原リゾートからの出発。
ゴルフ場入り口わきの道路を進んでゆくと道標などわかりやすく立っている。
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土面のトレイルに入るとすぐに雪が見られた。
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あまり深くない雪面のためか、様々な動物の足跡がくっきり。
左からキツネ、テン、リス? 確信は全くなし。
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「白久保岩小屋」と書いてある。(9:10)
中には石仏の様な、ただの岩の様な、ものが立っていた。
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この辺からコメツガ?などの常緑針葉樹が多く、まだ雪が残っていてきれい。
けれどその分展望は望めない。
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陽も高くなってきて雪がポタポタ、バサッと落ちてくる。
徐々にきつくなってきた傾斜が、この辺では随分急登になり、
ヒィフゥ言いながら九十九折り。
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もうしんどい、と思ったころに大きな岩出現。
そろそろ山頂に近い?、と思わせぶりだがまだまだ。
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身体も足も重くてピンクテープごとに止まるくらい。
振り返るとようやく南アルプスが拝めた。
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ようやく樹林帯を抜けた!
今度こそ本当にもうすぐだ!、と思ったのだが。。。
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気を良くしてようやく現れた絶景に何度もシャッターを切る。
中央アルプス~御嶽山~乗鞍岳
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こちらは富士山~鳳凰三山~北岳~甲斐駒ヶ岳~仙丈ケ岳
朝霧に包まれていた甲府盆地は未だ少し白っぽい。
そして少し進み見上げると。。。
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まだまだじゃないかーっ!
観音平から登った時は、樹林帯を越えたら山頂まで案外直ぐだったような印象だったので、
これにはかなりガックリ。 もう本当に疲れてしまっていて。
こう見ると雪面より岩の方が多いと思い、アイゼンを外した。
足元ガタガタで登りにくいなか、なんとかゆっくり一歩一歩進んで、
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ようやく山頂に着いた~!(12:37)
遅くとも12:00には着くと思ったが、予定よりだいぶ上回ってしまった。
けど青空で、本当に良い眺め!
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もう立っているのが嫌で座ったまま撮った。 東側奥は金峰山など奥秩父方面。
手前に足元の岩が入るのも案外いいかも。
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金峰山をアップにしたら手前の瑞牆山の岩々がすごかった。
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そして南東方向富士山。 左手前に茅ヶ岳。
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富士山~南アルプス
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南から少し西寄りに南アルプス~中央アルプス
右端に見えるスキー場は入笠山の富士見パノラマリゾート。
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鳳凰三山~北岳~甲斐駒ヶ岳~仙丈ケ岳
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西方向、御嶽山~乗鞍岳 中央奥に見えるのは白山?
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中央に諏訪湖を置いたこの風景がなんとも好きだ。
諏訪湖右には穂高連峰、槍ヶ岳。
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北側に八ヶ岳。 阿弥陀岳、横岳、赤岳
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ギボシ、権現岳
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阿弥陀岳の奥には北八ヶ岳の山々も望める。
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右奥の双耳峰が天狗岳、左奥に蓼科山、北横岳など。
蓼科山背後には北アルプスも。
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北西方向、西岳の向こうには車山、美ヶ原、そして最後列に北アルプスの山々。
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車山、美ヶ原、後ろ立山の山々。
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穂高連峰、槍ヶ岳、常念岳、大天井岳、燕岳なども見えているのでしょう。
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お昼ご飯を食べ、充分座ったら、
自撮りするほど回復。
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もう一度富士山を眺め。
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鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳を眺めたら下山する。
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下山時には随分雪も解け、朝あまり見えなかったコケが。
そして足元はツルッツル。
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雪が積もっていたこの辺もすっかり雪が溶けていた。
本当に半日で溶けちゃうんだな。
今回のこのコース、観音平からと比べると距離は1キロちょっと長く、上り標高差も200m以上高いことが分かった。 それでも山頂からさらに西岳に回る周回コースで行く人も多い。 私も今回登ってみて余裕があれば西岳に回りたい気持ちもあったが、とてもそれどころではなかった。 もちろん、雪が無くても権現岳に向かうのはやはり無理だろうなぁ、やっぱり一泊だなぁ、と確信したわけだ。(;´・ω・)
それでも編笠山は八ヶ岳の中でもアクセスしやすく、景色も良く、おそらくお花もたくさん咲くだろう。 また行ってみよう。