宮応かつゆきの日本改革ブログ

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「安倍首相、『(ポツダム宣言は)破り捨てたい』が本心。 日本共産党志位和夫委員長が指摘

2015年05月23日 | 戦争法案

 「しんぶん赤旗」22日付は、志位委員長の21日の記者会見について報じています。 その中で、20日の党首討論で、安倍首相が「ポツダム宣言をつまびらかに読んでいない。論評を差し控えたい」とのべたことに関連して、同氏は次のような事実を指摘しています。

 「安倍首相が自民党の幹事長代理だった2005年当時、『Voice』7月号の誌上対談で『ポツダム宣言というのは、アメリカが原子爆弾を2発も落として日本に大変な惨状を与えたあと、『どうだ』とばかり叩きつけたものです」とのべていたことを示し、「政治家として根本的な資質が疑われます」として、次のように「事実誤認がある」と指摘しました。

 「『ポツダム宣言』が発せられたのは1945年7月26日、日本が受諾通知したのは8月14日、公式調印したのは9月2日です。 他方で原爆投下は8月6日と9日だからです」

 「志位氏はこの時系列を端的に示し、『2つの原爆が落ちたあとに叩きつけたものではありません。 一連の発言をみると本当に(ポツダム宣言を)読んでなかったことがうかがわれます」とのべ、「彼にとっては(ポツダム宣言は)戦勝国が勝手な要求を突きつけたものであって、『破り捨てたい』というのが本心だと思います」

 そして、「総理の最大の政治信条は『戦後レジーム(体制)の打破』ですが、戦後政治体制の原点中の原点は『ポツダム宣言』です。 それをよく読まないで、『打破』をいうのは、政治家として根本的な資質が疑われます」と語りました。