「安保法制の廃止と立憲主義の回復を求める市民連合」(略称=市民連合)が20日結成されました。 「しんぶん赤旗」は連日このニュースを詳しく報道しています。 日本共産党の志位和夫委員長は20日の札幌での演説会で、「大歓迎です。 この期待に応えて、野党間で選挙協力のための真剣な協議を行い、合意を達成するために全力を尽くしたい」と表明しました。(「しんぶん赤旗」21日付)
私も、「ついに、新しい政治の時期が始まった」と強く感じています。
「しんぶん赤旗」21日付には、「市民連合の趣旨・理念・方針」と呼びかけ有志の団体・個人の名前も紹介されています。 すでに読まれた方も多いことでしょうが、私が、特に励まされた内容を紹介させていただきます。
1、趣旨の項について、
「日本の立憲主義と民主主義を守りたいと切望する市民にとって、もはや状況は座視できない。 政党間の協議を見守るだけでは、自民党による一強状態を打破することはできない。 今何より必要なことは、非自民の中身を具体的に定義し、野党共闘の理念と政策の軸を打ち立てる作業である。 安保法制に反対した諸団体および市民が集まり、ここに安保法制廃止と立憲主義の回復を求める市民連合を設立する」
2、要綱ー【理念】ー全文
「立憲主義、民主主義、平和主義の擁護と再生は、誰もが自由で尊厳あるくらしをおくるための前提となるものである。 私たち市民連合は、安全保障関連法を廃止、立憲主義を回復し、自由な個人が相互の尊重のうえに持続可能な政治経済社会を構築する政治と政策の実現を志向する」
2、要綱ー【方針】
1、市民連合は、2000万人署名を共通の基礎とし、
「①安全保障関連法の廃止 ②立憲主義の回復(集団的自衛権行使容認の閣議決定の撤回を含む) ③個人の尊厳を擁護する政治の実現 に向けた野党共闘を要求し、これらの課題についての公約を基準に、参議院選における候補者の推薦と支援をおこなう」
2、、「市民連合は、参議院選挙における一人区(32選挙区)すべてにおいて、野党が協議・調整によって候補者を一人に絞りこむことを要請する」
と求めています。
また、「市民連合」は、「沖縄の民意をふみにじる辺野古新基地建設の中止」「脱原発と再生エネルギーの振興」などの国政上の重要課題の実現も呼びかけています。
こうした要綱と方針で、野党共闘が実現し、参議院選挙、総選挙がたたかわれれば、「権力者による憲法蹂躙を食い止めるためには、選挙によって傲慢な権力者を少数派に転落させる以外にはない」という、市民連合の「趣旨」が現実になる可能性を生まれるのではないでしょうか。
そして、国民のための新しい連合政府への展望が開けてくるのではないでしょうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます