きれいなきれい〈田添公基・田添明美のブログ〉

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感想      田添明美

2021年06月19日 10時05分22秒 | 「いたずら」田添明美

私は、40代初めから、詩を書き出し、その頃から多くの人
に作品を読んで頂きたいと念じ、多くの人に、作品を送って
いた。
夫々が、感想を述べて下さった。
その中で、FAXで送った作品に、郵送で感想を送って下さっ
た方があり、その感想が、送った作品より、詩的だったので
汚れぬようカバーをして、何十年も、冷蔵庫の側面に
恐れ多く飾っている。

以下、原文まま

前略
詩をお送りいただきましてありがとうございました。又
一位入選おめでとうございます。

多くの詩は、その日、その時、あるいはその一瞬に見える
シーンから何かを心に感じ、与えられた想いを描いており
まして«現在»に限定されている場合が大半です。
田添さんの詩は、今感じている情景が動いております、
流れています、遠い昔、近い過去、そして未来という
壮大な時の流れの中の«今を»とらえております。
それも«今は»心の中では«今»ではなく遠く過ぎ去った日、
又、«今»の自分はすでに未来をさまよっている。
«生»も«死»も«今ひとときも»とどめることができない、
«時»はゆっくり流れつづける心の中の銀河です。
はてしなく、悲しみも、つらさも、又よろこびも
ひっさげて無限に流れます。
人間はあまりにも小さいが、人間の持つ«こころ»は、
すべてを感じ無限の拡大さを持つ。«心と時の無限»が
田添さんのテーマだと私は考えます。

最後に「近所に剥製のような小型の老犬」は忘れえぬ
表現です。
今後ますますのご活躍を楽しみにしております。
                   草々


                 R3.6.18

 

 

付記
この方は、この感想以前に、
私の詩集を買って下さいました。

光      田添明美

2021年06月19日 10時02分34秒 | 「いたずら」田添明美

光と影
どちらが あなたのモノですか
問われゝば
「光」と応える

なんといっても 明るいし
        あたゝかく
        包む
それだけか
それで詩人かといわれても
私は、詩人ではなく
   詩の書き手です と
きっぱり、応える

この、貧しいわたしに 光あれ
手をさしのべよ 光
実は、奇跡が起き、十八日振り
昨日から、杖なしで よちよち歩きが
できるようになりました
これ皆 光のおかげです

おかげで 明るくなれました

雨にぬれたバラが ぱらんと花を垂らしているが
水の胴体をひねり
逆さ宙返りなぞできず
お礼だけを、述べます

折角 佳境に入ったところ
光よ といいつゞけたいが
両眼白内障の手術を受けてから、
LEDの 天井の光がまぶしく
LEDを 消し 枕スタンドの灯で
TVを見ている
影の人なのだった

影は目に やさしく
     やわらかく
     包む
それだけかと いわれても

光と影 どちらも わたしのモノで
最も 必要なモノは と問われゝば
即答
それは
「光」でしょう と踊りだしたい

よちよち歩きでも
光の喝采を浴び

光のなかで 踊っている、


         R3.5.24

 


付記
この後、左足完治せぬまま
右足が痛くなり
(よちよち)が(よろよろ)生活となる。
6月17日、両足、ほぼ完治。