SaltyDog

               by kaji

宮城 観光支援の旅(2/5)

2011-07-12 | 旅と観光
瑞巌寺から海に向けてまっすぐに伸びた参道を歩くと、数件のお店が建ち並ぶ。
ただこのあたりはやはり津波の影響を少なからず受けていて、改装している
店やら、閉店したままの店などさまざまであった。 松島は、数々の島が
テトラポットの役割をしてくれたおかげで、比較的被害は少ないと聞いていた。
なるほど、根こそぎ持って行かれたほどの被害はたしかに見受けられない。
海に面している場所であるのに、奇跡的としか言いようがない。



海まで出てみると、そこは日本三景のひとつに数えられる「松島」である。
遊覧船があった。 計画には入れてなかったのだが、無性に海に出たい気が
したので、乗船することにした。時間的にも丁度よかった。(1400円/50分)


<松島 遊覧船>

ずっと後部デッキに居たので、船内にながれるガイドアナウンスは聞くことが
できなかったが、久しぶりの潮風を受け、満足度が高まる。



カモメの群れが、ずっと追ってくる。 追ってくるというか伴走している。
まるで模型のようにすぐ目の前を飛ぶカモメ。 エサをくれとばかり、翼で
肩をたたかれることも。 知っている人はみな、カッパえびせんを持っていて、
エサやりを楽しんでいた。 聞くところによると、20年前からその様子は
変わっていないとか。





50分間の遊覧を終え、すっかり気分を良くした私は、腹が減った。
しかし、この先の予定の時間が迫っていた。 食事をするとその時間に間に
合うか合わないか、ギリギリのところ。おそらく間に合わない可能性の方が
大きい。 さてどうしよう。 悩んだ末、時間を遅らせて、食事をすることにした。

「利休」 という店。 仙台の利休と同じチェーンだと思う。 早速牛タン
定食をいただく。



つづく

宮城 観光支援の旅(1/5)

2011-07-12 | 旅と観光
東京駅を朝6時4分発である。5時過ぎに高円寺を出ないと間に合わない。
そうなると、準備もあるので、4時には起きなくてはならない計算。
念のため目覚ましをかけて寝たが、いつも通り目覚ましより先に目が覚めた。

このところ時間ぎりぎりとなるケースが増えていたが、この日は余裕であった。
風呂に入り、荷物をまとめ、計画よりも10分早めに家を出る。

東京駅で朝飯となるサンドイッチ&コーヒーを買い込み、やまびこ271号に
乗り込む。前回乗った東北新幹線と異なり、2列&3列の車両。アナウンスに
よれば、指定席は満席とのこと。 JR東日本パスの利用期間にあわせて、
増便ダイヤで運行しているらしいが、それでも満席とはさすがフリーパスの効果かと。

それにしても、やはり新幹線は快適である。いつもの高速バスや、各駅停車とは
雲泥の差だ。席まで缶ビールや缶チューハイを運んできてくれるのがまたよい。

ところどころ居眠りをしつつ、8時過ぎに仙台に到着。
仙石線に乗り換え、松島海岸へ向かう。 最初の目当ては「国宝 瑞巌寺」
あらかじめ場所は調べていたし、iPhoneもあったので道に迷うことなく、10分
程度で到着。


<瑞巌寺>

ただ、残念なことに、保存修理中とのことで、半分ほどがシートで覆われて
いた。 その代わりなのか、これまで数百年もの間一般公開されることの
なかった伊達正宗公のご位牌を拝むことがかなった。(撮影禁止とのことで、
写真はない) 地震の影響も受けていたが、その被害は奇跡的にも限定的で
あった様子。 ただ拝観料700円はちょっと高いかなと。


<修復工事中>

つづく