SaltyDog

               by kaji

弘前・下北の旅(6/10)

2012-05-10 | 旅と観光
宿泊を伴う旅の朝は、たいてい早朝に起き、周辺を散策するのだが、
外は雨。 しかもあまり面白そうな場所もない。 なので外出をせずに
本などを読んでいた。 すると、「下北」という駅は本州最北端の駅
であると書かれていた。 終着駅の大湊ではなく、下北駅の方が北側
にあるのだとわかった。 朝飯の時間までにはまだ少しあるし、駅まで
はすぐなので、下北駅の写真を撮りに外出。


<下北駅>

戻ると、朝食の時間が始まっていた。 バイキング形式で、お盆と
皿が用意されていた。 食べ物が並んだテーブルの前に立ち、まず
目にとまったものは「焼きそば」。 朝からバイキングで焼きそば?
昨日、披露宴かなにかやっていたので、その残りか? などと思い
ながらも、焼きそば好きとしては、食さずにはいられない。おかわりも
した。


<朝食>

朝風呂に入り、8時チェックアウト。 レンタカーの店舗もこのホテルの
向かいにあるので、かなり便利である。 手続きを済ませ、とりあえず、
大湊線の終着駅である「大湊駅」を目指す。 特段鉄道ファンではないが、
一応ポイントは押さえておく。


<大湊駅>

続いての目的地は「恐山菩提寺」。 五木寛之さんは、「まさに別世界」
と称するこの寺は、いったいどんなところだろうと、興味津々である。

山道に入ると、周辺の山林にはまだ雪が積もっている。そして徐々に
淋しい道になり、すれ違うクルマもほとんどない。
しばらく走っていると下りになり、一山越えたことがわかる。そして
視界がひらけたそのとき、沼のような湖のような風景が目に飛び込んで
きたのと同時に、異様な臭いが車内に漂った。 温泉町出身の私には、
それが「硫黄」の臭いであることがすぐにわかった。(おそらく誰にでも
わかるとは思うが) 恐山は、温泉地に作られたお寺であることが
わかった。


<硫黄の臭いがしたあたり>

つづく

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