予報がずれて強い台風7号は、7月3日今日夜遅くに山口県へ最接近するようです。そのため宇部では朝から大雨、雷、強風、波浪警報が出て、市内小中学校はもちろんのこと高校までが早々と休校になっていました。
夕方ちょっと外に出ると雨は小降りになっていましたが、風が強く、皇帝ダリアが高くはなっていないのでまだ大丈夫かと思っていましたが、下の写真のようにもう2,3本倒れていました。
それはそうと、昨日は夕方から8時前まで停電で…これは早くも台風の影響かしらと思ったんですが、みるとわが家だけの停電。慌てましたよ。業者にいくら電話しても繋がらず、おまけに懐中電灯は電池が切れそうだし…と、主人は急いでスーパーに買いに行きました。私は蝋燭を着けて、調べてくれるという電気が専門の知人を待っていました。こういう時のオール電化は本当にお手上げですよね。携帯があってほんとうに良かった!
主人が帰ってくるより先に知人が来てくれましたのでホッとしました。今までにもテンパールが落ちることはよくありましたが、全部が停電というのは、台風などの電力会社の停電ぐらいでしたから。このまま朝まで過ごさなくてはいけないかもと考えただけで不安でした。おまけに台風でしょう、そうそう業者も来てはくれませんしね。
以前私が初心の頃に詠み、第1句集に収めた次の句を思い出してしまいました。
蠟燭に顔突き合はす野分中
ほんとに良かったです。電気が着いたときは感謝!感謝です!
そういうわけで、昨夜はブログ書いたら疲れてしまい、サッカーは見ずに寝てしまいました。今朝ニュースで見てみると、2-3で惜敗と。後半に2-0となった時はもう勝ったと思ったでしょうね。その後2-1,2-2と追い詰められながら…最後のロスタイム4分の終盤で逆転と…。もし起きて見ていたらきっと悔しくて、私は眠れなかったことでしょう。でもみんないい試合だったと…選手も力を出し切ったと言っていましたから、先日のようなモヤモヤ感は残らなかったでしょう。ヨカッタ、ヨカッタ!みなお疲れ様です。
ところで、昨日の7月2日を「一年のヘソ」とY新聞にありましたので書いたのですが、昔から「6月30日」をそう言うと…。要するにどっちにしても「一年のヘソ」とは、一年のちょうど真ん中、半季の終わりに当たるということですね。
また、この「台風」というのは秋の季語で、昔は「野分」(のわき)と言っていました。ところが発生するのが年々早くなって、今では秋だけではなくなってしまいました。こんな時〝夏の台風〟とは詠みづらいですよね。だったら夏の季語と認定するかというと、毎年10月頃まで台風は来ますので秋の方がメインとも。どっちも間違いではありませんので、指導するときいつも困ってしまう季語の一つなんです。歳時記をとるか、現実をとるか…。私はもうそんなことに拘らずに「台風」「野分」のイメージが生かされて詠めていればいいのではないかと、そう思うようになりました。そんな季語もあるかと…。
野分中つかみて墓を洗ひをり 石田波郷
先んじて風はらむ草颱風圏 遠藤若狭男
このように地球温暖化のせいで変化するという季語はこれからはますます増えていくのではないでしょうか?今後の季語の扱い方の大きな課題の一つになるような気がしますね。
写真は、先日の〝茅の輪〟潜りに行った中津瀬神社に奉納されていた硯の「赤間石」です。そこにノラ(?)猫が雨宿りをしていました。