ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝蘇民将来〟

2018年07月05日 | 俳句

 昨日と打って変わって、今日は雨が一日中…まさに梅雨のまっただ中という感じでした。というより山口県では朝から大雨洪水注意報がテロップで何度も流されていました。宇部には出ていませんでしたが、下松などは1時間に86ミリの雨という観測史上最大を記録して、床上や床下浸水の様子がニュースで流れました。

 最近は日本のどこということなしにあちらこちらで〝ゲリラ豪雨〟が暴れているようで、ホントに困ったものです。

 昔から怖がられるものに「地震・雷・火事・親父」ということわざがありますが、今ではもう〝親父〟は完全に廃れてしまいましたよね。あとのものは天災なので仕方がありませんので、親父の代わりに「台風」や「ゲリラ豪雨」などに変えたらどうでしょうか。とにかく人間の力でどうすることも出来ないのが天災ですもの。神仏に心から祈りましょう。

 ところで、先日6月30日、〝夏越大祓〟で「茅の輪」を潜ってきましたが、その潜り方が書いてありましたので写真を載せましたね。その時〝蘇民将来〟を唱えて潜ると穢れが祓われて無病息災に過ごせるということでしたが、その由来が詳しく書いてある新聞を見つけましたので皆さんにも紹介しますね。

 北の国の武塔神が旅に出たところ、日が暮れてしまい、蘇民将来と巨旦将来の兄弟に宿を頼んだ。金持ちの弟の巨旦は断り、貧乏な兄の蘇民は粟飯で歓待した。年を経て武塔神は巨旦の一族を皆殺しにする。武塔神は告げた。「われはスサノオの神である。疫病がはやるとき、蘇民将来の子孫を名乗り、茅の輪を腰につけたものは免れるであろう」武塔神は疫病神だが、同時に疫病から人を守る神でもある。茅の輪や、蘇民将来の子孫と書かれた札を身に着ける風習が生まれた。長岡京の跡から、「蘇民将来之子孫」と書かれた札が出土しており、8世紀には信仰があったことがわかる。この茅の輪から、茅の輪くぐりの風習が生まれたとされる。

 写真は、去年茅の輪潜りの神事に参加したときにいただいたものです。今年のはいただきませんでしたので、ありません。

 

 

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