山口の最高気温は、昨日35度、今日は36度と全く下がる気配がありません。今居間のエアコンが毀れて使えませんし、だから家にいても暑すぎて仕事になりません。それで、昨日は午後からフラダンス、終ると今度はリハビリへ。その間はクーラーが効いていますので、涼し~い!
今日はダブル句会の日です。先日に懲りて今回は早めに準備していましたが、最後のところが残っていましたので、クーラーのある他の部屋で仕上げました。いろんなものを取りに行ったり来たりして、…やっぱりいつもの部屋でないと不便ですよ。
昼の句会の兼題は「薔薇」、夜のは「雲の峰」でした。昼の部は本当に初心者ばかりなので、思いがけないような句が飛び出して、面白いです。今回の最高点〈飛び立つ機見送る人の胸に薔薇〉についても、いろいろな問答が…
「誰が誰を見送るの?」「作者じゃあないわね~」「胸に薔薇がミソね~。これは女性が男性を見送っているんでしょうね。」「どんな関係かしら?親子じゃおかしいし、結婚式なら胸に薔薇はお父さんかも…」ついに「これはただならぬ関係の二人かも…相手は東京の人で…」などなどと、賑やかなことでした。作者は「空港で見かけた景で…送迎デッキに身を乗りだすようにして見送っているのが何とも切ない…」「若い人でした?」「いいえ…」これで小説が書けますね。
「俳句」6月号の付録の、宮部みゆきさんの「ぼんぼん彩句」で、俳句三句に短編小説が掲載されていましたが、読まれましたか?面白かったですよ。たった五・七・五の17文字で物語が展開していく…これが俳句の力だと思います。何も連想が働かない句はそれで終りですから、「ああ、そうですか」という句になって面白くないですからね。
もう一句面白い句がありました。〈若ければ優美に妻へ薔薇の花〉もちろん男性の句です。
この句には女性陣全員からの反論がありました。「若ければ」でなくても、いくつになっても女性は花をもらいたいわ~と。すると作者曰く「日本の男は女性に花を贈るなんて…恥ずかしくって。気持ちはあるんですけどね~格好悪くて!」女性みんな「そんなことな~い!白髪の紳士が深紅の薔薇の花束を女性に差し上げるなんて…ステキ!」と。作者はもう80歳を過ぎて…でもとてもお元気で、みんなを楽しませてくれる方です。そこで、〈いつまでも心は妻へ薔薇の花〉と直し、是非この句を薔薇の花の代わりに奥さんへあげて下さいねと。みんなそれで納得!
夕べは疲れて帰ってきて、金曜日も忙しくてブログ書いていませんので頑張ったんですけど…。途中でダウン。それを今やっと仕上げました。だからこれは昨日の分です。今日の分はまた、夜でも書きましょう。書くことはいろいろあるんですが…ね。
写真は「藪茗荷」で、季語になっていませんが、ツユクサ科の多年草。山野に自生し高さ約50センチ、長楕円形の葉は茗荷に似ていて、夏白色の小花を開き、球形・藍色の果実を結びます。わが家の藪の中に一本だけありました。鳥が実を食べてそれを糞で落していったのかも。