昨日は7月の第三月曜日、〝海の日〟で祝日でした。こちらはいい天気で気温も30度近くまで上がったようですが、東京の方は去年と比べるとぐっと低くて22 ,3 度とか、テレビに海水浴場のガラ~ンとしている映像が流れていましたが…なんとも寒そう!
毎日昨年のブログが送られてきますのでそれを見ると、西日本では7月9日に梅雨が明けたと、その後は毎日30度以上で、時には35度にもなるという猛暑が続いていたようです。今年はこれからどうなるんでしょう。この異常さは日本全国どこでもなんでしょうか?この調子だと農作物が、特に葉物野菜類が品薄になって高値になるかも。冷夏だとお米も不作になってしまいますよ。どうしましょ!
ところで、〝海の日〟は以前は「海の記念日」といって、明治天皇が東北巡幸の帰途、当時の優秀船明治丸に乗って横浜に帰られた日を記念して、昭和16年(1941)に制定されたもので、その記念日の7月20日に国民行事が行われていました。それが平成8年(1996)から国民の祝日として「海の日」となり、平成15年(2003)からは7月の第三月曜日になったんです。
海の日の国旗疎(まば)らに漁夫の町 千田一路
日の丸を捨てず使はず海の日よ 於久喜代子
我が家で国旗なんていつ立てたかしら?結婚して国旗を買い、確かに何度かは立てたと思うのですが…。引越しをするとき整理して納戸の奥から国旗が出て来ました。やはり捨てられずにまたこの家に持ってきましたが…まさにこの句の通り〈捨てず使わず〉ですね。それでも昔は(20年ぐらい前?)田舎の方へ行くと国旗の揚っている家がちらほらありましたが、最近ではもう全く見かけません。せいぜい市役所や学校などの公共施設ぐらいでしょうか。
前句の千田一路氏は、句誌「風港」を主宰する石川県珠洲市在住の俳人。昭和4年(1929)生れですから今90歳ぐらいの方です。昭和29年(1954)に俳句結社「風」に入会し、沢木欣一氏に師事。第31回角川俳句賞、平成10年(1998)石川県文化功労賞を受賞されました。
この句がいつ頃詠まれたのかは分かりませんが、何処か北陸の漁村でしょうか。こういう町には昔気質の漁師さんもおられたでしょうから律儀に国旗を立てている家があったんですね。でも、それも時代の流れでちらほらとしか揚っていない…なんとも淋しい限りだなあと…。
昨日は着付教室のある呉服屋さんのファミリーセールということで、娘と行って、目の保養をしてきました。今日は昨日が休みでしたので整形のリハビリへ。結構暑かったのですが、それでも28度ぐらい…30度を超えることはありません。この二日間はしっかりと洗濯物も乾きましたし、まずまずですが、明日はどうでしょうか。実は明日は秋吉台へ吟行に行くんですよ。だから心配で…。予報では午前は晴れるが昼過ぎからは曇り、地域によっては雨や雷雨の所もと。まあ、気にせずに行きましょう。俳句は何でもOKなんですから。
写真は、〝牡丹臭木〟(ぼたんくさぎ)です。いつもはあちらこちらに咲いて困るぐらいですのに、今年は不思議なことに全く花がありません。臭いのでないのは嬉しいのですが、でもどうなっているんでしょうか。甘茶も今年は花が一つも咲きませんでしたもの…。