今日気象庁が、山口県を含む九州北部地方の梅雨明けを発表しました。昨年より15日、平年より5日遅いそうです。しかし、梅雨入りが6月26日で、平年より21日遅かったため、梅雨の期間は1ヶ月もなかったんですと。
というわけで、今日も最高気温は30度。午後からは健康体操、その後整形のリハビリへ行きました。昨日よりは少し湿度が低くなったのか、それほど不快感はありませんでした。洗濯物もこれで解消と…少々暑いぐらいはガマンです。
昨日の兼題「夏休み」で出た句、ちょっと紹介はできないのですが、〝じいじ〟という語が用いられていました。夏休みに孫が帰ってきて、〝じいじ〟と遊ぶ場面でしたので、私が、〝爺ではいけないの?〟というと、〝先生、「じいじ」は広辞苑にも載っているんですよ〟と言われました。
へエッ、ホント?と言って調べてみますと、〝(ジジの長音化)祖父を親しんで呼ぶ幼児語〟と。すると誰かが、〝いの入る場所が変ると、とんでもないことになりますよね~〟と言う。確かに〝じじい〟となると、広辞苑にも〝「じじ」をののしっていう語〟とありますもの。もちろん〝ばあば〟と〝ばばあ〟も同じです。
Sさんが、〝小さいときはばあばと呼んで可愛かったのに、中学生になるとばばあといって逃げる…ホントに悔しいんですよ〟というので、みんなで大笑い。同じ言葉なのにちょっとした言い方で変りますね。
発音の仕方でも…例えば〝ハイ〟という語でも、〝ハ~イ〟と高い声で言うときと低い声で〝ハイ〟と言うのは全くニュアンスが違いますものね。〝はし〟でも語尾を上げるか下げるかとか…まあ日本語には音は同じでもアクセントで意味が違うものがたくさんあります。だから日本語は気を付けて使わないととんでもない誤解を招くことがあるんですよ。だったら17音しかない俳句にどんな言葉を用いるかで句の雰囲気がガラッと変わるというのは頷けるでしょう。
今回の中の初心者の句に〈夏休み郷の土産は孫の顔〉や〈夏休み黒白顔の登校日〉というのがありました。
前句には〝郷から孫を連れてきたの?〟、後句には〝白と黒の斑な顔になっていたの?〟と、ちょっと意地悪な質問をしましたら、作者がビックリして…。そうなんです。前句は〈…郷への土産は…〉、後句は〈…黒と白の顔…〉と言うべきところを、中七に合せるためにこうしたんでしょう。初心者には良くあることなんです。
だって俳句は中七と下五の字余りは極力避けること(時には絶対ダメという場合も…)と、初心者には指導しますもの。だからこういうことが起こるんですけどね。ゴメンナサイ!
写真は、〝風船葛〟(ふうせんかずら)で、ムクロジ科の多年草。これ秋の季語なんですよ。でも、もうしっかり風船ができて風に揺れていました。