ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

暑い日の葬儀でした!

2019年07月30日 | 俳句

 今日は朝からカンカン照りの、暑い日でした。山口の最高気温は35度と、今年一番の暑さ。でも、宇部は30度でまだ我慢できます。

 実は私が30年以上も勤めていましたU学園の元理事長が、27日に亡くなられて、その葬儀が今日の12時からありましたので、参列しました。享年89才。学校葬と会社葬の合同でということでしたので、もちろん斎場は一杯。車も停めるところがないくらいでした。懐かしい方々の顔も見かけましたが、人が多すぎて話す余裕もなく出棺になりました。後はもうそれぞれで解散ですし、暑かったのですぐに帰宅しました。

 できれば懐かしい人たちと思い出話でもしたかったんですが…やはりこういう場では気が引けます。挨拶と簡単な近況ぐらいで…先輩の女先生たちには会いましたので、今度いつかゆっくり同窓会、いや同僚会でもしましょうよと言って分れました。だって私の新婚時代から子育て奮闘時代、後半の闘病生活とみな一緒に過ごして知っていますから、話し出したら尽きることがなさそうですもの。〝いつか〟に期待して待ちましょう。

 しかし、葬儀は、こういう盛大な儀礼的なものより、こじんまりとして故人を偲びつつ話が出来るようなものがいいですね。現役の役職であったりすると、そうも行かないのかも知れませんが…。だから今では家族葬が多くなったんでしょう。そろそろ自分の終活も考えておかないとと思ってしまいました。まだまだと思っていても、そんなに遠いことではありませんもの。エヘッ

 そういえば最近は殆ど「清めの塩」を渡されたことがないですね。以前は必ず会葬御礼に付いていましたから、家に戻るとその塩を振りかけてから家の中に入っていました。そのうちこの塩を入れず、会葬御礼にその理由を書いてあるものが増えましたが、最近ではそれも無くなったようです。この風習は意外と早くなくなりそうですね。今日久し振りに葬儀に参列して何とも思わずに帰ってきましたが、ブログを書いているうちに思い出して、〝アレッ、塩は今頃どうなったんだろう〟と、気がついたんです。要するに〝死〟は穢れとして忌み嫌うものではなくなったということでしょうか。これは宗教や宗派によって違うのかも知れませんが…。

 ところで、今日7月30日が忌日の文人は、歌人・小説家の伊藤左千夫、小説家の幸田露伴、小説家の谷崎潤一郎の三人でした。

  左千夫忌の近しと茂吉生家訪ふ        加藤三七子

  片減りの墨の歳月露伴の忌          成瀬櫻桃子

  老いてこそ姉妹美し谷崎忌          三木敬子

 今日の写真は、〝時計草〟、夏の季語です。最初のには蕾がたくさん…そして、花…最後のは実です。

 

  

 

コメント (2)
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