ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

秋吉台へ吟行で~す!

2019年07月18日 | 俳句

 今日は昨夜から降っている雨が朝も…先程はゴロゴロッと雷も鳴っていました。週末まで曇りと雨のようで…最高気温も27度~28度。

 昨日は朝9時から仲間と秋吉台(あきよしだい)へ吟行。午前中は晴れていましたので、やはり暑かった!長者が森の周辺を散策して、秋芳洞(しゅうほうどう)の入口までの行程です。まあ、平日ですので人が少ないとは思いましたが、これほどまでとは…。特に、秋芳洞入口までの商店街(?)の至る所が閉店していて、その寂れ方がひととおりではない!ビックリでした。だって2年前に来たときはここまでヒドくはなかったと思うのですが…。

 先日も書きましたが、世界遺産の話、また出ましたよ。富岡製糸工場に行った人が余りにもガラ~ンとしていて、一時の賑わいがウソのようだったと。ここ秋吉台は世界遺産ではありませんが、特別天然記念物に指定された日本最大のカルスト台地であり、山口県の観光資源のドル箱ですのに。

 でも秋吉台はいつもと変わりなく、今は夏ですので緑がいっぱい、その高原の中にあちらこちらと石灰岩が点在して…。この雄大な大自然の景色は季節を問わず本当に素晴らしいです。これはやっぱり来てみなくっちゃ!…分からないでしょうがね。

 駐車場に着き、歩き始めようとすると早速珍しい野ウサギに出合いました。車の音でビックリして逃げていきましたが、あれがまさに〝脱兎の如し〟なんやねえ~と、みな感心。カルスト台の散策路をしばらく歩いて長者が森へ。この森は、 壇ノ浦の合戦に敗れた平家の落ち武者がここに居館を構えたという伝説があり、その跡地に残る不思議な森なんです。

 

 最初、Nさんが鬱蒼と繁った森の中から〝ヘンな声が…〟というので、みんなおっかなびっくり…でも〝みんなで入ればコワクナイ!〟と森の中へ。 森の中に入るとヒンヤリとして辺りは薄暗く、石が積まれた丘に祠(ほこら)が祀られていて、ちょっと神秘的な雰囲気。すると今日はやたらと夏鶯が啼いて、まるで森の主のようにここから離れません。私たちを警戒しているんでしょうか?

 さて、ここでの季語の蒐集は、夏アザミ、サイヨウシャジン、ネムの花、犬枇杷…花が意外と少ない…揚羽蝶、おはぐろ蜻蛉、糸蜻蛉、空蟬、梅雨茸、鳥では夏鶯に時鳥、雪加、夏雲雀、頬白もいましたが、これは春の季語。ああ、森の木に下がって〝蛇の衣〟もありましたよ。他にもいろいろありましたが、今回は初心者がいましたので、お互いに名前を教え合ったりして、次は秋芳洞へ。

 写真は、秋吉台と長者が森、これは撮り忘れましたのでお借りしました。夏薊の下は赤つめ草で春の季語なんですが、可愛かったので…。最後のはホオジロ、これも小さくて分からないでしょ?春の季語です。飛蝗などもいて、もう春も夏も秋もみんな一緒のよう…。 

 最後の秋芳洞、もちろん洞には何度も入っていますし、入場料も高い(1200円)ので、パスしました。入口だけの雰囲気を満喫し、時間も来ましたので、昼食と句会場の秋吉台国際芸術村のレストラン〝ラルゴ〟へ。

 ここには何度か来ていますが、本当にもったいな~い!と叫びたいです。いつ来てもガラガラ…施設も料理も言うことはないんですが、立地的なものでしょうか。そもそもここは、国内外の芸術家の新たな表現・創作活動を支援する拠点として山口県と秋芳町により整備された施設で、建築家磯崎新の設計によって建築されたものです。環境はバッチリなんですけどね~。知りたい方はネットでどうぞ。

 昼食後、そのままここで当日吟行3句の句会をさせて貰いました。3時過ぎに終って宇部へ戻り、事後投句5句を指示して4時半に解散。

 他にも写真がありますが、今回はこれまで。オシマイ!

 

コメント (2)
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