ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝ありがとう〟という言葉

2019年07月19日 | 俳句

 夕方俳句教室を終えて帰って来ると、雨に混じって少し強い風が…やはり台風5号の影響でしょうか。この2日間はしっかり降ってくれていますので、部屋中が湿っぽくていけません。だから洗濯物が…イヤダ~!

 それにしても昨日の京都アニメーションの放火事件、テレビに映し出される黒煙と炎…最初は死者1名と言っていたのに…もう刻々と変る報道に言いようがありませんでした。〝誰が?〟〝なぜ?〟こんなヒドいことを…でも、どんな理由があろうとも絶対許されることではありません。亡くなられた33名の方(後に34名に)、それに負傷の35名の方々、本人はもとよりご家族の方々へも、この今の気持ちを表現し得る言葉を私は持っていません。書くのさえおぞましい気がしますので、やめます…ただご冥福を祈るのみです。合掌。

 こんなことがあると、何を書いても不謹慎のようで…ゴメンナサイ!でも、書きます…

 今日行く教室は、いつもみなさんの気配りが嬉しくて心があたたか~くなるんですよ。前回はカラフルなおしぼりにカワイイ紙コップ(下の写真。カワイイでしょ。だから一つ貰ってきたの)、それも色や柄違いで〝先生のお好きなものをどうぞ…〟と。お茶はいつも用意して貰っているんですが、今回は温くならないように保冷剤で冷してあったりして、おまけに机にはお土産が置いてありました。先日の夏越大祓(なごしおおはらえ)の茅の輪(ちのわ)に行かれた方が貰って来て下さったお守りと人形(ひとがた)。これはきっと御利益があることでしょう。本当にありがとうございます。感謝、感謝です!

 ところで、この〝感謝〟という言葉、「感」は〝人の心が大きな刺激で動く〟という意味で、「謝」は〝言葉を放つ〟という意味です。それで、大きな刺激を受けて動いた心から放たれた言葉、それが〝ありがとう〟という感謝の言葉になったんです。それではこの〝ありがとう〟はどこからきたのかというと、形容詞「有り難し」の連用形「有り難く」のウ音便なんです。ではもともとの「有り難し」の意味はというと、①めったにない。珍しい②りっぱだ。すぐれている③暮らしにくい④困難だ⑤尊い。もったいない…と。この①と⑤の意味から、感謝の意に用いられるようになったのですが、それは江戸時代の元禄以後なんだそうです。〝この世にありえないような…自分にはもったいないほどの…〟何かを我が身に受けて発する言葉が〝ありがとう〟なんですよ。だから〝ありがとう〟と言える人はいつも謙虚な心を持っている人。ひいては相手を〝尊ぶ〟心を持っている人でもあるんです。だったら人間は感謝の心さえ持っていれば、このようなムゴイ事件は絶対に起こりえないと思うんですが、みなさん、どう思われますか。

 ほら、見て下さい。〝ありがとう〟という言葉は、「美しい日本語ベスト10」(NHKアンケート結果)の第1位ですし、「21世紀に残したい言葉ランキング」や「子供が大人から言われて嬉しい言葉ランキング」でも1位なんですよ。だったら、みんなでこれからはせっせと〝ありがとう〟と言いましょうよ。そうすれがきっと争いや残酷な事件なども少しは減るでしょう。〝ありがとう〟と言われて嫌な気になる人はそうそういないでしょうからね。

 またまた句会のことは後回しにして、他のことを書いてしまいました。ゴメンナサイ!でも明日も句会ですので、それではまた…ね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする