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上古天真論篇 第一 第十節 養生 至人

2009-12-15 12:11:26 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

上古天真論篇 第一 第十節(鍼灸医学大系) 至人

第十節
 中古之時、有至人者。淳徳全道。和於陰陽、調於四時。去世離俗、積精全神。游行天地之間、視聽八()之外。此蓋益其壽命而強者也。亦歸於眞人。

読み

中古の時、至人という者あり。淳徳(じゅんとく)、全道なり。陰陽に和し四時に調す。世を去り、俗を離れ、精を積み神を全くす。天地の間を游行し、八達の外を視聽す。此れ、蓋し、その壽命を益()して強くする者なり。亦眞人に歸()す。

 

東洋学術出版社上古天真論

 中古之時、有至人者。淳徳全道、和於陰陽、調於四時、去世離俗、積精全神、游行天地之間、視聴八達之外。此蓋益其壽命而強者也。亦歸於眞人。

読み

中古の時、至人なる者あり。淳徳にして道に全く、陰陽に和し、四時に調え、世を去り俗を離れ、精を積み神に全く、天地の間に游行し、八達の外を視聴す。此れ蓋しその寿命を益して強き者なり。亦た真人に帰す。

 

至人=純朴な徳をそなえて天地自然の道を知る人

淳=きじのまま

徳=修養によって身についた善行・道義など、人間のよい行ないのもととなるもの。

八達=八方に道が通ずる。

(長澤規矩也編著 明解漢和辞典)

 

中古の時には、至人と称される純朴な徳をそなえて天地自然の道を知る人がいて、高遠で深い徳を具え、よく整理された養生法をわきまえていた。

陰陽の変化と四季の気候の変化に適応し、身体を保養して、世俗の正しくない生活から遠ざかり。

精気を集め神気を合わせ、宇宙の間に悠然と行き、その視覚、聴覚は八方の外まで開け通じていた。

このようであれば、寿命を延ばすことができ、身体を強健にすることができる。この種の人も真人の部類に属する。(東洋学術出版社素問、鍼灸医学大系参考)

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