おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
柴崎保三著鍼灸医学大系黄帝内経素問 四氣調神大論篇 第二
第三節
秋三月此謂容平。天氣以急、地氣以明。早臥早起、與雞倶興。使志安寧、以緩秋刑。収斂神氣、使秋氣平。無外其志、使肺氣清。此秋氣之應、養収之道也。逆之則傷肺、冬爲飧泄。奉藏者少。
秋三月これを容平という。
天氣以て急にして地氣以て明なり。
早(ソウ)に臥(ガ)し早に起き雞と倶に興(お)く。
志をして安寧(アンネイ)ならしめ以て秋刑を緩にす。
神氣を収斂(シュウレン)して秋氣を平ならしむ。
その志を外にすることなく、肺氣をして清ならしむ。
これ秋氣の應、収を養うの道なり。
之に逆うときは則ち肺を傷りて冬飧泄を爲す。
藏を奉くる者少し。
東洋学術出版社黄帝内経素問 四気調神大論篇 第二
秋三月、此謂容平。天気以急、地気以明。早臥早起、与雞倶興。使志安寧、以緩秋刑。収斂神気、使秋気平。無外其志、使肺気清。此秋気之応、養収之道也。逆之則傷肺、冬為飧泄、奉藏者少。
秋三月、此れを容平と謂う。
天気は急を以てし、地氣は明を以てす。
早く臥し早く起き、雞と倶に興(お)く。
志をして安寧ならしめ、以て秋刑を緩やかにす。
神気を収斂し、秋気をして平ならしめ、其の志を外にすることなく、肺気をして清ならしむ。
此れ秋気の応、収養の道なり。
これに逆えば則ち肺を傷り、冬に飧(そん)泄となり、藏に奉ずる者少なし。
容平=秋の三ヶ月
平=豊年、おだやか(明解漢和辞典)
急=せまったこと
明=はっきりしている
雞=鷄の旧字、けい・にわとり
興=おきる、はじまる、寝ていたものが立ち上がる、行う
安寧=世の中が静かで、安らか
刑=のっとる、手本とする、刑罰に処する
収斂=ひきしまる、収穫
飧泄・(飧・夕へんに食・そんせつ)=下痢をする疾病の一種、不消化便の下痢
霊枢師伝篇「寒に中れば、腸鳴飧泄す。」冷たい物を飲食してあたると、おなかがゴロゴロ鳴り下痢する。
飧泄のソンは上記の原文では「列の左に食」ですが、鍼灸医学大系では夕へんに食が正しいとしています。飧が正しく、「列の左に食」は俗字(漢字ソフトに俗字無し)。
藏=収める、しまっておく、たくわえる
(明解漢和辞典・漢方用語大辞典・新東洋医学辞書ソフト)
訳
秋の三ヶ月は、万物が実を結び、収穫の季節である。
天気は秋の空で急に変化する、地気は晩秋の頃のようにはっきりしてさわやかである。
人々は早寝早起きして、鶏と同じように、夜明けとともに起き、空が暗くなると眠るというように行動した。
こころざしを安らかにさせて、人生を秋にたとえると、人間が枯れていく(深みがでてくる)ように、木々も人生の終わりのように葉を落し枯れたようになる、このように人体に対する影響を緩和させ、精神をひきしめて、秋の気をおだやかにさせる。
こころざしをいたずらに外にはたらかせないで、肺気を清浄に保持しなければならない。
これが秋に従い、収気(収斂の気)を保養する養生法である。
もし、この養生法に反すると、肺気を損傷し、冬になって消化不良の下痢を病んでしまう。
人は冬の季節に収穫物を貯蔵する時期である、秋の養生法を誤ると、冬季の気に適応する能力を減少させてしまうのである。(東洋学術出版社素問・鍼灸医学大系を参考)
一年のサイクルは春に種をまき、夏に成長させ、秋に収穫し、冬に貯蔵する。
以前、頂いた小冊子に手書きで『人生の春に良い種を選ばないと人生の秋に実り少ない』とありました。
種は何。
傷寒論・金匱要略・黄帝内経素問・論語・皇漢醫學等々・友人・良い伴侶(同じ品性の人と結ばれる)・お金でないもので精神的な人間の品性を高めてくれるなにか。
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