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四氣調神大論篇 第二 七節 訳 2-2

2009-12-31 09:12:55 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

柴崎保三著鍼灸医学大系黄帝内経素問 四氣調神大論篇 第二 2-2

第七節

 夫四時陰陽者萬物之根本也。所以聖人春夏養陽、秋冬養陰、以從其根。故與萬物沈浮於生長之門。逆其根則伐其本、壊其眞矣。故陰陽四時者萬物之終始也。死生之本也。逆之則災害生、從之則苛疾不起。是謂得道。道者聖人行之、愚者佩之。從陰陽則生、逆之則死。從之則治、逆之則亂。反順爲逆。是謂内格。

四時=春夏秋冬

陰陽=春を少陽、夏を太陽、秋を太陰、冬を少陰とする。

門=ものごとの入り口。規律。

沈浮=浮き沈み。

伐=バツ。きる。たつ。 割ってこわす。

真=生体中に充実している精気。

終始=陰陽の気の起始と終止。始めと終わり。

災害=天災

苛疾=ひどい病気。重病。

行=志す方へ進む。

愚者=ゴツゴツとした堅い石頭の持ち主で融通のきなぬ者。

佩=おびる。愚者は之を佩ぶ・馬鹿の一つおぼえ。

内格=人体内部の陰陽が交わらず、表裏が通じず、内で格拒(こばむ)すること。

(明解漢和辞典・漢方用語大字典・漢字ソフト・鍼灸医学大系)

 これは春夏秋冬の陰陽の変化は万物の生・長・収・蔵の根本であるということがいえます。

聖人はよく春と夏に於て陽を養い、秋と冬に於ては陰を養って、陰陽の根本に従うのです。

こうして聖人は万物の生・長・収・蔵の規律とよく一致するように生活している。

ところが春夏秋冬の陰陽の法則に逆らい、その養生法を誤るときは、その根本が壊れて真気は潰えてしまいます。

そこで陰陽四時の変化というものは万物生長の終始であり、生老病死の根本であります。

これに反すると災害を生じ、物事が順調に進捗しない、よくこれに従えばさしさわりや摩擦も起らず順調であります。

このように養生法を守ることが道を得るということであります。

養生法について、聖人は正しい道を行っていて、その道にかなっていますが、愚者は道に背いてしまうような結果を招きます。

 陰陽の法則に従えば生存できますが、陰陽の法則に逆らえば死を招くようになります。

これに従う時は物事は治まり、これに逆らうと乱れてしまいます。

陰陽の法則に従順に従わず反するような行動を内格といいます。(東洋学術出版社素問・鍼灸医学大系を参考)

 

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