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黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七 第二節 訳

2012-02-09 09:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七

 

第二節

 

 夫脈者血之府也。長則氣治。短則氣病。數則煩心。大則病進。上盛則氣高。下盛則氣脹。代則氣衰。細則氣少。濇則心痛。

 

渾渾革至如涌泉、病進而色弊、緜緜其去如弦絶死。

 

 

 脈は血の聚るところでございます。

 

長脈は良好な脈で気が治まる、安定する状態でございます。

 

短脈は不足を表わし、気は病むようになります。

 

数脈は熱証を表わし、心中が煩躁、煩悶して、胸が苦しく感じるようになります。

 

大脈でしかも力があれば邪熱実証を表わし、病気が進行中でございます。

 

上盛であれば、人体上部の邪気が盛んであるため、呼吸が速くなるのでございます。

 

下盛であれば、人体下部の邪が盛んであるため、腹部の脹満してくるのでございます。

 

代脈は臓気の衰弱を主り、腎臓疾患・驚恐・打撲の重症なものを表わし、気は衰えてくるのでございます。

 

細脈は気血の両虚あるいは諸虚労損を表わし、細なれば気少なしとあるように、元気は無くなるのでございます。

 

濇脈は血虚や精が損傷されているもの、また気滞、寒湿の証を表わし、心痛を病むようになるのでございます。

 

湧き出る泉のような脈象で、綿綿とした端緒のない脈は亡血失精の証候にみられ、病は進んで而も顔色は疲れた様になるのでございます。

 

脈状が、弦が細くなり切れるような状態であれば、死ぬ徴候でございます。

 

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