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黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七 第五節 語句の意味

2012-02-22 05:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七

 

第五節

原文

 夫五藏者身之強也。頭者精明之府。頭傾視深、精神將奪矣。背者胸中之府。背曲肩隨、府將壞矣。腰者腎之府。轉搖不能、腎將憊矣。膝者筋之府。屈伸不能、則僂附、筋將憊矣。骨者髓之府。不能久立、行振掉、骨將憊矣。得強則生。失強則死。

 

語句の意味

 

五臓=東洋学術出版社素問【注釈】五蔵なるものは、身の強なり――呉崑は「五蔵」よりも「五府」のほうが適当である、として注にいう、「続いて出てくる五種の府は、人の身体がこれらに頼って強健を保つものである」。

五府=五腑。胆・小腸・胃・大腸・膀胱

 

身=しん。み。からだ。じぶん。

 

強=きょう。つよい。力が大きい。かたい。からだがじょうぶ。

 

府=腑に同じ。聚まる処を府という。気海、すなわち膻中(だんちゅう)のこと。

 

五腑=五蔵の腑のこと。

<難経三十八難>「小腸は心の腑なり。大腸は肺の腑なり。胆は肝の腑なり。胃は脾の腑なり。膀胱は腎の腑なり。」

 

六腑=六腑とは胆・胃・大腸・小腸・膀胱・三焦をいう。

腑は一般に胸腹腔中にあって中空で腔のある器官で、出納、転輸、水穀を伝化する機能があり、「物を伝化して蔵せず」と規定されている。

腑と臓の配合は「互いに表裏を為す」と称し、腑は表と為し、臓は裏と為す。

すなわち胆は肝、胃は脾、大腸は肺、小腸は心、膀胱は腎、三焦は心包絡に合する。

<霊枢本蔵篇>「六府は水穀を化して津液を行らすゆえんのものなり。」

 

頭=あたま。とう。ず。身体の最上部。てっぺん。

 

傾=けい。かたむく。かたぶく。かたよる。ななめになる。衰える。なびく。

 

傾レ頭=こうべをかたむく・頭をまげる。考えこむ。思案する。

 

視=見る。

 

奪=だつ。うばう。ひったくる。うちとる。官位などを取りあげる。

 

胸中之腑=胸中には肺・肝・心があり、これ等の腑である。

背は胸中の腑なり。

 

背曲=背が曲がる。

 

肩隨=肩が従う。

肩随=肩が下垂している。東洋学術出版社素問

肩隨=肩堕であろう。鍼灸医学大系

肩堕=肩堕つ(かたおつ)。鍼灸医学大系

 

背曲がり肩堕つ=背骨が曲がって恰かも「セムシ」の如くなり肩がずりこけてダラリと力のぬけた如くなることである。

 

壞=壊。かい。やぶれる。こわれる。くずれる。やぶる。こわす。

 

搖不能

東洋学術出版社素問の読み

転揺すること能わざるは。

(腰を)回し動かせないようであれば。

 

鍼灸医学大系の読み

転揺せんとして能わず

腰をまわそうとして、まわすことのできないのは。

 

憊=はい。へい。つかれる。非常につかれる。疲憊。病気でつかれる。

 

僂=る。ろう。せむし。せむし病。かがめる。背をまげる。

 

僂附=るふ。ろうふ・僂附。僂は曲がった背中のこと、附は俯と同じ意味である。

歩行時に背と腰を彎曲させ、うつむいている体の状態をさす。

これは腎気が衰え筋脈も虚して疲労したことによってあらわれる。るふとも読む。

 

振=しん。ふる。ゆり動かす。まき散らす。元気よくたちあがる。突然なこと。

 =恐れおののくようにびくびくと振動すること。振は戦に似ているが、その勢いは比較的軽い。戦はぶるぶるとふるえ、振はただおそれおののくのみである。

 

掉=とう。ちょう。ふる→振。動かす。ふるい動かす。交換する。

 

振掉=ふるえる。膝が笑うような状態であろうか

  =ふるえがきて落ちつきがなければ。東洋学術出版社素問

  =ガクガクとして崩れて立っていられないような状態になるのは。鍼灸医学大系

漢方用語大辞典、明解漢和辞典

 

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