おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七
第四節
五藏者中之守也。中盛藏滿氣勝傷恐者聲如從室中言、是中氣之濕也。言而微、終日乃復言者、此奪氣也。衣被不斂、言語善惡不避親疏者、此神明之亂也。倉廩不藏者是門戸不要也。水泉不止者、是膀胱不藏也。得守者生、失守者死。
語句の意味1-2
中=なか。まんなか。内部。重要なポスト。
守=守る。防御する。
盛=せい。さかん。
藏=臓に同じ。五臓=肝・心・脾・肺・腎をいう。
滿=まん。みちる。いっぱいになる。みたす。
氣=体内を流れている栄養に富んだ精微物質で、たとえば水穀の気などをさす。
臓腑の活動能力で、たとえば五臓の気・六腑の気・経脈の気などをさす。
臨床上では臓腑機能の失調によっておきた病状、たとえば胃気不降、肝気犯胃などと用いる。
恐=五志・喜怒悲憂恐のひとつ。
=心中おそれおののき不安がること。五行の水に配当される五志の一つ。
<素問陰陽応象大論>「腎は志にあっては恐也。」
<素問陰陽大論>「恐るれば腎を傷り、思うは恐にまさる」。
<霊枢本神篇>「肝気虚すれば恐る」。
恐傷腎=きょうはじんをやぶる・大いに驚き恐れれば精神が損傷され、腎気が傷れ、気が下陥する。
腎は蔵精を主り、腎気が損傷されれば精気が弱まって、不安になったり、骨がもろくなり、精が泄れたり小便失禁などがあらわれる。
腎不納気=じんはのうきせず・腎気が虚して肺気を摂納できない病証。
症状は短気・気喘・動くと喘がひどく、汗が出る。呼多く吸少ないなどの吸気困難があらわれ、顔面は力なく腫れ(虚浮)る。
多くは慢性の心肺機能不全の疾患などにみられる。
腎主納気=じんはのうきをつかさどる・腎は吸気の働きと関係がある。
聲=声の旧字。せい。こえ。
室中=へやのなか。
中氣=中焦の脾胃の気と、脾胃など臓腑の飲食物に対する消化運輸、昇清降濁などの生理機能をさす。
昇清=脾の機能をさす語で、水穀の精微を心・肺に輸布して栄養を臓腑器官に配布すること。
降濁=幽門を通過して下方へ飲食物を輸送する機能を「胃の降濁」という。
濕=湿・しつ・六淫の一つ。湿は五行の土に配当され、陰邪に属し、性質は重濁で粘膩であり、よく気の活動を阻滞させ、脾の運化作用を妨げる。
言=げん・五声の一つ。言語に乱れのあるのは心経に障害があるとみられる。
=げん。いう。口に出す。いうこと。
微=わずか、かすかの意味。これより病証が顕著で比較的軽いものをさす。
終日=朝から晩まで。一日じゅう。
奪氣=脱気。虚労病で、陽気虚衰をあらわす病証。
この場合は、脾腎を温補しなければならない。
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