おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』
現代医療の誤りを正す
第1章 漢方薬はなぜ効くか
生命は「土と水と空気」から生まれた
p36新物質を許容量以上摂れば自律神経失調症となる!
漢方薬は自然物です。自然体である人間が変調を起こしたときに、自然物である生薬(しょうやく)=なまの薬で調整する。
これが漢方薬のいちばん基本になることです。人間という生物が生きている基本的条件は、生活環境であり、そのときの気候風土であり、食べている食物です。
人間はその三つの調和をとって生きています。
その調和が破れると、薬物という特殊なもので補正してきたのです。
人間は海と大地から生まれた変形物です。
その変調を自然物で補ってきました。これが長い体験を通して薬物として利用されたのです。
漢方薬の自然物の効用はいろいろで、発汗作用をするものがあれば、止汗作用をするものもあります。
鎮静する作用のものもあれば、興奮作用を起こすものもあります。
プラスとマイナスを用いればゼロになるのがふつうの人間の常識であるはずですが、自然物というのは常識では考えられない効用をもっています。
たとえば、草根木皮の王様といわれる朝鮮人参(にんじん)は、これからがんばらなくてはならないときに飲めば、興奮作用が働いて徹夜しても仕事ができる。
ところが、寝なければならないというときにこれを飲むと、こんどはその鎮静作用のほうが働いて静かに眠れるのです。
また、異物があるとき飲むと吐(は)いたり下したりする漢方薬を、なんでもないときに飲めばなんの作用も起こらないのだから不思議です。
自然物と人間の関係は微妙です。
だれでも、並んだ食物を食べるとき、きらいな食物からいただく人はあまりいません。
好きなものから食べるからこそおいしくいただけるのです。
その選択権は食べる人間にあります。
それと同じように、漢方薬という自然薬を飲む場合も、人間に選択権があり主体性があるということです。
体の状況によって自然の薬物は効きめも変わってくるのです。
ところで、現代というのは、これまでの経済成長、科学万能、大量消費で、自然界に存在しない物質、たとえばPCB(ポリ塩化ビフェニール)や合成着色料、防腐剤などの化学物質がどんどん生産されてきました。
これを漢方の世界からみると、新物質に対して人間の体が、過去の歴史になかった異常な体験を強(し)いられているのです。
自然界にある物質なら処理ができるが、新物質が体内に入ると、どうしていいのかわからないという状態が起きます。たとえば、東京都のゴミ処理場が、PCBから出るダイオキシン問題で焼却することも捨てることもできないと嘆いているのと同じ状況なのです。
新物質を許容量以上に人間が摂れば、当然のこと人間の機能に新たな障害が出ます。
体内コントロールを失った人間、つまり自律神経失調症がふえるでしょう。
漢方では、よく人間を小宇宙として考えます。地球にヘドロがたまれば、生物は死滅すると同じように、人間の体内にヘドロがたまれば人間も死滅します。
では、人間にヘドロがたまらないようにするには――。これが漢方で言う「自然の原理」なのです。
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