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黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七 第五節 訳

2012-02-23 05:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七

 

第五節

 

原文

 

 夫五藏者身之強也。頭者精明之府。頭傾視深、精神將奪矣。背者胸中之府。背曲肩隨、府將壞矣。腰者腎之府。轉搖不能、腎將憊矣。膝者筋之府。屈伸不能、則僂附、筋將憊矣。骨者髓之府。不能久立、行振掉、骨將憊矣。得強則生。失強則死。

 

 

人は五藏(五腑)の働きにより身体が丈夫になります。

頭は精明の聚るところです。

頭を傾け深く見入るように異常に見えるようであれば、精神が奪われたのであります。

背中は胸中の蔵の府となります。

背中が曲がり肩がダラリと堕ちたようになるのは、府が将に壊れようとしているのです。

腰は腎の府であります。

腰をまわそうとして、まわすことのできないのは腎がまさに病に犯され疲れてしまっているのです。

膝は筋の府であります。

屈伸できなくなり、歩行時に背と腰を彎曲させ、うつむいている体の状態になります、これは腎気が衰え筋脈も虚して疲労したことによってあらわれ、筋は将に病に犯されて疲れてしまっているのです。

(骨髓・腎の府は膀胱・耳であるが)は随の府であり、長く立っていられず、歩けば膝が笑うような状態になるのは骨が将に病に犯されて疲れてしまっているのです。

人が強を得られれば生き、強を失うようであれば死ぬのでございます。

  

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黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七 第五節 語句の意味

2012-02-22 05:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七

 

第五節

原文

 夫五藏者身之強也。頭者精明之府。頭傾視深、精神將奪矣。背者胸中之府。背曲肩隨、府將壞矣。腰者腎之府。轉搖不能、腎將憊矣。膝者筋之府。屈伸不能、則僂附、筋將憊矣。骨者髓之府。不能久立、行振掉、骨將憊矣。得強則生。失強則死。

 

語句の意味

 

五臓=東洋学術出版社素問【注釈】五蔵なるものは、身の強なり――呉崑は「五蔵」よりも「五府」のほうが適当である、として注にいう、「続いて出てくる五種の府は、人の身体がこれらに頼って強健を保つものである」。

五府=五腑。胆・小腸・胃・大腸・膀胱

 

身=しん。み。からだ。じぶん。

 

強=きょう。つよい。力が大きい。かたい。からだがじょうぶ。

 

府=腑に同じ。聚まる処を府という。気海、すなわち膻中(だんちゅう)のこと。

 

五腑=五蔵の腑のこと。

<難経三十八難>「小腸は心の腑なり。大腸は肺の腑なり。胆は肝の腑なり。胃は脾の腑なり。膀胱は腎の腑なり。」

 

六腑=六腑とは胆・胃・大腸・小腸・膀胱・三焦をいう。

腑は一般に胸腹腔中にあって中空で腔のある器官で、出納、転輸、水穀を伝化する機能があり、「物を伝化して蔵せず」と規定されている。

腑と臓の配合は「互いに表裏を為す」と称し、腑は表と為し、臓は裏と為す。

すなわち胆は肝、胃は脾、大腸は肺、小腸は心、膀胱は腎、三焦は心包絡に合する。

<霊枢本蔵篇>「六府は水穀を化して津液を行らすゆえんのものなり。」

 

頭=あたま。とう。ず。身体の最上部。てっぺん。

 

傾=けい。かたむく。かたぶく。かたよる。ななめになる。衰える。なびく。

 

傾レ頭=こうべをかたむく・頭をまげる。考えこむ。思案する。

 

視=見る。

 

奪=だつ。うばう。ひったくる。うちとる。官位などを取りあげる。

 

胸中之腑=胸中には肺・肝・心があり、これ等の腑である。

背は胸中の腑なり。

 

背曲=背が曲がる。

 

肩隨=肩が従う。

肩随=肩が下垂している。東洋学術出版社素問

肩隨=肩堕であろう。鍼灸医学大系

肩堕=肩堕つ(かたおつ)。鍼灸医学大系

 

背曲がり肩堕つ=背骨が曲がって恰かも「セムシ」の如くなり肩がずりこけてダラリと力のぬけた如くなることである。

 

壞=壊。かい。やぶれる。こわれる。くずれる。やぶる。こわす。

 

搖不能

東洋学術出版社素問の読み

転揺すること能わざるは。

(腰を)回し動かせないようであれば。

 

鍼灸医学大系の読み

転揺せんとして能わず

腰をまわそうとして、まわすことのできないのは。

 

憊=はい。へい。つかれる。非常につかれる。疲憊。病気でつかれる。

 

僂=る。ろう。せむし。せむし病。かがめる。背をまげる。

 

僂附=るふ。ろうふ・僂附。僂は曲がった背中のこと、附は俯と同じ意味である。

歩行時に背と腰を彎曲させ、うつむいている体の状態をさす。

これは腎気が衰え筋脈も虚して疲労したことによってあらわれる。るふとも読む。

 

振=しん。ふる。ゆり動かす。まき散らす。元気よくたちあがる。突然なこと。

 =恐れおののくようにびくびくと振動すること。振は戦に似ているが、その勢いは比較的軽い。戦はぶるぶるとふるえ、振はただおそれおののくのみである。

 

掉=とう。ちょう。ふる→振。動かす。ふるい動かす。交換する。

 

振掉=ふるえる。膝が笑うような状態であろうか

  =ふるえがきて落ちつきがなければ。東洋学術出版社素問

  =ガクガクとして崩れて立っていられないような状態になるのは。鍼灸医学大系

漢方用語大辞典、明解漢和辞典

 

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黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七 第五節

2012-02-21 05:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

柴崎保三著・鍼灸医学大系 ③ 黄帝内経素問

 

脈要精微論篇 第十七

 

第五節

 

原文

 夫五藏者身之強也。頭者精明之府。頭傾視深、精神將奪矣。背者胸中之府。背曲(1)隨、府將壤矣。腰者腎之府。轉搖不能、腎將憊矣。膝者筋之府。屈伸不能、則僂附、筋將憊矣。骨者髓之府。不能久立、行振掉、骨將憊矣。得強則生。失強則死。

 

府將壤矣 東洋学術出版社素問=府將壊矣

壤=じょう、にょう、つち 壞・壊=かい、え、こわす、こわれる

府將壞矣が正しい

訓読では壞(くず)れんとする、語句の解も壞、壊

 

訓読

 夫れ五藏は身の強(キョウ)なり。頭は精神の府なり。頭傾け深く見るは精神將(まさ)(ダッ)せんとす。

背は胸中の府なり。背曲がり肩随うは府將に壞(くずれ)んとするなり。

腰は腎の府なり。轉搖せんとして能わざるは腎將に(つか)れんとするなり。

膝は筋の府なり。屈伸せんとして能わず、行けば則ち僂附(ロウフ)するは筋將に憊れんとするなり。

骨は髓の府なり。久しく立つこと能わず、行けば則ち(シントウ)するは骨將に憊れんとするなり。

強を得るときは則ち生き、強を失すれば則ち死す。

 

(1)肩隨 隨は墮の誤ならん。

 

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黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七 第四節 訳

2012-02-20 05:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

黄帝内経素問 脈要精微論篇 第十七

 

第四節

 五藏者中之守也。中盛藏滿氣勝傷恐者聲如從室中言、是中氣之濕也。

 

言而微、終日乃復言者、此奪氣也。衣被不斂、言語善惡不避親疏者、此神明之亂也。倉廩不藏者是門戸不要也。水泉不止者、是膀胱不藏也。得守者生、失守者死。

 

五藏・肺・肝・脾・心・腎はお腹の守りであります。五臓の機能活動が盛んになり満ちてきて、恐が腎を傷るようになると、声がへやのなかで話す様ではっきりしなくなり、是は中気が湿を受けたためであります。

 

下線部鍼灸医学大系の訳は

五臓というものは、精気を保有して身体の中をしっかりと守るものである。

腹中に気が盛んなため藏にまで充満し、所謂気が勝つために喘息変息を生じて恐に傷らるる者は、語声が重濁して恰かも室内でものをいうているのを外で聞いている如くではっきりしない。

これは中の気が湿に犯されて、つまり気中に湿気が多くて、サラリとしないためである。

 

下線部東洋学術出版社素問の訳は

人体の五臓は、体内にあっていずれもがその守るべき機能をもっています。

もし腹中が極めて旺盛となって、蔵気が脹満し、気が勝って喘するようになり、恐れやすくなって、話す声が混濁してはっきりとしないものは、中気がその正常な働きを失い、そこに湿邪がからんで病気となったものです。

 

言語がかすかで、一日中同じようなことを言うのは、生命力・抵抗力が損傷したためであります。

衣服をきちんと着こなさず、話すことも善悪が分からず、親疎の区別も意味不明であるのは、精神が乱れてしまったものであります。

脾胃が飲食物を受け入れ収容することができずすぐ出てしまうのは(完穀下痢・かんこくげり・食べたものがそのまま出てくるような臭気のない下痢)、倉廩の門戸(幽門・胃の下口。闌門・大腸と小腸の境界部位。魄門・肛門のこと。)がしまりがないためであります。

小便を尿漏れするものは、膀胱の働きが悪いため我慢が出来ないのでございます。

五臓の守りが正常に得ることができるのであれば生命が保たれ、守りを失うようであれば死に至るのでございます。

新・東洋医学辞書ソフト、漢方用語大辞典

 

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P34腹が立ったら芍薬を、生理不順になったら牡丹を飲みなさい!

2012-02-19 05:00:00 | 日記

おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です

 

薬学博士渡辺武著『漢方が救う人体危機』

 

現代医療の誤りを正す

 

第1章 漢方薬はなぜ効くか

 

生命は「土と水と空気」から生まれた

 

P34腹が立ったら芍薬を、生理不順になったら牡丹を飲みなさい!

 

 古人は美しい女性の姿を見て、「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹(ぼたん)、歩く姿は百合(ゆり)の花」と花に譬(たと)えてうまいことをいったものです。

 芍薬も牡丹もキンポウゲ科の中国原産の花。古来、日本に伝来して園芸家たちに珍重され、栽培されてきた花です。芍薬は、長い茎に大きな花弁の美しい花が重そうに見えます。

牡丹は茎が広がり、大きな幾重ものあでやかな花を咲かせます。

ともに美しい大輪の花ですが、その姿は諺(ことわざ)のように対照的なのです。

 この女性の美しさを譬えた言葉を、漢方の世界では、女性が健康的な美しさを保つ金言として、こう解釈しているのです。

 まず一節の「立てば芍薬」は「腹が立てば芍薬」と考えます。

朝、目がさめると頭が重く、いつもご主人の前で腹を立てている人、つまり俗にいわれるヒステリー症状の女性のことです。

こんな女性は、腹が立てば芍薬を飲みなさいという意味なのです。人間が腹を立てるのは、腸に水がたまったり、便秘などのために、その重さで内臓が下たってくるからです。

そのために痔()やヘルニア、それがつづくと子宮(しきゅう)後屈などの症状が起こりやすくなるのです。

 もともと人間の体は、悪い状態を正常に戻そうとする作用があります。

お腹の筋肉と、背中の筋肉がつり上がって、なんとかしてもち上げようとします。

人間が腹を立てている姿を観察しますと、腹筋と背筋がつり上がっているのです。

早くいえば、腹を立てるということは、内臓をもち上げようとする生理反応が起こっていることです。

 女性のヒステリー症は、腸にたまった水が原因である場合が多いようです。

その水分を体の外に排泄(はいせつ)する薬効をもっているのが、じつは芍薬なのです。「立てば芍薬」というのは、腹が立ったら芍薬を飲めば治る、ということをいっているのです。

 「座れば牡丹」というのは、もともとは美しい花の茎が広がった姿をいったものですが、世間では、座ったらテコでも動かない女性のことを、尻の重い女性などといいます。

そのときの女性の体の状態を説明しますと、生理不順でなにごとも億劫(おっくう)で、呼ばれてもつい立つのが面倒くさくなっているのです。

 どかっと尻に根が生えたように座り込んでいる姿は、まさに怖い「山の神」スタイルです。

体にたまった古血(ふるち)(漢方では瘀血(おけつ)という)が循環しないせいなのです。

 こうした瘀血(おけつ)のときには、排出させる効果をもっている牡丹を飲めば、古血が排出されて、すっきりとした健康美に返るのです。

だから「座れば牡丹」というのは、女性が座って尻に根が生えたら、牡丹を飲ませなさいといっているわけです。

 女性に多い便秘やヒステリー症状、生理不順を、芍薬と牡丹を飲んでとり去れば、たいていの女性が肉体的に健康な魅力ある美しさに立ち返ります。

さらに「歩く姿は百合の花」と形容しているのは、形而上(けいじじょう)の精神的状態を示しているのです。

 この芍薬、牡丹が日本に入って来たのは、いまから約千三百年前の聖武(しょうむ)天皇のころ、中国の唐(とう)から遣唐使(けんとうし)が持ち帰ったのがはじまりですが、それも花が美しいという観賞園芸用ではありません。

当時は日本の医療も薬剤もまったくない時代で、芍薬や牡丹は貴重な草根木皮(そうこんもくひ)の薬剤であったのです。

「立てば芍薬」の諺は、わが国の漢方の歴史のかなで考えてみれば、日本の美女を生んできた金言であり、芍薬や牡丹の伝来は、漢方のはじまりだったのです。

 

漢方が救う人体危機西洋医学一辺倒からの脱出

 

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