息子殿の誕生日であった。35年前、和歌山県新宮で生まれた。
新宮は妻の郷里の近くで、紀伊国屋文左衛門のみかん船の江戸への航路の起点。帰りには江戸の文化がダイレクトに持ち込まれた地です。
息子が生まれて最初に抱いた時、口をひん曲げて大きな欠伸をした画像が、
鮮明に甦る。
文化の日にもう1つ思い出すのは、麻生太郎総理大臣の時、亡き父が勲章を押しいただいたこと。その日から、親父の勲章ボケとも云える祭りが始まった。
元来、自己顕示欲強めの父であったが、自己PRに拍車がかかったのだ。
家庭では、苦虫を食いつぶしたような顔をしていたが、勲章のトピックを出すとき、極めて機嫌良し。
文化の日は誕生日を祝し、父親を偲ぶ日になっている。
自分はダメオヤジの見本のようなものだが、息子も娘もまともに社会人をしてくれて感謝!
(家族3人でタイワニーズレストランにて)