1月16日に本ブログでお伝えした1月10日の記事の続報をお伝えします。容疑者逮捕から続報がなかったので気になっていましたが、この記事を読んでも捜査が難航しているようです。ところで、イタリアの記事を読んでいて興味深いのは、捜査担当者や政府要人など、すべて個人名を明らかにしているところです。日本の場合は、すべて”関係者”と表現されてしまうでしょう。担当部署さえ明らかにされないですね。
La Stampa 2017/01/23より
Occhionero: “Avete violato la mia privacy, non collaboro”
L’ingegnere informatico Occhionero - arrestato lo scorso 10 gennaio - è accusato dalla Procura di Roma di cyberspionaggio in concorso con la sorella Francesca Maria. Oggi il primo interrogatorio
「検察には協力したくない。罪を犯しているからではない。検察の取調べによる私のプライバシー侵害がひどすぎる。これからは内務省と外務省としか話すつもりはない。」 Giuglio Occhineroは今日行われた50分ほどの捜査で語った。Occhioneroは姉のFrancesca Mariaとともに逮捕され、捜査が続いており、検察官のEugenio Albamonteから何度も厳しい取調べを受けている。これに対し、Occhioneroは捜査には一切協力はしないと言っている。検察官のRenzi, Draghi, Montiといった政府要人のPCに侵入したときのパスワードを教えろという問いに、Occhioneroは応えて、「勝手にお前らだけでやればいい。マルタでも米国でも国際協力とやらで調べればいい。俺は協力なんかしない。そんな義務もない。逮捕されてから拘置所の中で勉強させてもらったよ。俺には捜査に協力する義務なんてないことをね。」「私の家の家宅捜索は違法だ。検察の捜査令状はネット侵入の事実ではなく、それを試みようとしたというだけのものだ。
Albamonteは財務警察による英国、マルタなどの海外にある会社の捜査が完了するのを待って、国際捜査官の派遣に入る予定だ。
(原文)
http://www.lastampa.it/2017/01/23/italia/cronache/occhionero-avete-violato-la-mia-privacy-non-collaboro-OpZZL2gqparaOJQMzKLxZL/pagina.html