今日は大好きな世界遺産のうちの1つ、スペインバルセロナのサクラダファミリア大聖堂の写真をアップします。
昨日のブログでの「なぜ人が生まれ、生きるのか?」というコメントの中、「人1人の人生の限りある時間では足りないからこそ、その次の人、さらにその次の人の人生という形で、経験や知識、技術や芸術、思いや心といったものをつなぎ、深めていくのだ」というフレーズを綴りましたが、この大聖堂はアントニオ・ガウディ死後も彼の弟子達にその意志が引き継がれ、建築開始から100年以上経った現在もまだ建築途中の段階という、進化し続ける世界遺産です。
ちなみに現在の現場監督は日本人建築家の方だそうで、なんだか同じ日本人として誇らしく感じます。
そしてこの世界遺産はやっぱりまだまだ当分完成しないのだそうです。
世界を旅していると、このように数世紀にわたり、多くの人の手によってバトンをつなぐようにして完成した文化遺産が沢山あります。
写真は2006年夏に仕事でスペインを訪れた際、休日を利用して訪れた際の写真です。
2000年夏に初めてこの世界遺産を訪れ2度目の訪問だったのですが、かなりのペースで建築が進んでいたような気がします。
自分も歌うたいとして、1人の人間として、先人から受け継いだバトンを、たかが100年にも満たない短い生涯の中で、なんらかの形で次の世代につなげる役割を担えたらと強く思います。