拝啓、世界の路上から

ギター片手に世界を旅するミュージシャン&映画監督のブログ(現在の訪問国:104ヶ国)

未完のロンダニーニのピエタ(ミラノ/イタリア)

2008-01-19 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)
スフォルツァ城に立ち寄ったのは、このミケランジェロの作品を見る為でした。

ダ・ヴィンチの最後の晩餐にフラれてしまった変わりに、今回縁あってたどり着いた場所です。

「何かを失う時は何かを得る時」

そんな言葉を以前タンザニアを旅した際戴いたのですが、そうなのかもしれないと最近しみじみと感じます。

ミケランジェロが死の数日前まで製作したというこの作品は、未完にも関わらず、深い哀しみと愛に満ちた、評判にたがわぬ素晴らしい作品でした。

サンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会(ミラノ/イタリア)

2008-01-19 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)

最後の晩餐で有名なサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会です。

世界的に有名なこのレオナルド・ダ・ヴィンチの傑作を見ようと、数日前から何度も電話をしたのですが繋がらず、実はこれ以前にも何度か足を運んでいるのですが、完全予約制ということで、今回もやっぱりまた中に入れてもらえませんでした。

風が吹いていない時はどうやってもたどり着けない場所もあるのだと、そう教えられている気がします。

どうやら自分には、まだまだ縁が無い場所のようです。

回廊の先のパイプオルガン(ミラノ/イタリア)

2008-01-19 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)

回廊を進むと大好きなパイプオルガンがありました。

決して大きなオルガンではありませんが、何か特別な雰囲気を持ったオルガンです。

この後、しばらく眺めていると人々の歌声と共にオルガンの演奏が始まり、立ち止まって聞き入っていました。

人々の込められた強い祈りが天に舞い上がるように、ドゥオーモ内で鳴り響いていました。

ドゥオーモの屋上(ミラノ/イタリア)

2008-01-19 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)
ちょっとドキドキする回廊を抜け(実は高いところが苦手?)、さらに階段を登ると広い屋上に出ました。

空に向かって伸びる列搭を両脇に従えた道を歩いていると、まるで天国へと繋がる階段を歩いているようなそんな気持ちになります。

屋上へあがってみる?(ミラノ/イタリア)

2008-01-19 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)
ドゥオーモの屋上からの眺めが素晴らしいときいたので、1度上がってみようといざ階段を登って外に出ると、聖人のオブジェを乗せた列搭が並ぶ風景が目に飛び込んできました。

天に向かって垂直に伸びるこの列搭は、なんと全部で135本もあるそうです。

ミラノのドゥオーモ(イタリア)

2008-01-19 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)
ミラノの象徴ドゥオーモです。

14世紀に着工が始まり現在の形になったのは19世紀。

約500年の長い月日をかけ、人々の手から手へと思いを繋ぎ作られたゴシック建築の大傑作です。

一人ひとりの人生は短く儚いものだとしても、思いをつなげば、時を越えてこんなにも素晴らしいものができるのだと、そう教えてくれているような気がします。

2007年春ミラノで見た風景(イタリア)

2008-01-19 | 旅フォト(イタリア・サンマリノ)
今日は2007年春にイタリアのミラノに訪れた時の写真を少しアップします。

ミラノは今の仕事でも繋がりがあり、これまで何度か訪れていますが、仕事だとなかなかゆっくり街を見る機会もありません。

しかしこの時は少し時間があり、2000年の旅以来ミラノの街をゆっくり歩くことができました。

※写真:ドゥオーモの屋上からの風景