いよいよ米国でオバマ新大統領が誕生します。
彼のかかげるテーマが「Change(変革)」
日本はバブルが崩壊して以降、「グローバル化」の名の下、コスト削減と効率化といった「米国化」を、良くも悪くもずっと進めてきました。
声高には叫べないのでしょうが、実質的には「資本家至上主義社会」の代表格である米国イズムが世の中に浸透し、勝ち組&負け組と言われた二局化が進み、派遣切りが今問題になっている、資本家にとって便利な雇用形態が世の中に浸透したとたん、その日本が目指した本家米国がこのままではいけないから「変わらなきゃ」と言い出したというのは、何とも皮肉な話です。
昨年後半から米国発の不況の波が全世界を飲み込んでいます。
米国民にとってこのとんでもなく厳しい状況の中、史上初めての黒人大統領であるオバマ氏が掲げる「変革」は、これまでに無い何かをやってくれるんじゃないかという、一筋の希望の光なんだと思います。
一方日本に目を向けると、ワースト記録更新か?と言われる自民党政権の低支持率、米国化が駄目だったから、終身雇用制度に戻したいが、企業だけの力ではできないので国が何とかして欲しいなどという話が経団連等?の資本家層からも出ているひどい混迷ぶり。
欧州の労働者中心の社会は、これでもかという位のストライキを労働者が繰り返し、「家族との生活を守る為には、そんなに世の中は便利じゃなくてもいい」という価値観が浸透する程、労働者主義的な社会ではありますが、こちらも年金や保険制度等が限界を迎えており、資源が少なく、便利な生活にどっぷりつかった今の日本にそのまま持ってきても、適合できない可能性が高いのではないかと思ったりもします。
じゃあ日本はどうしたら良いのか?
「日本の良さ」は何だろうと振り返ってみると、個人的にはオリジナルをより良いものに発展させる「アレンジ力」(りょく)ではないかと思っています。
某東アジアの大国等のように、安かろう悪かろうのコピーではなく、オリジナルをさらに良いものに改良し発展させる「アレンジ力」。これこそが日本の持つ最大の強みなのではないかと。
戦後日本はアメリカの背中をずっと追いかけてきたような感がありましたが、欧州やその他の地域でも世界にはまったく別の価値観を持った人々、国々が沢山存在しています。
オリジナルモデルを生み出す力が今の日本に無いのだとしたら、お家芸とも言えるアレンジ力を駆使し、徹底的に他国と自国自身とをとことん検証して、良いとこどりプラスアルファで、ワンランク上の生活形態をも作り出せるのではないかと。
そしてそれは政治が何とかしてくれるのを待つのでなく、我々一般人(国民)が主導となって世の中を変えていかないと実現できないようなそんな気がしています。
(史実に重ねるならば、今のこの時代は黒船来航前夜といった所なのでしょうか)
残念ながら今の日本では、大統領を直接投票することはできませんから、米国民のように新大統領に希望を託すことはできません。
日本のチェンジは、我々一般の国民自らがムーブメントを起こすしかないのだろうとそう考えています。
(今の日本の政治手法も民主的ではあるのでしょうが、大統領選挙のようにストレートではない分、政治はわかりづらい、民意が届きにくいと国民が感じてしまっている気がします)
こういう時こそ国民の代表として、、、、、小浜市の皆さんに頑張ってもらいましょうかね???
(おーーーーーい、オチが賞味期限切れしてますよぉぉぉぉぉぉ<汗)
写真:海から眺めた世界経済の中心地マンハッタンの町(ニューヨーク/USA)